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ツバメの巣立ちと子育て・繁殖についての疑問を解説

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春になったらやってくるのが、ツバメですね。ツヤ、光沢のある藍黒の体と、赤い額とほっぺが特徴的な渡り鳥です。家の軒先などに巣を作る姿は、誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。またツバメの巣といえば、高級食材としても有名です。

ところでみなさんは、ツバメについてはどれくらいご存知でしょうか。毎年やっくる渡り鳥で、人の近くに巣を作る。ということは知っていても、それ以上の知識がある方は少ないのではないでしょうか。そこで今回の記事では、ツバメの生態について詳しくご紹介。ツバメの巣立ちや子育てなど、ツバメについての疑問をご紹介していきます。

ツバメの巣についての疑問

まず気になるのは、巣について。そもそもどうして人の近くに巣を作るのか、また巣はなにでできているのかなどの素朴な疑問についてお答えしていきます。

どうして人の近くに巣を作るの?

家の軒先や玄関ポーチの天井、はたまたお店の看板など、ツバメは人目につきやすいところに巣を作るので有名です。そこがツバメの親しみやすさにもなっているのですが、実際のところそれはなぜなのか。これはツバメがその人目を利用しているからです。というのも、ツバメが巣や生まれた卵・ヒナを外敵から守るため、人が近くにいるところに巣を作りようになったということ。ツバメの巣を脅かすカラスなどのほかの鳥、蛇などは人に寄っていかないので、これを利用して人の近くに巣を作るようになったのです。

巣はなにでできてるの?

日本にやってくるツバメの巣は、主に泥と枯れ草などでできています。これをツバメが運んできて、唾液と泥で固めながら軒先などに貼り付けて大きくしていきます。

ツバメの巣は食べられる?

高級食材で有名なツバメの巣ですが、残念ながら日本にやってくるツバメの巣については食べられません。上記のように材料が泥と枯れ草なので、人が食べるのに適してはいません。食べられる巣というのは、日本にやってくるツバメとは別の種類のツバメのものです。ちなみに食べられる巣はアナツバメという種類のツバメが作るもので、ツバメの唾液でできています。

ツバメは群れで巣を作るの?

ツバメには群れを作る習性はなく、ツガイ(夫婦)で巣を作ります。一つの巣に複数のツバメがいることがありますが、これは群れで行動しているわけではありません。そのほとんどがツバメ同士の喧嘩によるもので、ほかのツガイから巣を奪うための行動です。

毎年同じ場所に巣を作るの?

ツバメは一度巣を作ったところに再び巣を作る習性があります。これは一度巣を作って子育てをした場所は、ツバメにとっての安全な場所という認識があるからです。ただツバメの寿命は短いので、同じツバメが何度も何度も同じ場所へやってくることはほとんどありません。

ツバメの繁殖についての疑問

では次に、ツバメの繁殖についての疑問を解説していきましょう。

ツバメはどうして毎年日本にくるの?

ツバメが毎年日本にくるのは、暖かいところで巣を作って子育てをするためです。ツバメは渡り鳥なので、毎年の気温の変化に合わせて、子育てに適したところに移る習性があります。

ツバメは毎年同じツガイと巣を作るの?

ツバメの生態では一夫一妻が基本なので、基本的に毎年同じツガイと巣を作ります。ただしツバメの寿命は短く、片方が先に死んでしまうことがあります。その場合は生き残った片方が別のツガイを見つけて、また一夫一妻で巣を作って繁殖します。またツガイ同士が生きていた場合でも、渡りの途中ではぐれてしまったり、巣に戻ってこなかった場合も別のツガイを見つけます。

ツガイ・相手の見つけ方は?

ツバメはメスがオスを選んでツガイを作ります。オスの尻尾の長さが魅力になるので、メスは尻尾の長いオスを選んでツガイになります。というのもオスの尻尾というのは、ダニなどの寄生虫が多くついていたり、不健康だと伸びなくなるのです。メスはより健康なオス、尻尾の長いオスを見つけることで、メス自身の身や抵抗力の弱いヒナを守ろうとしているのです。

卵はいくつ産むの?

