レンジフード【T-075HESAM から VUS-755AD に交換】事例を解説!
「レンジフードの異音が気になって仕方がない…」
そんな時は、思い切ってレンジフードを交換することを検討してみましょう。
異音の原因によっては修理でトラブル解消することができますが、今回の事例のように、部品交換での修理よりもレンジフードごと交換してしまった方が良い場合もあります。
レンジフードといってもさまざまなメーカーや型番がありますから、既存のものとは違う製品に換えたいと思っうことってありますよね。
そこで今回は、レンジフードを【National:T-075HESAM】から【タカラスタンダード:VUS-755AD】に交換する実際の事例を解説していきます。
レンジフードから異音がするトラブル
東大阪市にお住まいのお客様から、自宅のレンジフードから異音がするので交換してほしいというご依頼をいただきました。
既存のレンジフードは【National:T-075HESAM】。
かなり長く使用しているとのことで、最初から交換を視野に入れていたそうです。
実際にどのように対応するのがベストか判断するため、お客様のご自宅に訪問しました。
レンジフードの異音がするので交換してほしい
東大阪市のお客様よりレンジフードの件でご連絡があり、「モーター軸を回すと、音がガラガラゴーッと音が鳴るので気になる」という症状をお聞かせいただきました。
レンジフードの異音は音によってさまざまな原因が考えられます。
今回の場合、「ガラガラ」という音が鳴るということでしたので、モーターや回転軸に異常が発生している可能性が非常に高いと考えられました。
お客様からのご相談も「かなり長く使っているためモーターがダメだと思う。換気扇だけでも交換できないか」という内容でしたので、実際にレンジフードの状態を拝見しました。
異音でもある程度予測はできましたが、お客様が仰る通りモーター部分の回転軸がズレてしまったことでシロッコファンが正常に回転できない状態にありました。
レンジフードの交換で省エネや節電にもなります
今回の事例では、すでに回転軸がダメになっていたこともあり、モーター部分のみの交換よりもレンジフード自体を交換したほうがメリットが大きいといえます。
なぜなら、古くなったレンジフードはまたいつ不具合を起こすか分かりません。また部品が劣化して修理や交換を繰り返すよりも、まるごと新しい製品に変えた方が長い目で見ると望ましいです。
商品を新しくした方が長持ちしますし、家電製品は製造年月が新しいほど省エネ性にも優れています。
ですから、環境にもやさしく、節電や電気代節約にもつながりいいことづくめです。
そういった理由から、レンジフードの交換をおすすめさせていただきました。
そして、お客様にも納得していただけた上で、実際に交換作業を行うことになりました。
レンジフードを【National:T-075HESAM】から【タカラスタンダード:VUS-755AD】へ交換!
レンジフードの交換作業では、全く同じメーカーの同じ型番に交換するケースもありますが、メーカーも型番も違う製品に交換することも可能です。
今回の事例では、実際にお手入れがしやすいものがよいとのお客様からの希望もあり、【National:T-075HESAM】と外観や寸法に共通点の多い【タカラスタンダード:VUS-755AD】に交換させていただきました。
レンジフードを交換して対処!
