電球の種類と特徴を徹底解説!節電のコツから選び方までプロが教えます
「そろそろ電球の交換時期だけど、たまには違う電球も試してみたいな」
と思ったことはありませんか。
実は、ひとくちに電球といっても光り方も色も様々な種類があるんですよ。
そこで今回は、電球の下記内容について解説します。
- 電球の種類
- 電球の形
- 明るさと光
- 注意点
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は確保されているので、ぜひ参考にして、照明の情報収集に役立ててくださいね。
電球の種類
電球には大きく分けて3種類あります。
- 白熱電球
- 電球型蛍光灯
- LED電球
種類はこの3種ですが、現在はLED電球が主流です。
電球そのものの形は様々ですが、電球の根本の口金部分は共通しています。
メイン照明用に使用される電球は、E26(26mm)とE17(12mm)の2種類が中心です。
他には、欧州規格E14、ナツメ球(常夜灯)E12、豆電球E10、特殊小型E5といった種類があります。
白熱電球とは
白熱電球に電気が通ると、フィラメントと呼ばれる細い糸状の金属が熱されることで光ります。この光が明るいため、照明の役割を果たします。
白熱電球の色
名前は白熱電球ですが、光の色はオレンジに近い暖色です。
このオレンジ色がノスタルジックで温かみがあると根強い人気を誇ります。
なお、白熱電球には色の種類が少なく、昼白色や昼光色などの白い光はありません。
費用
白熱電球1個の価格は100~200円前後と他の電球に比べ圧倒的に安価です。
しかし消費電力は最も高く、長く使用すると電気代がかさみます。
また、寿命も1000~2000時間と短い特徴があります。1日6時間点灯した場合、おおよそ半年で交換が必要になります。
電球型蛍光灯とは
白熱電球のソケットにそのまま装着して使用できる電球です。
インバータ点灯回路と蛍光灯を一体化し、根元には白熱電球用の口金を備えています。そのため、白熱電球と蛍光灯のハイブリッド型の電球ともいえます。
インバータ点灯回路を使用しているため、完全に明るくなるまで5~10分ほどの時間を要するという欠点もあります。
現在はLED電球が主流の為、電球型蛍光灯は生産中止商品が多く、種類は少なくなっています。
費用
電球型蛍光灯は1個400円ほどと、白熱電球の倍の金額です。しかし寿命は約6000時間と長く、消費電力も抑えられます。ただしこの寿命と消費電力はLED電球よりも短く消費電力は大きくなります。
LED電球とは
発光ダイオードを使用した灯りを用いる電球です。白熱電球や電球型蛍光灯に比べ、消費電力が少ない点が大きな特徴です。また、40000時間という長寿命である点も魅力のひとつです。
LED電球の色
光の色の種類が豊富な点も、LED電球の魅力です。大きく分けると電球色・昼白色・昼光色の3種類に分けられますが、桜色など独創的な色も各企業が開発しています。
それぞれの色の特徴を説明します
電球色:白熱電球の色です。温かみがあるオレンジ色のため、部屋の雰囲気が柔らかくなります。この照明は料理がおいしそうに見える特徴があるため、レストランなどの飲食店でも使用されます。家庭では、ダイニングなどの食事をとる部屋や、リビングや寝室などのリラックスする空間で使用すると良いでしょう。
昼白色:昼間の太陽光にも似た自然な明るさです。電球色に比べ光量が多いため、新聞などの文字を読んだり、化粧を施す際に丁度良い照明です。キッチンや洗面所などに向いています。
昼光色:青色の混じった白い光です。電球色・昼白色よりも明るい照明です。この照明を使用すると、クールで清々しい雰囲気の部屋になります。オフィスや勉強部屋での使用に向いています。
デメリット
電気代の面で魅力の大きいLED電球ですが、照射方向が一定で眩しい点や、基本的には調光器に対応していないなどのデメリットもあります。
また、電球色も選べるLEDですがオレンジなどの暖色系の灯りは、光の柔らかさで白熱電球より劣ります。電球本体の重量も、白熱電球より重いという特徴があります。そのため、複数取り付ける必要のあるシャンデリアなどは重量の問題でLED電球が取り付けられないこともあります。
照明器具の都合で設置できないLEDを取り付ける場合、電気工事が必要になることもあります。まずは業者へご相談ください。
電球の形
電球には大きく分けて3種類の形があります。取り付ける照明の種類によって、装着する電球の形は変わります。
一般電球型:一般的な結び型です。
小型電球型:ミニクリプトン球とも呼ばれます。廊下など補助照明に使用されます。
ボール型:発光面が広い特徴があります。リビング等の広い空間で使用されます。
細かな種類分け
照明器具の使い方次第で奥行きや広がりの演出も可能です。
電球や照明を用いた現代アートでは光の色や強弱で広がり・奥行き・高さ・狭さ・映像・季節や水の表現までも行うこともあります。
住宅内の電球でアーティスティックな表現は必要ありませんが、種類による違いを把握することで求める部屋の演出の一助となります。
LED電球
省電力長寿命が特徴の電球です。現在最もポピュラーな照明です。寿命はおよそ20000~40000時間です。
