イラガの幼虫には毒がある!?刺されたときの対処と予防の方法を解説
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花が咲き、緑も豊かな公園は、子どもと一緒に訪れる機会が多い場所ですよね。
しかし一見綺麗な桜の木は、イラガの幼虫が多く生息する場所なので注意が必要です。
この記事では、イラガの幼虫の生態や特徴、刺されてしまった際の対処法について紹介します。
イラガの駆除や予防方法についても記述してあるので、気になる方はぜひご一読くださいませ。
イラガの幼虫って?
はじめにイラガの幼虫の生態や特徴、種類について確認しましょう。
幼虫の特徴
イラガは、名前の通りガ(蛾)の仲間です。
成虫は黄緑色の体で、背中に茶褐色の模様があるところが特徴。
7月から8月にかけて発生するため、子どもたちの夏休みシーズンには気をつけたいものです。
幼虫も黄緑色の体で、背中の青いドットは遠目から見ると一本の線のようになっており、角の先端にはオレンジ色の斑点がポツポツついている『ヒロヘリアオイラガ』が多く生息しています。
発生時期は6~7月、8~9月でピークが2度あり、やはり子どもの夏休みシーズンには注意が必要です。
桜やナシ、栗、柿、ヤナギ、カエデなどの、日常的に見かける樹木に多く発生します。
幼虫の棘には毒があるため、刺されると痛みを伴います。
また葉の裏に産み付けられた20~30個の卵から孵化し、卵の抜け殻にも毒針が残っている場合があるため、駆除する際は素手で触れないようにしましょう。
イラガの種類
一口にイラガと言っても、いくつか種類があり、それぞれ見た目が少しずつ異なります。
・アオイラガ
アオイラガは体が緑色で、背中には明るい青筋が入り、棘が黒いことが特徴です。
発生時期は6~9月で、桜やナシ、栗、柿、カエデの木などに発生します。
・ナシイラガ
ナシイラガは緑色の体で、背中全体に黒っぽい輪のような線があります。
頭部は黄みがかっており、大きなオレンジ色の突起がついています。
発生する時期は9~11月で、桜、ナシ、クヌギ、栗、柿、ケヤキの木に発生します。
・ヒメクロイラガ
ヒメクロイラガは体が黄色く、黒っぽい細かな斑点に覆われています。
棘は黒色で、ナシイラガと同じく、桜やクヌギ、栗、柿、ケヤキの木などに隠れています。
発生時期は7~10月で、夏から秋口まで長期間見られます。
・ムラサキイラガ
ムラサキイラガは緑色の見た目で、ほかのイラガとは違い丸みを帯びた風変わりな姿をしています。全体的に黒く小さな棘が生えており、棘ひとつひとつは太め。
発生時期は8~9月と短く、桜や栗、クヌギのほかにウメの木にも発生する模様です。
毒を持ったイラガの幼虫に刺されたら!?
できるかぎり対策していても、突然イラガの幼虫と出くわしてしまい、うっかり刺されてしまうこともあります。
対処法を知っておけば、刺されたときも落ち着いて行動できるので、今一度確認しておきましょう。
刺されてしまうとどうなる?
イラガに刺されると、電気が走ったようなビリッとした強い痛みを感じます。
刺された瞬間は強く痛みますが、ほとんどの場合は1~2時間で収まります。
人によっては水ぶくれのようになったり、1週間ほど痒みが出てしまったりする場合もあります。
刺されたときの対処法
イラガの幼虫に刺されてしまったら、まずは流水でよく患部を洗い流しましょう。
そしてその後、抗ヒスタミンが含まれたステロイド軟膏などがあれば、それを塗っておくのもよいでしょう。
ステロイド軟膏には痛みや痒みを抑える効果があります。
それでも痛みが収まらなかったり、腫れたりする場合は皮膚科で診てもらうことをオススメします。
イラガの予防方法について
次にイラガの幼虫の予防方法について3つ紹介します。
イラガの幼虫の被害を防ぎたい!
イラガの幼虫は、桜や柿などの、庭や住宅街にも生えている木を好みます。
幼虫は葉の裏に集団で張り付いている場合が多く、彼らが生息している木の葉には食われた痕跡があります。
小さい幼虫は葉の表皮を残して食べるため、葉が白い斑点のようになっていたり白く透けていたりする場合は要注意。
イラガの幼虫を見つけた際は、直接素手で触らないようにゴム手袋などをし、毒針に気をつけましょう。
大量発生してしまう前に
イラガの幼虫をこれ以上発生させないためには、今いる幼虫および卵を確実に除去する必要があります。
イラガを見つけたら、かならず手袋をはめた状態で、葉や枝ごと切り取るか、数が少ない場合は割り箸でつまんで除去しましょう。
イラガの毒針が出てしまわないよう、新聞紙で包むなどの対処をするとより安全です。
今いるイラガを処分したら、つぎは殺虫剤を使用します。
幼虫が発生する少し前、6月頃から対策すると効果的です。
殺虫剤を撒くと弱った幼虫が木から落ちてくるので、破棄してもよいビニールシートや新聞紙を敷いておくことをおすすめします。
ならびに冬の間の対策も効果的です。
イラガのマユは、木の枝や幹、コンクリートの壁などにくっついていることがあります。
形は楕円形で白っぽく、硬い質感で、ウズラの卵のような茶色の模様が入っています。
マユは自由に動き回ることがなく幼虫や成虫よりは対処しやすいので、彼らが孵化して大量発生する前に、冬の間に処分するとよいでしょう。
オススメの殺虫剤
イラガには、『住友化学園芸:ベニカJスプレー ケムシ退治』『住友化学園芸:オルトランDX粒剤』の2つの殺虫剤が効果的です。
『住友化学園芸:ベニカJスプレー ケムシ退治』はイラガなどの毛虫に直接散布して駆除できるスプレーです。
直接触れない毛虫にも遠くから狙い撃ちできるところが安全です。
『住友化学園芸:オルトランDX粒剤』は樹高が50~100cmの低木に有効です。
オルトランDX粒剤は土に巻いて使うことで、植物が根から薬物を吸い上げ、植物の内部に成分が浸透し、毛虫を追い払う効果が期待できるのです。
速効性は期待できないため、幼虫が発生する前の予防として使用することをおすすめします。
イラガの幼虫を駆除したい場合は?
イラガの幼虫は小さな生き物ですが、見た目の不快さや毒針への心配から、なかなか個人では対処が難しいものです。
そのため安全に駆除したい方はプロにお願いすることをおすすめします。
プロに駆除をお願いしよう!
街の修理屋さんでは、イラガの幼虫駆除依頼を承っております。
夜22時まで対応しているので、たとえば「明日自宅の庭で遊ぶため木々の手入れをしていたらイラガを見つけた!もう17時だけど明日までに駆除してほしい」などの依頼にも対応可能です。
まずは無料の見積もり相談を、メールや電話から承っております。
お困りの際は、ぜひ街の修理屋さんにお任せください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。