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木に穴を開けるクマバチの駆除方法!ハチの種類も徹底解説!

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屋根の軒先に2㎝ほどの穴が開いていて「ブンブン」と大きな音を立てて黒くて丸いハチが飛んできた、なんて経験はありませんか。

クマバチは見た目が黒くて大きいことから、動物の熊の名前がつけられたと言われています。

クマバチは動くものに興味を持つ習性があるため、人に近づいてくることはありますが、こちらから何もしなければ刺してくることは滅多にありません。

人に対する攻撃性は低いものの、自宅周辺で頻繁にクマバチを見かける場合は巣を作っている可能性があるので注意が必要です。

今すぐにクマバチの巣駆除をしたい人はこちらからご相談ください。

クマバチの特徴

クマバチは北海道から九州まで、日本の広範囲に生息しているミツバチ科のハチです。

体は黒色で体長は2cm〜3cm、首周りに黄色い毛が生えています。活動時期は4月〜10月で、群れを作らず単体で行動します。

また、クマバチはメスのみ毒針を持っており、オスに毒針はありません。温厚で臆病な性格なので、人間から攻撃したりつかんだりしなければ、毒針を持っているメスでも攻撃してくることはほぼありません。

クマバチと遭遇しても、飛んでいるだけなら何もしてこないので、静かにその場を去りましょう。

クマバチは地域によって呼び方が違う?!

「クマバチ」のことを「クマンバチ」と呼ぶ人もいるのではないでしょうか?実はクマンバチという呼び方は通称で、正式名称ではありません。

また、「スズメバチ」のことをクマンバチと呼ぶ地域や、「マルハナバチ」のことをクマンバチという地域もあります。

このように、クマバチは地域によってさまざまな呼び方があるようです。

木に穴を開けるクマバチ

クマバチやキホリハナバチは木に穴を開けて巣を作ります。特に柔らかい枯れ木を好み、強靭なアゴを使って直径1.5cm、深さ20~40cmほど削って卵を産み付けます。

穴の中には卵が孵化したあとのエサとして、日中集めた花粉団子も一緒に入れておきます。ただの枯れ木や木材なら危険はありませんが、家屋に巣を作られた場合は注意が必要です。

クマバチは気に入った巣を何年も使い続ける習性があり、掘り進められると、木の中がスカスカになってしまいます。

竹垣、軒下、雨風で老朽化した木材は狙われやすく、家屋の柱に穴を開けられると耐震強度に影響を及ぼすかもしれません。

また、穴から雨水が入って腐食しやすくなったり、他の害虫が侵入してくる可能性もあります。

このようにクマバチ自身から襲われることはなくても、家屋に巣を作られた場合は非常に危険です。早めの駆除を検討しましょう。

クマバチを駆除する際の服装や道具

クマバチはスズメバチなどと違って攻撃性が低いため、道具や服装を万全にして正しくおこなえば、自分でも駆除することが可能です。

ここでは、クマバチを自分で駆除する際、揃えておきたい服装や道具について紹介します。

保護具と服装

【長袖のシャツとパンツ】

いくらクマバチから攻撃されることは少ないとはいえ、知らず知らずのうちに刺激を与えてしまうと、攻撃される可能性もゼロではありません。そのため、駆除の際には、肌を露出しないようにしましょう。できれば厚手の素材の服を選び、襟と袖口を閉じることで、クマバチが服の中に入ってこないようにします。

【手袋】

防刺手袋や厚手の皮手袋を着用し、手を守ります。温厚な性格のクマバチでも、素手で触るのはとても危険です。家にある軍手とゴム手袋を重ねてもよいので、必ず手袋をしてクマバチに刺されないように注意しましょう。

【帽子またはヘルメット】
頭部を保護するために帽子またはヘルメットを着用し、クマバチに顔や頭を刺されないようにします。

【ゴーグルまたは保護メガネ】

目を保護するためにゴーグルや保護メガネを装着しましょう。殺虫剤を使って駆除するため、自分の目を守るためにも欠かせません。

駆除道具

【殺虫剤・木酢液】

クマバチの巣に対処する場合、一般的な殺虫剤での駆除が可能です。もちろん蜂用の殺虫剤を使ってもOKです。遠くから巣に向けて噴射し、クマバチを駆除します。

クマバチの駆除方法

ここからは、自分でクマバチの駆除をする方法を紹介します。駆除するときは、先ほど紹介したとおり肌の露出のない厚手の服を着て、細心の注意を払った上で行ってください。

殺虫剤は多めに2本準備しておくと安心です。時間帯はクマバチが巣で休んでる夕方〜夜が望ましいです。

また、自分で駆除することが可能なのは、下記の2つの条件に当てはまる場合のみです。

  • ミツバチ・アシナガバチの小さい巣であること
  • 手すりなど、比較的撤去の楽な位置に巣があること

条件に当てはまらない場合は、素人が対処しようとするとケガをしてしまう危険性があります。特に、スズメバチの巣や、屋根裏など逃げ場のない場所にできた巣、高所にできた巣、15センチ以上の大きな巣は大変危険です。

