鳩の卵に注意!ベランダに巣を作らせない方法

ちまたでよく見る野鳥の鳩。街中や公園など、さまざまなところで目にする身近な動物のひとつですよね。たくさんの鳩が一緒になって移動する、エサをつついている姿はなんとも印象的です。

身近で親しみのある鳩は、街中のほかにも住宅地でもよく見かける存在。家の屋根の上に留まっていたり、道路を歩いていたり。みなさんの中には、家のベランダで羽を休める姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。平和の象徴とも言われるだけはあり、家に来た鳩はなんとなく縁起がいいような気もしてしまいます。が、ベランダの鳩には注意が必要です。なぜならその鳩、巣を作りにやってきたのかもしれません。

鳩は人の家のベランダに巣を作ることでも有名な鳥です。ベランダの端っこや、エアコン室外機の裏など、こうしたところで巣を作り、ヒナを育ててしまいます。こうした巣をなんとなく喜んでしまう人もいますが、それ、注意が必要です。ベランダの巣や卵を放置すると、いつのまにかベランダが大量の鳩の溜まり場に。落ちた糞や羽で、苦労をするハメになるかもしれません。

そこで今回の記事では、鳩の卵と巣についてのお話をしていきます。鳩の声帯も交えて、ベランダの鳩対策を見ていきましょう。

鳩の種類について

まずは鳩の種類について。みなさんが目にする鳩は、大きく分けて2種類。「ドバト」と「キジバト」という鳩です。

ドバトは全体的に灰色で、首の周りに緑から赤紫の光沢があり、翼に2本の黒い模様があります。公園などでよく集まっているのがこのドバトです。人によく慣れているので、近くによってもあまり逃げません。人慣れしていることから、ベランダに巣を作るのもこのドバトがほとんどです。鳴き声は「クルックー」といった感じで、みなさんが想像する鳩の鳴き声をしています。

一方のキジバトは、全体が灰色から褐色掛かった色。翼に鱗のような模様と、首に横縞の線が入っているのが特徴です。キジバトは山鳩とも呼ばれていて、あまり人前に姿を現しませんし、近づくと逃げていきます。鳴き声が特徴的で、「デーデー、ポッポー」とリズミカル。街中や住宅地では木の上などの高いところにいることが多いので、鳴き声だけは耳にする方も多いのではないでしょうか。

鳩の生態

ドバトにしてもキジバトにしても、繁殖力が高いのが鳩という鳥です。ほかの鳥と違って繁殖期はなく、1年を通して繁殖を行います。一度の繁殖で産む卵は2個で、産卵後20日ほどで孵化します。孵化から1ヶ月から1ヶ月半ほどでヒナは巣立ち、巣立ちから半年くらいで繁殖を行います。

一度に産む卵は2個とほかの鳥よりも少ないのですが、生まれたヒナが半年後には繁殖がはじまるので、繁殖力が非常に高いのが鳩です。また環境が整えば一年に8回も繁殖を行います。そうすると1つのペアが一年で16回も卵を産むことになるため、繁殖力はほかの鳥に比べても格段に高くなっています。

ベランダの巣の注意

上記でもご紹介した鳩の繁殖力の高さ。それとベランダの巣の注意とは、密接に関わってきます。というのも鳩は、一度巣を作ったところに何度も巣を作る習性があるからです。

鳩は巣を作る際、その前に何度か下見をしています。天敵がいない場所や、隠れる場所があるかなど、巣作りに適したところを探してから巣を作るわけですね。そうして見つけた場所に巣を作った場所は、鳩にとってのお気に入りスポット。一度の繁殖だけではなく、何度もそこで巣を作るようになります。

1回の繁殖であれば、巣作りから巣立ちまで長くても3ヶ月ほど。それほど期間も長くありませんし、せっかく作ってくれた巣なので見守りたくなるものです。しかしそうして見守られた鳩は、再び繁殖を行い増えていきます。

また厄介なことに、鳩には集まる習性があります。鳩が鳩を呼び、あちこちで卵を産んで育てる。そうして鳩がどんどん増えて、いつの間にかベランダが鳩の溜まり場になる。なんてことは珍しくはありません。

そうなると気になるのが、鳩の糞や羽など。ベランダ周りや洗濯物が、汚れてしまいます。また集まった鳩の鳴き声や臭いというのも、そうとうな被害です。

鳩に巣を作らせない方法

鳩が増えると、フンや羽でベランダは大変なことになります。また集まってきた鳩がご近所のベランダも溜まり場にして、周辺一帯が鳩の住処に…なんてことも。実際にあった事例では、団地の空き部屋のベランダに鳩が産卵を行い、それが放置されて団地全体が鳩の被害に悩まされるということもありました。

そんなことにならないためにも、ベランダに鳩の巣を作らせないようにするのが大切です。鳩がやってくるのを未然に防ぐことで、鳩の被害を回避します。

その方法というのは、巣作りされにくい環境を作ること。鳩は隠れられる場所に巣を作るので、隠れる場所を無くせばいいわけです。ベランダに置いてあるものをできるだけなくすことで、鳩が巣を作らないようにします。使わなくなった家具などは、ベランダに放置しない。枯葉などがあったら片付けるなど、整理整頓、清潔にしておくことが大切です。

また特に注意したいのが、鳩のフンです。鳩は鳩のフンを見つけると、そこに巣を作るようになります。これは鳩のフンが目印となり、以前に鳩がやってきたことを示してしまいます。鳩は鳩がいたところを安全な場所だと思うので、目印となるフンは放置せずに掃除をするようにしましょう。

鳩を寄せ付けない方法

鳩に巣を作らせないためにも、鳩が寄り付かないような環境を作るのも大切。特にベランダで鳩を何度か見たことある場合は、巣作りの候補地になっている可能性があります。そのうち鳩が巣を作りはじめるかもしれないので、鳩が来ないようにしてください。

鳩を寄せ付けない方法はいくつかありますが、効果的なのは鳩よけのネットを貼ることです。ベランダの空間に隙間なくネットを貼ることで、鳩が中に入ってくるのを防ぎます。このネットは100円ショップなどにも売っているので、ベランダの鳩が気になってきた方は一度試してみるとよいでしょう。

ほかの方法としては、バードスパイクを立てること。バードスパイクはトゲのついたシートで、鳩が留まれなくするものです。ベランダの手すりや床など、鳩がよく留まっているところに置いて使います。

鳩を寄せ付けないポイントは、物理的に鳩が入れない・留まれないようにすることです。鳩よけでよくある忌避剤やカラスの人形、CDなどですが、これらは鳩が慣れてしまうので、効果は限定的です。鳩が入れない・留まれない場所を作れば鳩はやってきませんし、巣作りの候補にもならないので一番効果があります。

鳩の卵を見つけたら

もしベランダに巣を作られてしまったら。鳩の卵を見つけたら。そんなときは、街の修理屋さんのような専門業者に駆除の依頼をしてください。というのも、鳩の卵やヒナは鳥獣保護法のもと、駆除や撤去をしてはいけない決まりになっているからです。

許可なく卵を移動させたり、捨てるなどの処分を行った場合。1年以下の懲役または100万円以下の罰金を支払うなどの刑罰を課せられる可能性もあります。専門業者であれば法律に基づいてしっかりと対応ができるので、ご自身で処分しようとせずにまずはご相談ください。

ちなみに巣の中に卵がない場合は、一般の方でも撤去は可能です。その際の許可もいりませんので、ベランダに巣ができたら早めに処分するようにしてください。

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