電球型蛍光灯
白熱電球と同じソケットを使用することが可能です。白熱電球の3分の1の電力しか消費しない特徴があります。寿命は約6000時間です。
コンパクト型蛍光灯
直管蛍光灯より発光管が小さい特徴があります。ダウンライトやデスクによく使用されます。寿命は約6000時間です。
一般電球(ボール球)
白熱電球のひとつです。温かみのあるオレンジの光が特徴です。寿命は1000~2000時間です。
クリプトン球
白熱電球のひとつです。クリプトンガスを使用した電球で、小型が主流です。寿命は約1000時間です。
ナツメ球(なつめ球)
白熱電球のひとつですが、小型長寿命が特徴です。常夜灯や残置灯に使用されます。寿命は約5000時間です。
レフ球
白熱電球のひとつです。内部に反射鏡加工を施しているため、一方向に光を集中させる特徴があります。集光性が高い点からスポットライトや、店頭ディスプレイ照明に用いられます。寿命は約2000時間です。
シャンデリア球
白熱電球のひとつです。炎の形の装飾電球です。小型スタンドランプやシャンデリアに使用されます。ホワイトタイプとクリアタイプの2種類あります。寿命は約1000時間です。
ハロゲン電球
白熱電球のひとつです。ガラス球の中にハロゲンガスが充填されている電球です。一般電球より明るく寿命が長い上に、最後まで一定の明るさを保つ特徴があります。寿命は2000~3000時間です。
明るさと光
電球の明るさはパッケージに記載されています。
白熱電球ならワット数、LED電球ならルーメン(lm)でそれぞれ表記されています。
光の方向と広がり
光の広がり方には2種類あります。
全方向
下方向だけでなく全方位に向けて光ります。そのため、ダウンライトやペンダントライト、フロアスタンドへの設置に向いています。一般の白熱電球はこの光り方をします。
下方向
真下の方向に向けて光ります。廊下やトイレ、洗面所などのダウンライトの他、スポットライトへの使用に向いています。
電球設置の注意点
電球を設置する際に注意する点がいくつかあります。
冒頭で口金の大きさについて述べましたが、そのほかにも確認すべき点はあります。
大きさと重さ
電球は、大きさと重さがそれぞれ異なります。
設置場所の口金サイズだけではなく、電球本体の大きさも確認してから購入しましょう。
また、シャンデリアなど複数の電球を取り付ける必要のある照明の場合は総重量の確認も必要です。LEDなどの重い電球の場合は、白熱電球と取り換えることで総重量に大きな差が生じることもあります。照明の破損や落下事故にもつながりかねません。
ワット数
白熱電球は、設置場所の照明により対応ワット数が異なります。
設置する予定の電球が、照明器具のワット数より同じか低い場合のみ取り付け可能です。
例えば、100w対応の照明器具には100wの白熱電球のほか、40wや60wの電球を取り付け可能です。しかし、逆に60w対応の照明器具に100wの電球は取り付けできません。発熱や火災などの事故発生原因となります。
なお、LED電球は消費電力が少ないため上記の限りではありません。照明器具の消費電力が適合以下であればどの種類も取り付け可能です。
屋外照明
庭に設置するガーデンライトなど、屋外の照明器具に設置する電球は『屋外用』の記載がある物を使用してください。屋外対応の電球は、防水処理により雨による水濡れや温度差に対応できます。
LED電球の注意点
LED電球特有の注意点もあります。多くの種類が販売されておりますが、設置場所に対応しているかパッケージの記載内容をよく確認しましょう。
断熱材
設置位置のダウンライト等に『Sマーク』がついている場合は注意してください。
これは、取り付け位置に断熱材が敷き詰められているため、対応機種しか取り付けができないという表記です。LED電球は白熱電球等と比べ温度は上がりすぎない特徴がありますが、まったく発熱しないわけではありません。そのため、電球の設置位置には熱の逃げ場が必要になります。元々熱の逃げ場がない設置場所の場合は、それに対応した機種の電球しか取り付けできません。
調光器具や密閉型
基本的にLED電球は白熱電球と同じ仕組みでの調光ができません。そのため、調光器具付きの照明器具には対応機種以外のLED電球は設置できません。同じように、密閉型の照明器具も対応機種以外は設置できません。これらの対応機種以外を設置すると、破損や短寿命の原因となります。
交換する電球が分からない場合は、元々設置していた電球を電気屋さんへ持ち込んでご相談いただくか、街の修理屋さんなどの業者へご相談ください。
電球のご用意から高所での交換作業も承ります。
街の修理屋さんでは照明の点検から交換までお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。照明の交換作業は税込み5,500円より受け承っております。お見積り・ご相談も無料で対応しております。興味のある方はお電話やメールでお問い合わせくださいね。お待ちしております。
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