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カラスの卵と繁殖期!威嚇行動との密接な繋がり

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住宅地でも繁華街でも、街中どこでも見かけるカラス。真っ黒の大きな体で空を飛び、電信柱やアンテナの上に留まっている姿はお馴染みです。地域によっては、ゴミを漁ったり、人を威嚇するなどの迷惑行為も目立ちます。

そんな馴染み深くも近寄り難い、そんな野鳥のカラスですが、みなさんはカラスの卵を見たことがありますか。増えることはあっても、数は減らないのがカラス。どこかで卵を産んでいるはずですが、見たことある人は少ないのではないでしょうか。

真っ黒なカラスだから、きっと卵も真っ黒な卵をしている。そう思っている方も多いかと思いますが、実はそんなことはありません。カラスの卵は、カラスに似合わずポップな色をしています。

そこで今回の記事では、カラスの卵についてご紹介。合わせて卵と密接に関係のある、カラスの威嚇行動についても解説していきます。

カラスの卵の特徴

それではさっそく本題。カラスの卵の特徴についてご紹介していきます。

カラスの卵の色

みなさんが想像するカラスの卵は、黒が多いのではないかと思います。もしくはニワトリのような、白やベージュが多いのではないでしょうか。ですがそれはまったくの間違い。カラスの卵の色は個体差もありますが、全体が青緑色や緑褐色をしていて、そこに茶色の斑点模様がいあります。

卵だけを見るとポップでキュート。まるでチョコミントのような色合いをしています。卵だけをみたら、ここから真っ黒なカラスが生まれるとはとても思えません。

カラスの卵の大きさ

カラスの卵の大きさは、長辺が約4.7センチ、短辺が約3.2センチです。手のひらサイズでニワトリの卵とほぼ一緒です。ちなみにニワトリの卵の大きさは、Mサイズで長辺が約5.5センチ、短辺が約4.3センチ。ニワトリの卵と比べると、カラスの卵は少し小さい大き沙です。

カラスの卵の重さ

カラスの卵の重さは、20グラム前後。ニワトリの卵がMサイズで58グラムから64グラムくらいなので、重さには倍以上の違いがあります。ニワトリの卵と比べると、ずいぶんと軽いわけですね。

カラスの卵と繁殖期

ここからはカラスの卵と繁殖期について詳しく見ていきましょう。

カラスには繁殖期があるので、一年中卵を産んで育てるわけではありません。その繁殖期は主に春から夏にかけてで、主に4月から8月がその時期です。この期間にカラスはツガイを見つけて、巣を作り卵を産んで育てます。

ちなみにカラスの繁殖期は、個体によってばらつきがあります。早いと3月の下旬や、遅いと9月になることもあるようです。

また産んだ卵が巣から落ちて割れてしまったり、産まれたヒナが巣立つ前に死んでしまうなどすると、もう一度繁殖をやり直すこともあります。そうなった場合は、繁殖期が遅れていくことになります。

カラスが産む卵の数

カラスは一度の繁殖期に、平均して3個から5個の卵を産みます。ちなみに産む数はカラスの種類で違い、ハシブトガラスは2個から5個、ハシボソガラスは3個から5個になります。

ちなみにカラスの種類について、詳しくはこちらの「カラスの種類を徹底解説!日本にいるおもな6種の特徴をご紹介」をご参照ください。

カラスの卵が孵る時期

カラスの卵は、温めはじめてから約20日前後で孵ります。カラスはツガイのオスとメスで交互に卵を温めていきますが、その割合はメスの方が多いようです。またメスが卵を温めているときは、オスがエサを見つけてきて、メスに与えるようになります。

カラスの巣立ち

カラスの卵が孵ってから、巣立つまでは1ヶ月から1ヶ月半ほど。産まれたばかりのヒナは、親鳥からエサをもらって成長していきます。次第に大きくなってくると、親鳥にエサの取り方を教わったり、空の飛び方を教わるなどして巣立ちの準備をはじめます。独り立ちできるようになったら、巣を離れて旅立っていきます。

カラスの卵を見られる時期

カラスの卵を見られる時期は、繁殖期になります。繁殖期の4月から8月ということになりますが、カラスが卵を産みはじめるのは4月から5月ごろになります。なのでだいたい春の終わりから初夏ごろと考えると良いでしょう。ちなみにカラスの繁殖期は、以下のような流れになります。

