カラスの繁殖期対策!被害が多くなる時期や遭わない方法

最近、ゴミを荒らすカラスが多くなった気がする。カラスの近くを通ると、威嚇するように激しく鳴かれる…などなど、カラスの被害に悩んでいる方。もしかしたらそれは、カラスの繁殖期かもしれません。

カラスは繁殖期になると、ゴミを漁る回数が多くなったり、威嚇行動が目立つようになります。カラスの被害が多くなるのもこの時期で、人に対して危害を加えるのも繁殖期が原因です。

ではその繁殖期とは、いったいいつなのかということを今回はご紹介。カラスの生態を交えて、繁殖期とその被害に遭わなくするための方法についてお話していきます。

カラスの種類と生態

まずはカラスの生態について。街で見かけるカラスですが、実は2種類いるのはご存知でしょうか。「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」という種類で、どちらも真っ黒で似ているのですが、姿や鳴き声に少し違いがあります。

ハシブトガラスは全体的に丸い体をしていて、額が盛り上がりクチバシが太く丸みがあります。鳴き声が「カアーカアー」といった風で、澄んだよく通る声をしています。

ハシボソガラスは、ハシブトガラスと比べると全体的にほっそりとした印象。鳴き声は、「ガアガア」といった風で、濁った声で鳴きます。

ハシブトガラスもハシボソガラスも日本人にとっては身近なカラス。ですが特に注意が必要なのは、ハシブトガラスのほう。ハシブトガラスはより都市に適応していて、街中にも多くいます。また気性が荒く、繁殖期により攻撃的になるのがハシブトガラスです。

カラスの繁殖期

カラスの繁殖期は、ハシブトガラスもハシボソガラスも同じです。毎年春から夏にかけての、3月から7月ごろ。ツガイを見つけて巣を作り、3個から5個の卵を産みます。産んだ卵は20日前後で孵り、ヒナは1ヶ月くらいで巣立ちます。

カラスは高いところに巣を作るので、主に木の上が巣営の場所になります。木が少ない街中などでは、ビルの屋上や人家のベランダに巣を作ることも。また電信柱や電線に巣を作る姿もたびたび目撃されます。

繁殖期の人への被害

カラスは繁殖期になると、巣やヒナを守るために凶暴性が増します。警戒心の強いカラスは普段人には近づきませんが、この時期は別。巣の近くに来た人を鳴き声で威嚇したり、ひどい時は足で蹴って直接攻撃をしてきます。こうした行動は巣を守るためのもので、巣の近くに来た人を追い払おうとするものです。

カラスの巣は木の上などの高いところにあるため、人が直接近づくことはありません。ですがカラスの縄張りは広く、巣から半径20メートルから、大きいときは100メートルにもなります。この縄張りの中に入ると、カラスの攻撃対象となってしまいます。

繁殖期のモノへの被害

カラスの被害は、威嚇などの人への被害のほかにもあります。たとえばゴミへの被害です。繁殖期はヒナを育てるために、よりエサを多く取らなければいけません。そこで人の出したゴミを漁る回数が多くなり、街や家の周りが汚れる被害が増えてきます。

人間の出すゴミに含まれる残飯は、カラスにとっては栄養価の高いものです。生まれたばかりのヒナを育てるには、うってつけのエサといえます。またゴミは毎週決まった場所に出されるため、探しに行くのにも手間が省けます。効率よく質のいいエサを取れるので、ゴミを漁る回数も多くなってしまうのです。

また繁殖期の被害でたびたび問題になるのが、カラスの巣による停電被害。電柱や電線に作られたカラスの巣を撤去するため、一時的に停電になることがあります。またカラスの巣にはハンガーや針金などが含まれることがあるので、こうしたものが電線に引っ掛かりショートしてしまうことがあります。

カラスの巣でいうと、ベランダにかけていたハンガーが失くなるなどの被害も。カラスは細長くて頑丈なものを選んで巣を作ります。こうしたものの紛失もカラスの仕業です。

カラスの人への被害を防ぐ方法

カラスに威嚇される、攻撃されるなどの被害。これを防ぐ方法は単純で、巣に近づかないことです。威嚇されるということは、巣が近くにあるということ。決まった道で威嚇されるという場合は、そこを通らない。公園などの場合は、繁殖期が終わるまでは近づかないようにしましょう。

カラスの巣の近くを通しても通らなければいけない場合。迂回ルートがない場合は、頭を隠しながらそこを通るようにしてください。カラスは攻撃対象の頭を狙うので、目標を隠すことで狙いが定まらないようにします。一番いいのは傘を差して歩くこと。手軽な方法であれば、カバンで頭を覆うなどです。帽子をかぶるという方法もありますが、蹴られるなどは避けられないので効果は限定的です。

帽子も傘もない場合は、腕を真上にあげるのも効果的。カラスは翼にものが当たるのを嫌がるので、攻撃されにくくなります。ただし腕をあげるときは、動かさないようにすること。腕を上げてバタバタと動くと、それを見たカラスを刺激することになります。カラスが余計に警戒してしまいます。

カラスにゴミを荒らさせない方法

カラスにゴミを荒らさせない方法は、物理的に荒らせないようにすることです。ゴミ出しを行うときは、ネットを被せることがベスト。できればゴミステーションなどの頑丈な入れ物に入れることをおすすめします。

またゴミ出しの曜日や時間を守ることも大事。指定の曜日や時間外にゴミを出すと、回収までゴミが放置されることになり、カラスにゴミを荒らす時間を与えることになるからです。

荒らすゴミがなくなれば、カラスも別のエサ場に移動していきます。カラスの人への被害を抑えるためにも、地域のゴミ出しを見直すことが大事です。

カラスに巣を作らせない方法

カラスに巣を作らせないためには、まずは木の剪定が大事。カラスはより鬱蒼とした木を好んで巣を作るので、植木などは可能な限り枝を落としてスッキリさせることが大事です。

また剪定し終えた木の枝は、地面にそのまま放置しないこと。カラスはこうした枝を集めて巣を作るので、材料を与えることになってしまいます。また材料といえば、ベランダにハンガーなどを放置しないことも大事です。巣の材料になるものは徹底的に片付けておきましょう。

カラスは一度巣を作ったところに再び巣を作る習性があるので、カラスに狙われない環境を作ることが大切です。

カラスが巣を作りはじめたら

カラスが巣を作りはじめたら、早めに撤去してしまいましょう。カラスが攻撃的になるのは、巣ができたあと。卵が生まれたあとなどで、卵ができる前に巣を壊すことで、カラスの被害を未然に防ぎます。

壊した巣は地域のゴミ出しのルールにしたがって、処分するようにしてください。巣を高いところから地面におろしただけでは、そのまま地面で巣作りを続ける可能性があります。また巣を撤去しても再び巣を作りはじめることがあるので、その都度根気よく巣を壊すようにしてください。何度かそうしているうちに、カラスも諦めて別のところへ行くようになります。

巣を壊そうとしたら、すでに卵やヒナがいた。そんなときは、駆除業者に相談することをおすすめします。というのも、カラスなどの野生動物は鳥獣保護管理法というものによって、保護対象になっているからです。この保護対象の動物は、一般の人が駆除することができません。これはカラスのヒナや卵も含まれるので、すでに卵やヒナがあった場合は業者へ相談するのが一番です。

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