ツバメは一度の繁殖で、3個から7個ほどの卵を産みます。メスが1日1個のペースで卵を産み、最後の卵が産み終わると温めて育てていきます。

ツバメの子育て・巣立ちの疑問

それでは次に、ツバメの子育てや巣立ちについての疑問を見ていきましょう。

卵はどれぐらいで孵るの?

ツバメの卵は、最後の卵が生まれてから20日前後で孵化します。というのもツバメのツガイは最後の卵を産んだあとに、温めはじめるからです。最初の卵から温めてしまうと、最初と最後で孵化にばらつきが出てしまい、子育てや巣立ちの時期に影響が出てしまうからです。

ヒナはどれくらいエサを食べるの?

生まれたばかりのヒナはたくさんエサを食べます。親鳥がエサを運ぶ回数は、1日に300回以上になることも。これは生まれたばかりのヒナは弱いため、たくさん食べて早く成長しないといけないからです。

ヒナはなにを食べるの?

ツバメのヒナは親鳥が運んでくる昆虫を食べます。その虫というのは主に空を飛ぶ羽虫で、蚊やハエ、ハチなどを食べます。ヒナの成長過程によって虫の種類も違っていき、最初はヒナの小さな口に入るもの、大きくなるとトンボなどの大きな虫を食べることもあります。

どうやってヒナにエサを分けるの?

生まれたばかりのヒナにエサを与えるとき、親鳥はより大きく口を開けているヒナにエサを分けています。お腹が空いているヒナほど大きな口を開けるので、親鳥はこれを目印にしてヒナにエサをあげています。そうしてヒナに均等にエサを与え、成長させていきます。

ヒナは巣の中にフンをするの?

生まれたばかりのヒナは、巣の中にフンをします。これを親鳥が咥えて外に出し、巣の中を清潔に保ちます。というの巣の中にフンがそのままになると、ダニや寄生虫が沸いてしまうからです。こうした寄生虫はヒナや親鳥を弱らせるため、親鳥はなるべく巣の中を清潔に保とうとするのです。ちなみにヒナは大きくなってくると、巣の外にフンをするようになります。その場合巣の外へお尻をむけてします。

ヒナはいつ巣立っていくの?

ヒナは孵化してから、20日ほどかけて成長していきます。生まれたばかりのうちは親鳥にエサをもらいながら成長しますが、大きくなる過程で巣から離れ、親鳥と一緒に空を飛ぶ練習をしたり、エサを取る練習をします。そうして大人になる練習をしてから、巣を離れます。

ヒナが巣立つ時期は?

ヒナの巣立ちの時期は、早いと5月下旬、遅いと9月ごろになります。これは地域によってことなり、九州などの暖かい地域では早く、関東より東・北になると遅くなります。暖かい地域にやってきたツバメは春の早い段階で繁殖を行い、寒いところだと遅くなるからです。またツガイによっては、ヒナがすべて死んでしまうなどして、一から子育てを行うこともあります。こうした場合も卵を産んで育てる時期が遅れるため、巣立ちの時期が遅くなります。

巣立った後のヒナは?

ヒナは巣立ったあとも、数日は巣に戻って睡眠をとります。また同じ巣で育ったヒナたちで一緒に行動し、親鳥にエサをもらうこともあります。これが1週間ほど経つと自分だけでエサが取れるようになり、渡り鳥として日本を離れていきます。日本を離れたヒナはフィリピンなどの暖かい地域で冬を越し、また春頃に日本にやってきてツガイを見つけ、子育てを行います。

ツバメの鳴き声やさえずりについての疑問

日常的に鳥の鳴き声を聞く方も多いと思いますが、ツバメはどのような鳴き声をしているのでしょうか。そもそも鳥の鳴き声は、「地鳴き」と「さえずり」の2つに分けることができます。

