エアコンの真空引きにかかる時間を解説【数分で終わる場合が多い】
「エアコンの真空引きをしようと考えている。どれくらい時間がかかるのか、大体の目安が知りたいな…」という悩みがある方は多いと思います。素人がエアコンの周辺機器を触る機会はほとんどありません。真空引きなんて、何回も経験はないですよね。時間の目安など、分からないことがほとんどでしょう。
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- エアコンの真空引きにかかる時間
- エアコンの真空引きの手順
- エアコンの真空引きを業者に依頼する際の注意点
エアコンの真空引きで分からないことがある人は、この記事を参考にしてください。
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解決に役立ててくださいね。
エアコンの真空引きとは
エアコンを新しく取り付ける際に、真空引きを一緒に行うのが推奨されています。真空引きとは、エアコンの内部を真空にして、余分な水分を取り除くことを指します。まだ使っていないエアコンでも、中には湿気による水分やゴミが、多少は付着しています。
これらをしっかりと取り除かずに、エアコンを稼働させてしまうと、中に残されていた水分が凍って、故障に繋がってしまうこともあるのです。故障まではいかなくても、エアコンの効きが悪くなってしまったり、正常に働かなかったりと思わぬ不具合を招いてしまう場合もあります。
真空引きの対応はエアコン業者によって異なります。エアコン設置の際に、真空引きも込みの値段になっている場合と、オプションで後付けできる場合の2種類に分かれます。
「オプションならいらないか」「自分でやってみよう」と思う方もいらっしゃいますが、エアコンを新設したのに、トラブルを起こして使えなくなったら損です。そのため、エアコンの真空引きは必ず業者に依頼してください。
エアコンの真空引きの時間
エアコン設置と真空引きは、セットで行うのがおすすめです。エアコン設置と同時に真空引きを行っても、大幅に工事時間が掛かってしまうことはありません。真空引きは多くの場合10分以内に終わってしまうので、余分な負担にはなりませんよ。
ただし、配管が故障していたり中にゴミが付着していると、修理やクリーニングが必要となり、1時間前後掛かる場合もあります。念のため、時間には余裕を持ってスケジュールを組むと、作業当日に慌てることがありません。
エアコンの新規取付の手順については、以下の記事で解説しています。
エアコンの真空引きの手順
エアコンの真空抜きはどんな風に行うのか、その手順を簡単にご紹介していきます。真空抜きを行うには「真空ポンプ」「ゲージマニホールド」「チャージングホース」の3つが必要です。
真空ポンプは、配管内を真空にするための道具です。ゲージマニホールドは、配管内の真空度を計るための道具になります。チャージングホースは、真空ポンプやゲージマニホールドといった器具をエアコンに接続するために使用します。
真空ポンプの取り付け準備をする
まずは、室外機の横に真空ポンプを用意しましょう。室外機の左下に、冷媒を充填する際の低圧側サービスポートというものがあります。低圧側サービスポートに注入口が付いているので、そこのナットを緩めて取り外します。
真空ポンプを取り付ける
真空ポンプを低圧側サービスポートに、接続をしていきます。真空ポンプの電源を入れて、値が0になっているかを確認しましょう。
真空引きをする
ゲージマニホールドが−0.1MPaになるのを目標に、15分間ほど真空引きをしていきます。ポンプが回ると煙が出ることがありますが、故障ではありません。オイルミストの煙なので、安心してくださいね。
真空引きの際は、緩めすぎず締めすぎないようにするのがポイントです。ゲージマニホールドが0の方向へ針が動いてしまう場合、漏れている可能性があるので、接続部を調整してみてください。
気密試験を行う
15分間真空引きを行って、−0.1MPaになっていたら最後に気密試験を行います。真空ポンプの逆流防止バルブを閉じてから、ポンプを止め10分間ほど放置します。放置して、ゲージマニホールドの数値に変動がなければOKです。
冷媒を配管内に通す
気密試験が終わったら、室外機の低圧・高圧側バルブを開けて冷媒を配管内に通して終了となります。
エアコンの真空引きは素人には難しい
経済的な事情から、エアコンの真空引きを業者に頼まず、自分でやりたいと考える方もいる事でしょう。しかし、正直に言うと、真空引きは素人の方にとって、非常にハードルが高い作業であるため、あまりおすすめできません。