  • 3月〜5月(主に4月)ツガイを見つけて巣作り
  • 4月〜6月(主に5月)産卵と卵の温め
  • 5月〜7月(主に6月)卵の孵化とヒナの成長
  • 6月〜8月(主に7月)ヒナの巣立ち

ツガイの個体差や繁殖の失敗の有無にもよりますが、カラスの卵が見られるのは5月前後の3ヶ月間と考えて良いでしょう。この時期以外はすでにヒナが孵ってしまっているか、そもそも繁殖期ではないため卵を見る機会はありません。

カラスの巣がある場所

カラスは高いところに巣を作る習性があります。その主な場所や、木の上や電線・電信柱の上など。街中では、ビルの屋上や看板の中に巣を作ったという事例もあります。

カラスは警戒心の強い鳥なので、こうした高いところに巣を作り、外敵から巣やヒナを守る習性があります。なので地上にいる私たち人の目にはつかず、なかなか見ることができません。

カラスの卵と威嚇の関係

警戒心の強いカラスは、普段は人に近づくことはありません。ましてや威嚇や攻撃などすることはないのですが、卵がある場合は違います。

カラスが卵を産む時期、繁殖期は警戒心が最も強くなり、攻撃的になる傾向にあります。これはカラスが卵や巣を守るための本能で、外敵から子孫を守るための行動です。その行動は主に鳴き声での威嚇。ほかにも低空飛行で接近してきたり、ひどいときは足で蹴ってくることもあります。

すべては卵と巣、ヒナを守るための行動。ですが、カラスの巣は人の目につかないところにあるので、攻撃されているほうにしてはカラスが凶暴化している理由がわかりません。カラスの巣に近づくつもりはなくても、いつの間にか近づいていて攻撃されてしまうというわけです。

とくにカラスは厄介で、カラスの縄張りは巣から20メートルから100メートルにもなることも。この範囲に入った人や動物を威嚇するのですが、巣から100メートルも離れていたらそれこそ人にはつきません。

カラスが凶暴なのは卵が近くにある証拠

なにかと迷惑行為の目立つカラスですが、人に直接的な危害を加えるのは繁殖期だけ。また繁殖期でも、ツガイで一緒にいるときや、巣を作っているうちはまだ平常です。カラスが威嚇などの攻撃をしてくるのは、カラスの卵が産まれたあと、ヒナが巣立つまでになります。

「カラスがやたらと鳴いてくる!」「急に近くに飛んできた!」そういった場合は、カラスの卵やヒナが近くにいる、巣が近くにある考えてください。また巣が近くにない場合でも、カラスの縄張り圏内に入ってしまったと考えましょう。

カラスに威嚇されないために

カラスに威嚇されるのは誰でも嫌なものです。特徴的なあの声でギャーギャーと鳴かれる。だけならまだいいですが、近くに飛んでくるのは怖いもの。また足で蹴られるなどされたら、場合によっては怪我をしてしまう可能性も。

そんなカラスの威嚇や被害を避けるためにできるのは、カラスの卵、巣に近づかないことです。カラスの被害に遭っている方は、おそらく決まった場所でその被害にあっているはず。例えばいつも通っている道や、使っている公園など。そうしたところの近くに巣があるので、繁殖期が終わる8月まではその場所を避けるのが無難です。

カラスは巣の近く、縄張り内に入ってきたものを威嚇するので、その外に出てしまえば大丈夫ということですね。カラスは頭のいい鳥で人の顔も覚えますが、わざわざ追いかけてくることはありません。

どうしてもその道を通らないといけない、迂回ルートがない場合。そうした場合には、頭を隠すのがおすすめ。カラスは威嚇するときには、頭を狙って行います。なので帽子を被って頭を隠したり、傘を差すなどすると、カラスは狙いを定めることができずに威嚇を諦めます。ちなみに帽子をかぶる場合は、ツバの広いものがおすすめです。

カラスの威嚇で注意したいのが、カラスを刺激しないこと。カラスに威嚇されてるからといって、こちらから攻撃するようなことは避けてください。攻撃すると余計にカラスの警戒心が強くなり、攻撃的になってしまいます。またカラスに威嚇されたからといって、巣を探すような仕草をするのもNG。「ちかくに巣があるのかな?」なんて思ってきょろきょろすると、カラスを刺激してしまいます。


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