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三つのポイント

水漏れと嫌なニオイの発生源?ドレンパンってなに?原因と対処方法をプロが徹底解説

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『ドレンパン』という言葉を聞いたことはありませんか。

エアコンの内部パーツは、外側のカバー・フィルター・熱交換器・ドレンパン・ファン・吹出口・ルーバーに分けられます。

その中でも、いちばん目立たないながら重要な役割を果たしているのが『ドレンパン』なんです。

今回は、以下の内容について解説します。

  • ドレンパンの役割
  • ドレンパンのトラブル
  • ドレンパンの掃除方法

街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解決に役立ててくださいね。

ドレンパンとは

ドレンパンとは、エアコン内部に発生した結露を外に流すための部品です。

エアコン内部に生じた結露は、放っておくと水漏れとしてエアコンの室内機からポタポタと垂れてしまいます。

それを防ぐため、ドレンパンに一度流してからドレンホースを通して外に排出しているのです。

ドレンホースと排水先
ドレンホースと排水先

温かく湿った空気を取り込んだエアコンは、空気を冷やす際に生じた結露をドレンパンへ一旦流します。この結露は溜まればドレンホースに流し、外へと排出されます。エアコンの室外機の近くに水の出るホースが設置されていますが、このホースから出る水は元々結露によって生じたものです。

エアコンが活躍する梅雨や夏場は特に湿度も気温も高いため、結露が生じやすくなります。その結露が使用中に漏れ出す前に外へ排出するための受け皿として役立つのがドレンパンです。

ドレンパンは大切……だけどトラブルも

このドレンパン、エアコン内部に生じた結露を外へ排出するためには必要不可欠な部品です。しかし、『水を溜める』という特性上カビが生じやすく、ホコリなども水と一緒に溜まって汚れを蓄積させやすいという面があります。

長く使っているうちに、

  • エアコンから水が漏れるようになった
  • 使い古した雑巾のような、カビ臭いニオイがするようになった

といったトラブルは、ドレンパンに溜まった汚れが原因であることも多いんです。

「ちょっと不快だけど、これくらいなら我慢もできるし……」と考えてエアコンの水漏れや異臭を放置する人も多いですが、これらの問題はお掃除で簡単に解決するものです。

むしろ、放置することで別の問題が発生してしまうことも……

水漏れとニオイ、放っておくと……

例えば、ニオイを放置することで

  • エアコン内部にカビが放置され増殖する
  • このカビの胞子が部屋中にばらまかれてしまう
  • 衛生上良くない
  • ハウスダストやカビのアレルギーの原因になる
  • アレルギー症状が悪化する
  • アレルギー性の鼻炎や肺炎の原因になる

といった問題が挙げられます。

水漏れの放置は

  • ホコリ等で汚れた水が漏れるため、壁や床が汚れる
  • 長期に渡る水漏れによって壁や床が腐食する
  • 賃貸住宅の場合、水漏れ放置による壁や床の汚れと腐食は退去時にクリーニング費用を請求されることもある
  • 持ち家の場合、カビや腐食は家の修繕やハウスクリーニング時には別料金を加算することになる場合が多いため修繕費用や清掃費用がかさむ

などといった問題が挙げられます。

「たかが異臭」「たかが水漏れ」と侮っていると、思わぬしっぺ返しが待っていることもあるんですよ。

ドレンパンには何が起きているの?

エアコンのドレンパンに溜まるのは、水だけではなく

  • ホコリ
  • 小さなごみ
  • 喫煙者がいる場合、タバコのヤニ
  • 上記を餌に繁殖したカビ

これらすべてが混ざった水です。掃除をさぼった台所の排水溝の汚れによく似たヘドロ状の汚れたものが溜まっていることもあるんです。

普通に使っていても、年中無休で使っていても、どれだけ丁寧にキレイに使おうとも、水が溜まる特性上どうしても汚れてしまうドレンパン

放置すれば水漏れに嫌なニオイと問題を引き起こすのであれば、どうにかお手入れしたいと思うものですよね。

ドレンパンのお手入れ方法

ドレンパンのお掃除方法は、大きく分けて2つあります

専門の業者に頼む

『街の修理屋さん』やそのほかハウスクリーニング専門業者、エアコンの専門業者、清掃の専門業者など、ドレンパン含めエアコンの掃除を請け負う業者はたくさんあります。

ドレンパンの場合、分解と清掃になるので1台につき6,000円~1万円前後くらいの金額であることが多いです。修理や撤去と異なり、清掃のみとなるので電話やネットでの見積もりから大きく値段が変わることもありません。

自分で掃除する

業者に頼らず自分できれいにする方法もあります。道具や手順が必要になりますので、解説していきますね。

準備することは?