業者が行なっている難しい作業であるうえ、作業に必要な真空ポンプや、ゲージマニホールドなどの器具もそろえる必要があります。つまり、真空引きを自分でやると非常に手間と時間がかかるうえに、下手をすると業者に依頼するよりもお金がかかってしまう可能性もあるのです。
また、真空引きには先程説明したような手順があり、作業のやり方や順番を誤るとエアコン故障の原因となることも考えられます。たとえば各器具の接続が微妙に悪かったり、接続部分にわずかな油汚れがあったりするような場合でも、真空引きは上手くいかないことがあるのです。
しかも、何らかの不具合が発生していたとしても、一般の方には原因が分からないことが多くあります。そのまま作業をして故障させてしまったり、何度やっても上手くいかずに途方に暮れてしまったり、というようなことも充分にありえるでしょう。
エアコンの真空引きは業者に依頼すべき
エアコンの真空引きは、素人の方にはなかなか難しいため、できるだけ専門業者にご依頼いただくことをおすすめします。正しくできているのか、分からない状態で作業を続けるのは大変ですし、場合によってはエアコンの故障だけでなく事故につながる可能性も考えられます。
確かにお金がかかるという側面はありますが、かかる時間や安全面を考慮すると、業者へ依頼する方がコスパが良いです。弊社、街の修理屋さんではエアコンの真空引きの依頼をお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日に問題を解決します。
年中無休で対応しており、夜間のトラブルでも安心です。エアコンの真空引きは、税込み5,500円より受け承っております。作業前に無料でお見積もりを行うので、興味のある方は電話・メールでお問い合わせくださいね。
エアコンの真空引きを業者に依頼する際の注意点
エアコンの真空引きは、自分で行うこともできます。ただ、専門道具を一式自分で揃えることとなるので、かえって高く付いてしまうこともあります。
真空引きは、何度も行う作業ではありません。エアコンの専門業者に依頼するのが失敗の恐れもないので、確実な方法です。ただし、エアコン業者なら何でもいいわけではありません。依頼をする際の、注意点を2点お伝えしていきます。
保証制度があるか確認する
工事や作業をしてもらっても、動かないなどのトラブルが起きてしまうこともあります。そんな時に、依頼した業者に1年間などの保証制度があれば、不具合が治るまで対応してもらうことができて安心です。保証付きプランなどもあるので、依頼する業者に相談してみてください。
真空ポンプを使用しているか確認する
真空引きをする際に、真空ポンプを使っているかも確認しておきたいところです。
現在は真空ポンプを使用している業者がほとんどですが、以前はエアパージという作業が主流でした。エアパージでは、エアコン取り付け後に室外機の中に冷媒ガスを流し、配管内部に残った空気や不純物を追い出します。
エアパージだと、配管内の空気が完全に除去されない場合があるので、真空ポンプを使用している業者に依頼をするようにしてください。業者にせっかくお金を出して依頼するならば、キレイに使えるようにしてもらいたいですよね。
他にも、エアコンに関する専門知識がないと対応できないことも多くあるので、困ったことが起きたら自分で対応する前に、まずは信頼できるエアコン業者に相談してみてはいかがでしょうか。
エアコンの真空引きは専門業者に依頼しましょう
エアコンを不具合や故障から守るためには、配管内部の空気を排除して真空乾燥状態にし、余分な水分やゴミを取り除く真空引きが不可欠です。エアコンがその性能を十分に発揮するためには、エアコンの内部を冷媒ガスだけで充満させておくことが大切です。
エアコンの真空引きには特別な資格は必要ありませんが、専門知識や工具を必要とします。素人には難しい作業ですので、業者に依頼しましょう。
弊社、街の修理屋さんではエアコンの真空引きの依頼をお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日に問題を解決します。年中無休で対応しており、夜間のトラブルでも安心です。エアコンの真空引きは、税込み5,500円より受け承っております。作業前に無料でお見積もりを行うので、興味のある方は電話・メールでお問い合わせくださいね。
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