
換気扇の修理費用と交換タイミングは?簡単なトラブル解消法も解説
換気扇はキッチン・浴室・トイレなどで使用され、室内の空気を外と入れ替えるために使われます。そんな換気扇が故障してしまったら嫌なにおいや湿気が部屋にこもり、カビや異臭の原因になってしまいます。「修理したいけど料金相場が気になる…。」「自分で出来そうなことはないのかな。」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このページでは換気扇を修理・交換する際の費用相場や自分でもできる換気扇不調への対処方法について詳しく解説していきます。
ファンの種類
換気扇と一口に言っても様々な種類に分けられ、種類によって費用相場も大きく変わります。まず初めに自分の家の換気扇がどれに該当するのかを知りましょう。
プロペラファン(直接排気式)

プロペラファンの最大の特徴は安価で排気性に優れている点です。屋外に面している部屋の壁などに設置されていることが多く、古い家などは大抵の場合プロペラファンが設置されています。
シロッコファン(ダクト排気式)

シロッコファンはキッチンに設置する換気扇「レンジフード」で使用されているファンで、フード一体型・動作が安定しているなどの特徴を持ち、現在キッチンで最も普及している換気扇になります。お手入れが楽で屋外に面していない部屋にも設置が可能という点と、騒音がプロペラファンに比べて少ないという点が人気の理由となっています。
ターボファン
ターボファンは耐久性が高いのが一番の強みです。高速で回転しても壊れにくく強い風が送れるため、浅めのレンジフードやダクトファンなどのシロッコファンより風量が必要な機器で使用されます。
修理時期の目安は?

不調を感じたらすぐ修理しよう
換気扇から異音や「ガタガタ」といった振動音、機能低下の症状が見られたら故障しているかもしれません。故障した換気扇は初期段階でなら部品交換などで修理対応可能ですが、無理をさせてしまうと劣化が進んでしまい本体交換が必要になります。
耐久年数を超えたら交換しよう
一般的な換気扇の寿命は10年~15年程度だといわれています。ですが換気扇は日常的に使用する電化製品なので寿命も短くなってしまいます。長年使用しているといつから使用していたか分からなくなってしまいますが、製造年月のシールが貼ってあるので探して確認しましょう。もし10年を超えていたらいつ故障してもおかしくないので交換するのをお勧めします。
またファン自体の交換は自身でも可能ですが、換気扇本体の交換には電気工事士資格が必要になります。必ず業者に依頼しましょう。
放置すると起こるトラブル
故障や不具合が生じたままの換気扇を使用し続けると修理が不可能になるだけではなく、それ以上に危険な下記のトラブルに発展したりすることもあります。できるだけ早い段階で修理してあげましょう。
ハウスダストやカビによる健康被害
換気扇は空気を入れ替えるものなので故障すると家の中にホコリが溜まり、室内の湿度が上がってしまいます。そうするとカビの繁殖やハウスダストにより健康被害にもつながり体に影響を与えてしまいます。
害虫や悪臭の発生
キッチン換気扇は油煙なども吸い上げるためそれが害虫のエサや異臭・悪臭の原因になってしまいます。
火災の原因になる
配線故障と油汚れの蓄積が放置されるとそこから発火してしまい、最悪の場合は火災に発展してしまう可能性があります。
修理、交換時の費用相場

費用相場は換気扇によって異なる
換気扇の修理作業の相場はおよそ10,000~20,000円程です。次に交換費用の相場です。交換費用はそれぞれの換気扇によって異なります。プロペラファンを使用した換気扇なら工事代と部品代両方合わせて15,000~30,000円程度、レンジフードの場合は70,000~100,000円くらいが一般的な相場です。
レンジフードには高機能なものもあり、その場合は200,000円くらいまで跳ね上がってしまいます。修理交換の際には自分の予算と目的に応じた換気扇を選ぶようにましょう。
業者選びのポイント
業者を選ぶ際に一番気を付けるべき点は資格の有無です。先述した通り、換気扇修理には法律上、工事士資格が必要になっています。資格なく工事対応している業者もいますが、施工が甘かったり作業中の不注意で火災や感電を引き起こしたりします。安さだけを意識するのではなくしっかりと工事士資格の有無を確認したうえで依頼するようにしましょう。
シロッコファンに交換するならダクト工事が必要
現在プロペラファンを使用しているがレンジフードに交換したい、もしくはレンジフードを新しく設置したいという方はダクト工事というものが必要になります。ダクトとは、レンジフードで吸い上げた空気を外に排出するための通路のことです。
ダクトの工事はとても難易度が高いため、工事が失敗すると上手く煙や空気を換気できなくなるので大変です。一般的なダクト工事の相場は20,000~30,000円程度ですので無理せずに業者に依頼しましょう。
賃貸の場合の費用負担は?
アパートやマンションなど、賃貸に住んでいる方は「故障した場合の換気扇交換費用は貸主と借主どっちが負担するの?」と疑問に思うことでしょう。場合によりますが多くの場合は貸主が支払うことになります。
しかし、交換理由が経年劣化ではなく利用者の不注意による故障などの場合は借主負担になってしまいます。自分で直接業者に依頼する前に一度大家さんや管理会社に電話してみてからどうするのかを決めましょう。
業者依頼前に自分で掃除してみる

換気扇はその性質上どうしても汚れが溜まりやすいです。見ただけでは分かりづらいですが、いざカバーを外して確認するとホコリや油、カビなんかが溜まってしまっていることも。
汚れが溜まると機能低下の原因になる上に電気代も上がってしまいます。吸い込みが弱まった原因が汚れならば掃除をすれば改善されるため、業者に依頼する前に一度自分で掃除をしてみましょう。
掃除の手順
用意する道具
- 新聞紙
- ドライバー
- 重曹
- バケツ
- スポンジ
- タオル
手順
- 掃除中の感電を防ぐためにブレーカーを落とす
- 換気扇のフィルターを外す
- 留め具を取り外してファンを取る
- 新聞紙を敷き、バケツにお湯と重曹を入れる
- 重曹をお湯に溶かしたら取り外したファンをバケツに浸す
- 浸してる間に換気扇本体の汚れをスポンジで落とす
- ファンの汚れをスポンジで落とし、水で洗い流す
- タオルでファンを拭き、完璧に乾燥したらファンを取り付ける
まとめ
換気扇が故障してしまうと不快感や不便さを感じるだけではなく、最悪の場合は火災トラブルにまで発展してしまいます。修理や交換で予期せぬ出費をしないためにも、年に3回程度はめんどくさがらずに掃除してみましょう!
ですが機械である以上故障は避けれません。もし故障してしまい、業者選びに困っているなら街の修理屋さんにお任せください。街の修理屋さんは全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。
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