掃除を開始するにあたって、前段階での準備があります。エアコンは高い位置に設置されているため、上から汚れた水が降ってきても大丈夫であるようにする必要があります。

また、必要なものは先に全て準備しておきましょう。

まずは服装です。

  • 汚れても良い服に着替える
  • カビを吸い込まないようにマスク着用
  • 汚れが爪の先に入るのを防止するためゴム手袋着用
  • 汚れたときに洗い流しやすいようエプロン着用

お風呂場のカビ掃除などに近い恰好が望ましいです。

次に、エアコンのある部屋と洗い場の準備です。

  • 換気の為、窓を開ける
  • お風呂場は、部品を洗うためのスペースを空ける
  • 脚立を用意する
  • 周辺にビニールシートかポリ袋を敷き詰める
  • 水が流れないように、新聞紙なども用いて壁も床も全て養生する。養生の際は、壁紙や床のワックスが剥がれないように養生テープを使用しましょう
  • パソコンなどの精密機械を別の場所に移動させる
  • 汚れたら困る物、水濡れ厳禁の物も別の場所に移動させておく
  • 作業中に脚立がぐらつかないか確認する

また、ペットがいるご家庭の場合は作業中にペットが入ってこられないよう、別の部屋に移動させてください。準備や掃除に時間がかかりますので、暑すぎない・寒すぎないお部屋で待っていてもらいましょう。

イメージ写真

掃除に必要な道具はこちらです。掃除を始める前に用意しましょう。

  • 溜まっている水を入れるバケツ
  • ブラシやスポンジ、使い古しの歯ブラシ
  • 雑巾、捨てても良いタオル
  • 中性洗剤
  • 塩素系漂白剤
  • エアコン掃除用のスプレー洗剤
  • 掃除機

上記のほか、エアコンも掃除の準備が必要です。

  • エアコンの電源を切る
  • エアコンのコンセントを抜く
  • エアコンの表面を固く絞った雑巾で拭く

これで事前準備は完了です。

分解作業に注意

エアコンのカバーを開くとその下にはフィルター、熱交換器、ファンを間に挟んで前後にドレンパン、ファンとドレンパンで挟み込むように吹出口内壁と風向ルーバーがあります。

掃除のためには、これを外側から順番に外していく必要があります。

まず、カバーを外します。

この時、ネジが見えないように化粧カバーが上に被ることもありますので、外れないときは無理に外そうとせずネジの確認をしてください。ネジで固定されていると分かったら、ドライバーで丁寧に外してください。

ネジが見当たらないものの外れない場合は、カバーを上にあげたまま次に進みます。

カバーをあげたエアコン
カバーをあげたエアコン

フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取ってから外します。このフィルターが汚れていると取り込む空気にホコリが混じるのでドレンパンの汚れの原因にもなります。

また、冷房効率が低下し電気代がかさむという点でも、こまめな掃除を推奨します。

フィルターの掃除方法を解説します。

まず、フィルターにシャワーで水をかけて軽くホコリなどを流します。裏から表に向かって流すと、フィルターに絡んだホコリも水圧で外れやすくなります

次に、中性洗剤とスポンジで全体を掃除します。洗剤を流す際は、先ほど同様裏から表に向かって流すように水を当てると汚れが流れ落ちやすくなります。

左:ホコリで汚れたフィルター 右:掃除したフィルター
左:ホコリで汚れたフィルター 右:掃除したフィルター

フィルターは薄く柔らかいため、掃除の際にうっかり破り壊してしまう人も多い部品です。エアコンから外れない場合は無理に外そうとせず、業者に依頼しましょう。

次に、風向きを調整するためのルーバーとファンを外します。

ファンと一緒にドレンパンが外れるタイプであれば無理に分解せず、ファンと一緒にドレンパンも外します。

別々に設置されているタイプであれば、ファンを外した後にドレンパンを外します。

外したファンとルーバーは、エアコン用スプレー洗剤で掃除します。

スプレータイプの洗剤は、吹き付けて汚れになじむまで置くことで簡単にキレイに掃除できます。ここは、丸ごと水洗いはしないので、エアコン用スプレー洗剤を用いて掃除しましょう。

ドレンパンを外す際に注意する点があります。

メーカーによっては、ドレンパンの水が流れやすいように勾配をつけていることがあります

取り付けの際、この角度を合わせる必要がありますので、斜めに取り付けられている場合は角度を測っておきましょう。

このとき、基盤と接しているために簡単に取り外しができない種類のエアコンもあります。

外すことができない場合は無理に外そうとせず、業者に依頼しましょう。

ドレンパンの掃除はお風呂場で

ドレンパン
ドレンパン

それぞれのパーツは、水洗い可能であれば丸ごと洗い、難しい場合はエアコン用スプレー洗剤で掃除します。

ドレンパンは、丸ごと水洗い可能なため、溜まった水を一旦バケツに捨ててから風呂場へ移動させます。

洗い方に決まった方法はありませんが、カビが繁殖しやすい場所ですのでカビ掃除用の塩素系漂白剤の使用をおすすめします。

まず、シャワーで大まかな汚れを流してからブラシと中性洗剤で洗います。

細かい部分は使い古した歯ブラシなどを使用すると、効率的にゴミや汚れを掻き出すことができます。

次に、塩素系漂白剤に漬け込んでカビなどの根の深い汚れを洗います。漬け込み時間は使用する漂白剤の記載に従ってください。記載通りの時間漬け込んだ後にシャワーで洗い流します。

