
エアコンの掃除手順を解説する【カビの発生を防ぐ方法も紹介】
「エアコンのファンは掃除をした方が良いらしい。けれど、今まで経験がないから、具体的な方法が知りたいな…」という方は、多いと思います。フィルターと違い、ファンは普段掃除する回数が少ないでしょう。しかし当然ですが、ファンを使用し続けると、汚れも溜まっていきます、、
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- エアコンのフィンの掃除道具
- エアコンのフィンの掃除手順
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エアコンのファンを掃除しないとカビが発生する

エアコンのファンとは、吹き出し口の奥の方に見える筒状の部品のことです。ファンが回転することにより、エアコン内部にある空気が、外に送り出される仕組みになっています。
このファンですが、実はカビが発生しやすい条件を揃えているため、放っておくと、気付いた時にはカビがびっしり付いている場合もあります。カビは、温度と湿度、栄養の条件が揃っていると発生しやすくなります。
温度に関しては、20〜30度程度を好むとされており、湿度に関しては、60%以上を好むとされています。栄養に関しては、カビは空気や水分、ほこりなどがあれば成長可能です。エアコンは、季節にもよりますが温度は20~30度程度、さらに使用時に水滴が発生するため、湿度も高めとなっています。
エアコンは、空気を吸い込む過程でほこりやゴミも、一緒に吸い込んでドレンパンに貯まる仕組みになっています。 つまり、エアコン周辺はカビにとって快適な環境だと言えます。
エアコンのファンの掃除道具

ここでは、エアコンのファンの掃除をする際に必要な道具について解説します。掃除をする際は、以下の道具を用意するようにしましょう。
- ゴミ袋
- ハサミ
- 養生テープ
- 掃除機
- 霧吹き
- 掃除用スプレー
- ゴム手袋
- 歯ブラシ
ゴミ袋、ハサミ、養生テープに関しては、床が水滴やほこりなどによって汚れるのを防ぐために、養生をする際に使用します。また、掃除の最中に誤って他の部品を傷つけてしまう可能性もゼロではないため、エアコン本体にもビニール袋をかぶせて養生してください。
掃除をする前には、掃除機を使用してエアコンに付着している、ほこりなどを取り除きます。ほこりがついた状態での掃除は面倒で手間がかかるため、先に掃除機でほこりを取り除いておくと、スムーズに作業を進めることができるでしょう。
ほこりを取り除いたら、掃除用スプレーで掃除をします。霧吹きでファンに吹きかけて、歯ブラシなどで磨くようにしてください。この時にゴム手袋の着用を忘れないようにしましょう。
エアコンのファンの掃除手順

実際にエアコンのファンを掃除する際の手順は、以下の通りです。
- ゴミ袋をクーラーにつける
- ほこりを掃除機で吸い取る
- ファンにスプレーを吹きかける
- ファンを回転させる
- 歯ブラシで汚れを落とす
- 洗剤を流す
- 乾燥させる
ゴミ袋をクーラーに取り付け、掃除機でほこりを吸い取るところまでは、先ほど説明した通りです。掃除機での作業が完了したら、ルーバーを取り外し、ファンの隅から隅まで掃除用スプレーを吹きかけます。
その後、ファンを回転させてください。掃除用スプレーをファン全体に、行き届かせるためです。回転させる際は、送風口に手を入れて自分で回すようにしてください。回す回数は、5~6回程度で十分です。 ファンを回転させスプレーを行き届かせたら、20〜30分ほどそのままにして待つようにしましょう。
その後、歯ブラシで汚れを落としたうえで、掃除用スプレーを洗い流します。後はしっかりとファンを拭いて、水分がなくなるまで乾燥させてください。乾燥後は完全に水分をなくすために送風を行います。以上で完了です。
エアコンのファンにカビが発生するのを防ぐ方法

室内の湿度を下げる
1つめは、部屋の湿度を下げるというものです。先ほども説明しているように、カビが発生する条件に湿度があります。湿度が高いとカビは発生しやすいため、湿度を下げることによってカビの発生を防ぐことができます。
湿度を下げる方法としては、換気扇を回す、空気清浄機を使用する、窓を開けて扇風機を回すなどが挙げられるので、自宅にあったものを行ってみてください。
冷房後に送風運転をする
2つめは、冷房をかけた後に送風運転をすることです。冷房を使用すると、エアコン内部の湿度が高くなります。先ほどと同じように高湿度によりカビが発生するため、冷房後に1時間くらい送風運転をするだけでも、湿度を下げることができます。
防カビスプレーを吹きかける
3つめは、市販の防カビスプレーを使用するというものです。フィンにスプレーをかけておくだけで、カビの成長を防ぐことができます。簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。