「地鳴き」は通常時の鳴き声で、仲間とコミュニケーションをとるためといわれています。一方で「さえずり」は求愛のために鳴く声とされており、ほかのオスを遠ざける意味合いでも使われています。

以下で、ツバメの鳴き声やさえずりの種類と特徴を簡単に紹介します。

  • ジージー鳴き:ひなの真似をしたような声、オスが目えすの気をひくために鳴く
  • ツピー鳴き:文字通り「ツピーツピー」と鳴く声、敵への警戒音
  • さえ鳴き:よく聞くツバメの声、「チュルチュルチュルチジー」と鳴く
  • チャカ鳴き:「チャカ」と短く鳴く、オスがメスを誘う時に鳴く
  • チュイ鳴き:「チュイ」と鳴く、餌を持って帰ってきた親ツバメがひなの注意を促すために鳴く

ツバメの飛行速度や飛行能力についての疑問

ツバメは飛行能力が高く、鳥の中でも早く飛べるほうです。そのスピード時速50kmほどで、ただし、ツバメが捕食者を追い払う際や獲物を捕らえる際には、さらに高速で飛行することがあります。

ツバメは渡り鳥のため非常に持久力があり長時間の飛行が可能で、季節ごとに数千キロメートルもの距離を移動します。

また、空中で非常に機敏なツバメは、急速な方向転換や飛行中の急停止など、高度な操縦能力を発揮することも。昆虫などの獲物を空中で捕らえるのが上手なのも、飛行能力の高さゆえだと考えられるでしょう。

ツバメの生態や繁殖に関する興味深い事実

ここからは、ツバメの生態や繁殖について紹介します。毎年日本にやってくるツバメは昔から日本人にとって馴染み深い鳥であり、「幸せを運んでくれる」とも言われるほどです。

そんなツバメの生態について、いくつか興味深い事実をみていきましょう。

営巣方法

ツバメは、主に泥と唾液を組み合わせた素材で巣を建設します。この巣は一般的に卵型をしており、垂直な壁面に取り付けられます。ツバメは年々同じ場所に巣を作ることが多いため、巣を見つけたら次の繁殖シーズンに戻ってくることも多くあります。ツバメは巣作りがとても上手で、綺麗な形をしたものも多くあります。

長距離を移動

ツバメは北半球と南半球の温帯地域に広く分布しています。夏には北半球で繁殖し、冬には南半球で渡り鳥として過ごします。渡りの距離は種によって異なり、一部の種は数千キロメートルもの距離を移動します。

捕食と飛行

ツバメは主に昆虫を捕食する肉食性の鳥です。彼らは高速で飛行し、空中で獲物を捕らえるために巧妙な飛行技術を駆使します。飛行スタイルが美しいだけでなく、高度な捕食能力があるのも、ツバメの魅力といえますね!

文化的な象徴

ツバメはさまざまな文化や宗教で象徴的な存在とされています。多くの文化では、ツバメは幸運や希望、新しい始まりの象徴とされ、その姿勢や飛行能力からインスピレーションを受けた絵画などが存在します。

ツバメの巣でお困りなら・・

ここまでツバメの生態を紹介してきましたが、なかには「ツバメに巣を作られて困っている」という方もいるかもしれません。ツバメは毎年日本にやってきて巣を作り子育てをします。そのため、良さそうな場所があればせっせと巣を作るのです。

確かにツバメは「幸福の象徴」とされる大切な生き物ですが、出入り口の上など、少し困った場所に巣を作ることも珍しくありません。もしツバメの巣でお困りであれば、害虫駆除をおこなっている『街の修理屋さん』にご相談ください。

ツバメが巣を作っている状況を拝見し、適切に対処いたします。お電話もしくはWebからご連絡いただければすぐに対応しますので、お気軽にご相談ください。


※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。

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