
コロナ エアコン(CSH-N2215R)点検清掃

この記事を読むメリット
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電気は万が一(火災など)があるので少しでも心配であれば必ずご相談ください。
「CSH-N2215R」の施工実績有り!
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気候変動の影響もあり、年々エアコンを使用する時期が長くなっているという人も多いと思います。冷房であれば6月上旬から9月中旬くらいまで。暖房であれば11月中旬から4月中旬くらいまで使用するのが一般的です。
改めてみると、エアコンのシーズンオフというのは短く、部屋に1台しかないエアコンを点検・クリーニングする機会はなかなかないかもしれません。
しかし、エアコンは使い続ければ当然汚れが蓄積しますし、故障することだってあります。不具合が生じたら、すぐに業者に点検してもらいましょう。
この記事では、コロナ エアコン(CSH-N2215R)の事例をもとに、プロが行うルームエアコンの点検清掃の作業内容を解説します。
室外機は動くが風が出ないというトラブル
夏場のエアコントラブルで多いのが「冷風が出ない」というもの。本日のお客様も、冷房を使用されていて、室外機は動いているが風が出ないというトラブルでご相談くださいました。
とても気温の高い日でしたから、長時間冷房が使えなかったら困ると仰られていました。
お客様がご使用になられているのは、コロナルームエアコン(CSH-N2215R)。室内機に2015年製造と記載があるとのこと。購入から年数が経っているため、部品修理や本体交換が必要になる可能性もあるでしょう。
まずは、トラブルの原因を特定するため、現地調査を行いました。
エアコンフィルターがホコリで目詰まり
はじめに、家の外にある室外機のガス圧検査から実施します。エアコンガス(冷媒ガス)は、空気を冷やしたり温めたりするのに必要なものなので、不足すると冷風や温風が出なくなってしまうのです。
検査の結果、ガス圧には特に問題なく、冷媒の補充は必要ないと判断しました。
次に、お部屋の中の室内機を拝見します。お客様にヒヤリングしたところ、ご自分であまり掃除されていないとのことで、実際にカバーを開けてみると、エアコンフィルターがホコリで目詰まりしている状態でした。
その他、特に目立った問題はありませんでしたので、お客様に作業内容や費用をお伝えした後、フィルター掃除で対応させていただきました。
ルームエアコンの点検清掃方法と手順
今回、室外機は動いているが風が出ないというトラブルで、ルームエアコンの点検清掃を実施しました。ここでは、エアコンのガス圧検査やフィルター掃除の具体的な方法と手順をご紹介します。
ルームエアコンのガス圧検査
エアコンのガス圧検査は、ゲージマニホールドという工具を用いて行います。冷房運転時は低圧を、暖房運転時は高圧を計測します。
エアコンは、冷媒を圧縮して空気の温度を変えているので、圧力が不足していると冷風が発生しません。そのため、ガス圧検査でガス量をきっちり測ることはできませんが、ガス漏れをしているかどうかの判断は可能です。
以下、ガス圧検査の方法です。
ゲージマニホールドの左側にある低圧用ポートにホースを繋ぎ、エアコン室外機の低圧側サービスポートに接続します。冷房運転時の低圧は0.9MPa以上が目安となり、これを下回った場合、ガス漏れを疑います。
エアコン掃除の方法と手順
エアコンフィルターは1ヵ月に2回程度行うことが推奨されています。フィルター掃除であれば、ご自分でしていただくことができますが、メーカーや機種によって部品の取り扱い方が異なるため、取扱説明書をご参考ください。
ここでは、コロナルームエアコン(CSH-N2215R)の事例で、フィルター掃除の方法と手順をご説明します。
①掃除の準備を行う
掃除中にホコリが飛散する可能性があるため、部屋の養生を行い、マスクや手袋をして作業します。また、感電防止のため、エアコンの運転は停止させ、電源プラグを抜いておきます。
②フィルターを取り外す
オープンパネル(室内機カバー)の下側両端を手前に引いて水平になるまで開き、上に持ち上げて取り外します。次に、フィルターのツマミを持って下方向に引き出し、新聞紙の上に置いてホコリを掃除機で取り除きます。
汚れが酷い場合は、中性洗剤を溶かした水に浸けておくと擦り洗いが楽になります。
③フィルターを水洗いする
パネルやフィルターを水で洗浄すると、汚れが落としやすいです。風呂場のシャワーで水洗いすることもできますが、40℃以下のぬるま湯を使用してください。フィルターをシャワーで洗う時、裏側から当てると目詰まりが解消されやすいです。(業者にクリーニングを依頼された場合、お客様宅の水場をお借りすることがあります。)
④フィルターを乾燥させる
水洗いしたフィルター等は、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。直射日光に当たると変形の恐れがあるため注意が必要です。
⑤フィルターを取り付ける
フィルターとパネルを室内機本体に取り付けます。パネルを取り付ける時は、パネルを水平にして、本体左右にある溝に軸がはまるようにするのがポイントです。3ヶ所ある矢印部分を押して、パネルを確実に閉じてください。
⑥動作チェックする
エアコンの電源プラグを入れ、冷房運転にします。動作チェックの際は、設定温度を最低温度にすると分かりやすいです。問題なく冷風が出てきましたので、作業完了となりました。
コロナルームエアコン(CSH-N2215R)の主な機能
コロナ製ルームエアコン・Nシリーズ(CSH-N2215R)の主な機能をご紹介します。
- 内部乾燥運転
エアコン内部を乾燥させてカビや細菌の繁殖を抑える効果 - マルチクリーンフィルター対応
別売のマルチクリーンフィルターを利用すれば、ダニや花粉を吸着、イヤな臭いを抑える効果 - リモコン
コンパクトで液晶表示部が見やすい
ルームエアコンの寿命と買い替えの判断基準
ルームエアコンの一般的な寿命は約10年です。
使用環境や頻度によって耐用年数が変わりますが、どのメーカーも補修用性能部品の保有期間を9~10年としています。要は、エアコン修理に必要な部品が入手できる期間ということです。
これを過ぎると、メーカー側で部品を廃棄してしまう可能性があるため、業者でも修理が難しくなります。ですから、ルームエアコンの寿命と買い替えは、どちらも10年が目安と考えておきましょう。
エアコンを最新モデルに交換することで得られるメリットも大きいです。
- 冷暖房効率や省エネ性がアップして電気代節約になる
- イヤな臭いやカビ、花粉が飛散する心配がない
- 人気機種の中には、換気や加湿、AI機能が搭載されたものもある
エアコンに不具合が生じた時は、使用年数に応じて修理・買い替えをご検討ください。
エアコンクリーニングや修理のご相談は街の修理屋さんまで!
この記事では、コロナ エアコン(CSH-N2215R)の事例をもとに、プロが行うルームエアコンの点検清掃の作業内容を解説しました。
エアコンフィルターの目詰まりが解消されたら、風が出ないというトラブルも無事に解決でき、お客様にお喜びいただきました。フィルター掃除はご自分でも可能ですので、今回ご紹介した手順を参考に、定期的にお手入れされることをおすすめします。
夏場の暑い時期は、サーキュレーターを併用したり、室外機にすだれをかけたりすることでも冷房効率が上げられますよ。
なかなか不具合が改善しない時は、エアコン内部の汚れや故障が原因ということもあるでしょう。
エアコン内部の汚れを落とす分解クリーニングや修理は、素人では難しい作業ですので、専門業者にご依頼ください。弊社『街の修理屋さん』でも、エアコンクリーニングや修理に対応しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。