無理はせずに、業者に依頼をするようにしてください。

クマバチ駆除の手順

巣穴に殺虫剤の噴射口をぴったりつけて、10〜15秒噴射し続けます。さまざまな方向に殺虫剤が当たるように、向きを変えて数回行ってください。

クマバチの巣の中を外から見るのは不可能なため、上下左右に満遍なく殺虫剤を噴射しておきましょう。

巣の中に十分殺虫剤を散布出来たら、棒や枝を使って死骸をかき出して捨てます。もし作業中に巣穴からクマバチが出てきたら、殺虫剤で駆除しましょう。

また、駆除をしたあと、時間が経ってから別のクマバチが住み着くこともあります。

再利用防止のために、木工用のパテで巣穴を埋めておき、クマバチが入れないようにしておきましょう。庭に枯れ木を放置していると、クマバチが巣を作ってしまうかもしれません。

長期間、木材を放置している人は、撤去するなどの予防対策を行うことも大切です。最後に、巣と落ちたハチの死骸を片付け、ビニールに纏めて処分します。

殺虫剤以外の駆除方法

殺虫剤以外にも、クマバチを駆除する方法はいくつかあります。「殺虫剤で駆除するのが怖い」という方は以下の方法も検討してみてください。

ハチの毒餌剤で巣ごと駆除

アース製薬 ハチの巣コロリ スズメバチ用駆除餌剤
アース製薬 ハチの巣コロリ スズメバチ用駆除餌剤

ゴキブリ駆除などで使われているベイト剤(毒餌剤)です。ハチが巣に毒餌を持ち帰ることで、他のハチや幼虫も退治することができます。
ハチの巣の近くや、ハチを良く見かける場所に設置する必要があります。

トラップ型のハチ用捕獲器を使う

アース製薬 ハチがホイホイ
アース製薬 ハチがホイホイ

ハチの巣の近くや、ハチを良く見かける場所に吊るしておきます。一度中に入ったハチは、出ることができません。ミツバチ以外のハチに有効な方法です。

ハチの種類

クマバチ以外にもハチにはたくさんの種類が存在します。大きく以下の3つに分けることができます。

  • スズメバチ
  • アシナガバチ
  • ミツバチ

ちなみに、ハチはアリと近い昆虫で見た目や生態もよく似ています。ですから、どちらも集団で生活をしており、女王がいます。
では、ハチの種類ごとの特徴を見ていきましょう。

スズメバチ

コガタスズメバチキイロスズメバチオオスズメバチ
外見

体が大きく強い毒を持つ危険なハチです。
主な種類は【キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・オオスズメバチ】などです。

  • 体長17〜45mm
  • 活動時期は5〜11月
  • 9〜10月頃が特に攻撃的になる
  • 何度でも刺すことが可能
  • 巣は大きく丸い形になる

オオスズメバチは体長が約25〜45mmもあり、大人の親指ほどもあります。世界最強のハチとも言われるほど気性が荒く、獰猛です。一方、コガタスズメバチはオオスズメバチよりも一回り小さいものの、3cm弱あるので、近くで飛んでいる時の存在感があります。

どのスズメバチも攻撃性が高いので、巣に近付くだけで刺されることもあります。

4月下旬頃から5月にかけて、冬眠から目覚めた女王バチが巣作りを始めます。巣を作る場所は、【軒下・屋根裏・木の枝・木の根元・崖】などさまざまです。

もし、スズメバチの巣を見付けた場合は、大きくなる前にハチ駆除を業者に依頼しましょう。

アシナガバチ

キアシナガバチヤマトアシナガバチ
外見

アシナガバチにもいくつか種類があり、それぞれ生態が違います。

山間部などに生息するのは、【キアシナガバチ・ヤマトアシナガバチ】などです。
都市部では、【セグロアシナガバチ・フタモンアシナガバチ・コアシナガバチ】などが生息しています。

  • 体長11〜26mm
  • 後ろ足が長く、全体的に細長い体型
  • 毎年同じ場所に巣を作る
  • 巣の特徴は、幼虫を育てる穴が外側から見えること
  • ケムシなどの害虫を食べてくれる

アシナガバチとは、名前の通り足の長いハチです。見た目はスズメバチに似ていますが、スズメバチよりも体格はやや小柄で、スズメバチより後ろ足が長い特徴があります。

意外とおとなしい性格で、急に近づいたり、巣を刺激しなければ刺されることはありません。
巣を作る場所は、【軒下・木の枝】が多いです。営巣開始の時期は4月から5月の春ごろです。