なお、塩素系漂白剤はタンパク質を分解する作用があります。そのため、直接手で触れると手のひら表面の皮膚を溶かしてしまいます。皮膚の弱い方はやけどの危険もありますので、必ずゴム手袋を着用の上、作業してください。手のほかにも、目や口に入らないよう注意してください。

漬け込みが完了したら、洗剤が残らないよう水で流してください。

最後にアルカリ性の洗剤で洗い、水で流すとさらにキレイになります。

流した後は、乾いたタオルで拭いてから乾燥させます。

天日干しで乾燥させます

全ての作業が終わったら天日干しで乾燥させます。

水分が残ったまま再度取り付けると、新たなカビの原因となりますので完全に乾くまで干してください。

また、太陽光の紫外線による殺菌効果で、掃除の際に残ってしまう目に見えないカビの根を根絶させることが可能です。

風で飛ばされないよう対策は必要になりますが、極力ベランダや窓辺など日の当たる場所に干しましょう。

順番に、丁寧に取り付け

乾燥したら、順番にパーツを取り付けなおします。

カバーまですべて取り付け完了したら、コンセントを繋いで電源を入れ直し、送風で試運転します。

しばらく送風で稼働させて内部を完全に乾かせば、カビの予防になります。

この時、コンセントを繋いでしばらくの間は運転させないように気を付けてください。

エアコンは待機電力を用いて潤滑油に熱を加え、粘度を低くした潤滑油によってコンプレッサーと呼ばれる圧縮機を摩耗させずに動かす仕組みになっています。

待機電力が無い状態でいきなり動かしてしまうと故障の原因になりますので、通電後しばらく時間を置いてから試運転を始めてください。

イメージ写真

難しい作業はプロの手で

ここまでセルフ掃除の手順を説明させていただきましたが、こちらはあくまで自己責任の下行うものです。

  • 分解後再び取り付けできる自信がない
  • 手順で分からないことがある
  • 掃除の道具に持っていないものがある
  • 小さな子供がいるので掃除中も目が離せない
  • 外したパーツを置く場所がない
  • 分解しようとしたらネジ山がつぶれている
  • エアコンの下にパソコン等の精密機器があるが移動できない

上記のような場合は、エアコンの故障や事故の危険性があります。ご自身でドレンパンの掃除を行わずに、業者へ依頼してください。

また、エアコンの重さは全体で10kg前後です。持ち上げて作業するには力が必要になる程度の重量です。握力や腕力の弱い方も業者に依頼することをお勧めします。

重さでバランスを崩し、分解中に落下すればエアコン本体や部品が壊れてしまう可能性があります。それだけでなく、掃除を行おうとしたご自身もケガを負ってしまう危険があります。

解説の通り、エアコンはご自身での掃除も可能です。

とはいえ、やはりドレンパンの掃除はプロの業者へ依頼するのがおすすめです。

洗剤や道具の準備費用だけで、業者に依頼する場合と同等の金額が生じることもあります。

セルフ解体と掃除によって故障した場合、メーカーによっては保証の対象外になることもあるので、結果的に買い替えが必要になることも……

節約のためにセルフ掃除にチャレンジしたものの、逆に故障させてしまい買い替えともなれば、かえって出費が増えてしまう可能性もあります。

安全面や手間、出費と作業にかかる時間と総合的に考え、判断すると良いでしょう。

最後に

ご自分での掃除プロの業者による掃除の後は、せっかくなのでキレイな状態を長持ちさせたいですよね。

長く使っていると、構造上どうしても汚れてしまうものとはいえ、極力カビを発生させずに使用する方法があるんです。

それは、エアコンの送風運転です。

冷房使用後など、こまめに送風にて運転することでエアコン内部を乾燥させることができます。これにより、カビを予防してきれいな状態を長く保つことが可能になります。

ぜひお試しください。

エアコンの分解清掃は大掛かりな作業になるため、毎日行う必要はありません。

1~3年に1回ほどの頻度でかまいませんので、ドレンパンの掃除を行い快適な暮らしを手に入れましょう。

街の修理屋さんではドレンパンを含めたエアコン内部の掃除をお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。エアコンの掃除は、税込み5,500円より受け承っております。お見積り・ご相談も無料で対応しております。興味のある方はお電話やメールでお問い合わせくださいね。お待ちしております。

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