エアコンが昼間に冷えない原因と対処法【室外機をケアしよう】
「昼間にエアコンを付けても部屋が冷えない。夕方や夜は問題ないけれど、昼間は暑すぎて家で過ごせないよ…」という悩みのある方は、多いと思います。近年の夏をエアコンなしで乗り切るのは、かなり難しいです。健康を害さないためにも、早めに解決したいですよね。
そこで今回は、以下の内容について解説します。
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解決に役立ててくださいね。
エアコンが昼間に冷えない理由
エアコンを付けているのに暑い…!夏の1番暑い時間帯にエアコンがうまく作動しないのはツライですし、電気代を使っているだけにストレスですよね。
でも、朝や夜などの比較的涼しい時間はちゃんと効いているので、壊れているわけではなさそう。そんな時どうすればいいのか困ってしまいますね。
一体なぜ昼間だけエアコンが効かないといった現象が、起こってしまうのでしょうか。その原因の多くは、室外機にある場合が多いです。
室外機は、室内の熱い空気を外へと排出してくれる役割があります。ですが、例えば余りに直射日光が室外機に当たっていたりする場合、正常に熱交換ができずに室内機に冷却ガスが回らなくなってしまうのです。
空気をうまく排出できないなど、室内機の方に問題があるのであれば、いくら設定温度を下げても部屋が冷えなくなります。どの時間帯も変わらず、エアコンが効かなくなります。
この場合は室内機の方の故障を疑いますが、朝や夜などはちゃんと冷えているのであれば、室外機側のトラブルを疑ってみましょう。
エアコンが昼間に冷えないのはなぜか?
直射日光が当たるのが原因
エアコンが昼間に冷えない理由として一番にあげられるのは、室外機に直射日光が当たっているのが原因と言えます。直射日光が室外機に当たると、室外機自体が高温になり、稼働効率が悪くなってしまいます。エアコンにも負担がかかり、壊れやすくなるだけでなく消費電力が上がってしまう影響が出ます。
エアコンが昼間に冷えないのは、この直射日光の影響で地面からの照り返しもあり、室外機自体が正常に熱を放出することができなくなり、エアコンが冷えないことに繋がることがあります。
冷媒ガス漏れも昼間に冷えない原因
エアコンのガス漏れも昼間に冷えない原因です。ガス漏れを起こしてしまうと、温度調節が上手くいかずに部屋が冷えないことになります。冷媒ガスが漏れるということ自体があまり起こりにくい原因ではあります。
そもそも冷媒ガスが何かの拍子に漏れ出るとなると新品購入時の取り付けや引っ越しのときの配管の取り付けミスなどの人為的なものが原因だからです。エアコンのガス漏れの場合は、熱交換機器の部分に霜が付きますが、室外機からのガス漏れは、室外機から伸びているホースに霜が付くことがあります。ガス漏れの場合は、専門業者に頼んでガスの補充をお願いする必要があります。
自分の家のエアコンが昼間に冷えない理由が分かったけれど、どこに頼んでいいかわからない、安心できる業者に頼みたいとお悩みの方は、弊社『街の修理屋さん』では冷媒ガスの補充などのエアコントラブル対応を技術を持った作業員が行っていますので、お気軽にご相談下さい。
エアコンが昼間に冷えない仕組みとは?
昼間だけエアコンが効かない仕組み
そもそも部屋を冷やすために室外機は部屋の中にある空気の熱を外に逃がす役割を果たしています。室外機に直射日光が当たって本体や周りの空気が熱くなってしまうと、その熱をどうにかして外に逃がさないといけないためにパワーを使います。この上、ガス漏れが起きている状態だと、部屋を冷やすのにパワー負けして部屋が冷えなくなります。
夜はエアコンが効く仕組み
「夜はエアコンが効くのにどうして?」という方も、もちろんいるでしょう。その理由は、夜になると外気が冷えていて直射日光で熱を備蓄することがないため、ガスが多少漏れ出ていても、パワー負けすることがなく部屋が冷えるという状態なのです。
自分でできるエアコンが昼間に冷えない際の対処法
昼間にエアコンが冷えない時に、自分で行える対処法をご紹介していきます!