1.既存のレンジフードを取り外す
まずは、既存のレンジフード【National:T-075HESAM】を取り外す作業を行います。
感電事故を防ぐため、作業の前にブレーカーを落としました。その後、電源プラグを抜きます。
レンジフード本体は壁にネジで止められているため、ネジを外し、レンジフードを取り外します。
その際、ダクトや配線も外しておきます。
2.新しいレンジフードを取り付ける
ダクトと新しい換気扇を接続し直し、ダクト部分にアルミテープを巻き付けます。
その後、配線の接続を行えば、後はレンジフード本体を天井にはめてねじ止めするだけ。
電源の接続、パネルの取り付け、コネクタの接続を経て試運転を行い、問題なければ作業完了です。
キッチンの換気扇には、羽根が露出しているプロペラファンか、細長い板状の羽が筒状に取り付けられているシロッコファンの2種類があります。
プロペラファンからシロッコファンへの交換は手間が多くかかりますが、シロッコファンからシロッコファンへの交換は短時間で作業を終えることが可能です。
今回は後者でしたので、壁の補強材などもそのまま利用することができ、2時間とかからず交換することができました。
タカラスタンダード【VUS-755AD】の特徴
今回の事例で交換したタカラスタンダード【VUS-755AD】の特徴をご紹介します。
- 頑固な汚れもさっと落とせる、熱に強く汚れがしみこまないホーロー整流板採用
- 取り外して丸洗いができるため、清掃性が高く長くきれいに使用できる
- 「強」での最大風量は600/565(m3/h)。排気の圧力が高いシロッコファンは、静音タイプでマンションなど集合住宅にお住まいの方でも安心
- 比較的低価格な上に機能性が高く使い勝手が良い
- シルバーとブラックの2色があり、室内のインテリアに合わせて選べる
レンジフードの異音について
レンジフードの異音が気になる時、その異音がどのように聞こえるかで原因と対処法を知ることができます。
ここでは、レンジフードの異音の種類と原因、対処法をご説明します。
「キー」「キーン」などの高い音
金属音のような高音が聞こえる場合は、レンジフード内部の部品が消耗している可能性があります。
使用年数や消耗している部品の箇所によっては、レンジフード本体の交換が望ましいです。
異音がしたまま使い続けることで、故障してしまうこともあるため、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
「カラカラ」「ガラガラ」「カカ」などの音
レンジフードから部品が当たるような音が聞こえる場合は、モーターやファンの回転軸に異常がある可能性が高いです。
換気扇が正常に回転しないとなると、給気や排気にも問題が生じます。
早めに対処すべきでしょう。
レンジフードを分解し清掃することで解決することもありますが、部品が故障している場合は修理や交換を行う必要があります。
「キュルキュル」「チチチ」などの音
「キュルキュル」という摩擦のような異音であれば、回転軸の潤滑油が不足していることが原因と考えられます。
潤滑油はスムーズな回転を促すだけでなく、錆を防ぐ効果もあります。
多くの場合は潤滑油を差すことで解決できますが、すでに錆が生じている場合は、部品の交換やレンジフード本体の交換が必要になるでしょう。
「ボー」「ブーン」「ゴーッ」などの低い音
低い音が聞こえる場合であれば、埃や油の詰まりであることが考えられます。
目詰まりを起こしているせいでレンジフードのファンの動作が正常に行われない状態ですので、早急に清掃を行うべきです。
症状が出てから早期であれば、埃や油を取り除くことでトラブル解消できますが、長い年月が経つと、部品が故障してしまうことがあります。
最悪の場合、レンジフードを丸ごと交換しなければならないため、早めに業者に相談しましょう。
「ジー」「ジジッ」などの音
レンジフードの設置場所はキッチンですから、水分や湿気による錆が起きやすいです。
「ジー」「ジジッ」などの異音がする場合は、レンジフードのモーターが錆びているあるいは内部の部品のどこかに錆がある可能性が高いです。
レンジフードを分解して錆を取り除くことはできますが、部品に劣化が見られる場合、経年劣化を考えて本体ごと交換するのがベターでしょう。
レンジフードの異音や故障でお困りの際はご相談ください!
今回は、東大阪市にお住まいのお客様からのご依頼で、レンジフードを【National:T-075HESAM】から【タカラスタンダード:VUS-755AD】へ交換する作業でございました。
レンジフードの不具合は、異音の種類によって判断することが可能です。
しかし、多くの場合は自分で解決することが難しく、プロの手を必要とします。
そもそも、レンジフードの交換作業は配線作業を伴うため、電気工事士の有資格者でなければなりません。
無資格で作業すると罪に問われるだけでなく、感電や火災などの事故に繋がる恐れがあります。
レンジフードの交換や取り付けなどの作業は、必ず資格をもった専門業者に依頼してください。
弊社『街の修理屋さん』では、レンジフードの異音トラブルのご相談を承っております。交換作業なども迅速に対応しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。