ミツバチ

日本では主に、【セイヨウミツバチ・ニホンミツバチ】の2種になります。

  • 体長は10〜20mm
  • 全身に毛が生えている
  • 攻撃性が低く、おとなしい
  • 一度刺すと針がちぎれて絶命する
  • 屋根裏や軒下、木の幹などに巣を作る

ミツバチは集団で冬を越すため、一年中活動しています。また、ミツバチの巣からハチミツを採ったり、農作物の受粉を手助けしてくれます。

ミツバチの巣は閉鎖的な空間に作られることが多いです。家の周りですと天井や屋根の裏、床下、植え込みなどに好んで巣を作ります。

ミツバチは他のハチと違って女王バチ以外も冬を越せるため、2月ごろから徐々に活動を始めます。2月の後半辺りから女王バチが産卵を始め、3〜5月から巣作りの開始です。花から蜜を集めて蜜蝋を作り、巣にします。

ハチは駆除すべき?

イメージ写真

ハチは人を刺すことがありますが、反対にメリットもあります。ですから、ハチを見た場合は、まず種類を確認しましょう。


もし、スズメバチであればすぐにハチ駆除を業者に依頼すべきですが、アシナガバチやミツバチの場合は状況によって決めると良いでしょう。
ここからは、ハチ駆除が必要な状況について解説していきます。

玄関など人が頻繁に通る場所

人が頻繁に通る場所にハチが巣を作った場合は、早めに駆除をしましょう。
なぜなら、比較的おとなしい性格のハチでも、巣に近付くと攻撃してくるからです。
また、ミツバチの場合は巣から垂れる蜜や、糞や死骸によって周りが汚れたり、ミツバチを狙ってスズメバチが来ることもあります。

スズメバチの巣は駆除

スズメバチは攻撃的で毒性も強いため危険です。
もし、家の近くや通り道に巣を発見した場合は、すぐにハチ駆除した方が良いでしょう。
ただ、寒い時期になり、あまり人が通らないような場所であれば、放っておいても問題ありません。


なぜなら、女王蜂以外は冬の寒さで死滅するからです。ちなみに、スズメバチは翌年も同じ場所に巣を作るとは限りません。

アレルギー体質ならハチはすぐに駆除

アレルギー体質の方で、家の近くにハチの巣を見つけた場合は、早めにハチ駆除を依頼しましょう。なぜなら、アレルギー体質の方は『アナフィラキシーショック』を起こす可能性が、高まるためです。

アナフィラキシーショックとは、一度ハチに刺された方の体内に免疫ができ、二度目に刺された時に過剰なアレルギー反応を起こす症状のことです。
『山梨大学医学部付属病院アレルギーセンター』
【蜂毒アレルギーについて】
ですから、駆除をする場合は自分で行わずに、専門業者に依頼しましょう。

クマバチに巣を作られないための再発防止策

クマバチを駆除したら、また巣を作られないように再発防止策をとっておきましょう。一度クマバチに巣を作られたことがある場合、同じ環境であればまた作られる可能性は十分あります

そこで、クマバチに巣を作られないように、軒下や柱などに木酢液(もくさんえき)を撒いておきましょう。クマバチが嫌がる臭いを発することで寄り付かなくなりますので、巣を作ることもありません。

また、枯れた草木があれば除去したり、亀裂のある木は穴を開けて入られないように封じたりするのも効果的です。以前巣を作られた場所の周りを徹底的に掃除して、巣の残骸や匂いを取り除き、クマバチが新たに巣を作る誘因を取り除いておきましょう!

クマバチ駆除に不安があるなら業者に相談を

クマバチは攻撃性が低いからといって、そのままにしておくのは危険です。

家屋の柔らかい木を狙って穴を掘り進められれば、柱の内部がスカスカになり、耐震強度に影響を及ぼすかもしれません。

さらに何年も使用されていたり、掘り進められたものだと40cmもあるため、個人では奥まで駆除しきれない可能性もあります。

自分でクマバチの巣を駆除するのが不安な人や、巣が見つけられない人は、業者に調査と駆除を依頼するのがおすすめです。

また、クマバチかどうかの判断がつかないときも業者に相談しましょう。他の凶暴なハチだった場合、自分で駆除するのはとても危険です。

街の修理屋さんではクマバチの巣の駆除はもちろん、どこに巣があるかわからない場合でも調査して予防対策まで承ります。

お見積もりやご相談は無料で、即日対応も可能です。料金は7,700円から、電話やメールですぐにご依頼可能です。

自宅にクマバチの巣を作られたり、頻繁に黒くて大きいハチを見かける方は、ぜひお問い合わせください。


※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。

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