まずは、室内機の中のフィルターをチェックしてみてください。
フィルターにほこりが溜まってはいませんか?フィルターがほこりで目詰まりしてしまっていたら、冷気がそこでブロックされて部屋が冷えにくくなってしまいます。
フィルターのお手入れは簡単に行えます。まずは室内機を開けてフィルターを外し、掃除機でおおまかにほこりを吸ってしまいましょう。その次に、優しく丸洗いをしてあげます。要らない歯ブラシで力を入れ過ぎないよう気をつけながらこすると、キレイに掃除ができますよ。
室外機を掃除する
室外機を覗いてみて、ゴミなどが溜まっているようだったら、掃除をしなければいけません。しかし、分解を伴うような本格的な掃除は、専門の知識がないと行うのは難しいでしょう。
自己流に行ってしまったら故障に繋がってしまうので、分解する時は必ず専門のエアコン業者に依頼してくださいね。自分で掃除を行えるのは、外側の汚れを取り除くことと、フィンと呼ばれる部分の2箇所です。
それぞれのお掃除方法をお伝えしていきますね。
1、室外機の外側の汚れ
室外機に付着しているほこりやゴミをほうきなどで、取り除きましょう。表面がキレイになったら、雑巾で仕上げに拭いていきます。余りに泥などの汚れの付着が激しい場合は、上から水をかけてもOKなんです。
ただし、ホースを下から上へと向けて水を送って、室外機の内部へと水が浸入してしまうような掃除の仕方は避けてください。
2、フィンの汚れ
フィンは室外機の裏側や、側面にある薄い金属板の部分のことを指します。ここで熱交換を行っているので、汚れていたら掃除をしてあげましょう。
フィンはアルミでできているので、力を加え過ぎてしまうと変形してしまあう恐れがあります。優しく拭き洗いをしてみてくださいね。
もっと内部の方にほこりやゴミが溜まっているのを見つけたら、故障してしまう前にエアコン業者に依頼をかけてください。
室外機の周辺を片付ける
室外機の周辺に物が散乱していないか確認
室外機の周りの片付けもポイントとなります。室外機の周りが枝や葉っぱなどで汚れていると、異物混入の原因となってしまう場合があります。また、室外機の近くに荷物が置かれていると、作動効率が悪くなって余分に電気代がかかってしまうことがあります。室外機の近くにはなるべく荷物を置かないようにして、キレイに保っておきましょう。
物が周りに散らかっていると室外機がしっかり放熱できずに冷えないままになります。周りを塞ぐものがあるようでしたら、充分に放熱できるスペースを開けておきましょう。
ドレンホースをチェック!
室外機の汚れをチェックする時は、一緒にドレンホースも汚れていないか覗いてみてくださいね。ドレンホースの詰まりもエアコンの効きが悪くなってしまう要因となりかねないので、こちらも清潔な状態を保ちましょう。
ドレンホースキャップや、ドレンホースの先にネットを付けて汚れが入りにくいようにしておけば、お手入れも簡単になりますよ。
すだれなどで日よけを作る
室外機に日よけを取り付ける際のポイントは以下の3点です。
- 室外機の排気口を塞がない
- 室外機から少し離して日よけを付ける
- 断熱や遮熱効果が高い素材を選ぶ
ホームセンターなどでも簡単に購入できるすだれを日陰として、直射日光を避ける方法があります。また、室外機の日よけシートや、遮熱フィルムなど最近では多くの室外機の対策用に製品が出ています。
このことから外からの直射日光がどれほどエアコンに影響を及ぼしているのかも理解できます。 賃貸にお住まいの方などで、ベランダにそのまま室外機がおいてある方がほとんどでしょうが、室外機から壁が近いと熱がこもりやすくなってしまいます。
室外機の風除けルーバーを取り付けると風向きを変えられるのでおすすめです。ホームセンターなどでは室外機カバーとして囲うようなタイプのもので、遮熱対策にもなると販売しているものもありますが、空気が通りにくく熱がこもりやすくなる可能性が高いのであまりおすすめはしません。インテリア向けの室外機カバーは日よけとは別物だと考えておくのが良いでしょう。
室外機にカバーをかける
室外機に異物が混入するのを防いだり、直射日光が当たるのを避けるために、室外機カバーを付けてみるのもおすすめです。室外機カバーを付けるようになったら電気代が下がった!という声も少なくないんです。
ただし、余り隙間のないフィット感のある室外機カバーをかけてしまうと、エアコンの効きがより悪くなってしまうこともあります。実際にエアコンを取り扱っているダイキンは、エアコン作動時に室外機カバーを付けることをおすすめしていません。
室外機カバーが悪影響の場合も……
エアコンが冷えないという方でよくあるのは、室外機の上に物を置いたり周りに物が散らかっているという場合です。室外機カバーを外観の一つだと考えてカバーの上にプランターを並べておしゃれにするのも流行っていますが、逆に冷媒効率を下げてしまっている可能性が高いです。
では、どのように室外機を覆ってあげればいいのかというと、密着しているタイプではなく、空気の通り道は残しておくタイプのものです。熱の逃げる場所がなくなってしまうと、エアコンの効きが悪くなるので、しっかり覆ってしまうタイプの室外機カバーは余り良くないのですね。
時期を考えてカバーを取り付ける
反対に、エアコンを使わない時期はほこりなどの混入を避けるために、覆うタイプの室外機カバーを付けるといいかもしれません。室外機カバーはネットショップなどでも購入できるので、是非上記のことを踏まえてお手持ちの室外機に合いそうなものを選んでみてくださいね。
室外機に水をかけてもいいの?
室外機に水をかけて冷媒効率を上げられたという方がSNS等で話題になっていましたが、実際にはまず故障の原因の一つになりますので注意が必要です。
また、水をいれたバケツにタオルの端を入れ残りのタオルを室外機の上に敷いて冷やしていく方法が話題になっていましたが、こちらもメーカーからは効き目が良くなる可能性は実証されていないので推奨はされていません。
万が一、タオルが風で飛ばされて吸い込み口や吹き出し口などを塞いでしまうトラブルが考えられます。室外機の周りに打ち水をしたり、直射日光を遮る工夫をした方が早いでしょう。
それでも解消しない場合はガス漏れの可能性が高い
エアコンは、冷媒ガスが配管と機械本体の中で、気体から液体にする熱交換をすることで冷たい空気を作ったり暖かい空気を作ります。だからこそこの冷媒ガスが減ってしまうと、熱交換ができなくなってエアコンが冷えない状態になるのです。
室外機の対策をしてもエアコンが昼間に効かないという方は、エアコン自体の冷媒ガス漏れが原因である可能性が高いです。
『街の修理屋さん』ではエアコンの修理や交換だけでなく、冷媒ガスチャージも行っています。「エアコンが全く冷えないけど故障かな?」「エアコンが効かないから買い替えなきゃだめか……」などお困りの方は、一度『街の修理屋さん』にお気軽にお問合せ下さい。修理や交換でトラブルを解消致します。
ガス漏れの確認方法
ガス漏れの原因としては以下の原因が考えられる
- 取り外しや取り付け業者の作業ミス
- 無理に動かしたことでガス漏れした
- 経年劣化や損傷
エアコンがガス漏れしたら次のような現象が起こる
- 室外機の配管に霜が付いている
- 室内機の熱交換機器が凍っている
- 室内機から水が飛んでくる
エアコンの配管のつなぎ目が外れやすい部分としてガス漏れが起こりやすい部分になります。また室外機のキャップが外れてしまってそこからのガス漏れも考えられます。この室外機のキャップは緩みやすい部分でもあります。一度自分でも確認がしにくい、分からない、ガス漏れが不安な場合は『街の修理屋さん』にお気軽にご相談下さい。
ガス漏れしたまま使うとどうなる?
エアコンの心臓部に負担がかかる
エアコンがガス漏れしたまま使い続けると、冷えにくくなることで逆に電気代がかさんでしまうこともあります。そのままにして使い続けるのは、エアコンを故障させる原因にも繋がります。
また、エアコンをそのまま運転させ続けることで、エアコンの心臓部である圧縮機が故障してしまう恐れがあります。圧縮機は運転していると高温になるものです。その高温になった圧縮機を冷媒ガスで冷却することで加熱しすぎないようにされています。
この冷媒ガスが漏れ出てしまったままだと、圧縮機を冷やしてくれないため、温度が上昇し最終的にエアコンが壊れるということになります。最悪の場合は、エアコンの修理ができずに買い替えないといけないことになります。
街の修理屋さんではエアコンの点検から修理や交換、ガスチャージも行っていますのでお気軽にご相談下さい。
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