ムクドリの巣の作り方と巣を作りやすい場所のご紹介

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ムクドリというと、夕方の空に大群で飛んでいたり、木や電信柱にたくさん停まっているところをイメージするかと思います。たくさんいると気味が悪い、鳴き声がうるさくて困る、糞がたくさん落ちて見た目にも衛生的にも悪い。など、なんとなく害鳥といった強い鳥なのがこのムクドリです。

とはいえ、近くにいなければ被害もなく、よく見れば可愛らしい鳥です…が、実はこのムクドリ、人家に巣を作ることでも有名です。いつの間にか家の敷地内に巣を作り、ヒナの子育てがはじまっている。そんな姿は珍しくありません。とくに都市部を拠点とするムクドリは、人の家に巣を作ることがよくあります。

ということで今回は、ムクドリの巣についてご紹介していきます。それと合わせて、巣を作らせないようにする対策もご紹介します。

ムクドリが巣を作る時期

ムクドリは日本全国が生息域で、日本人には親しみのある野鳥のひとつです。これを留鳥(りゅうちょう、とどめどり)といって、通年を通して日本に生息しているのがこのムクドリです。ツバメなどの渡り鳥と違って、一年中日本にいるのがムクドリということ。

ということは、ムクドリは日本国内で繁殖し、巣立っているわけです。その繁殖期は春から夏の暖かい時期。この時期になると、ムクドリたちはツガイを作り、夫婦でさまざまなところに巣を作って卵を産み育てます。

ムクドリが巣を作る場所

ムクドリは穴の中に巣を作る習性があります。この穴というのは、木にできる空洞です。例えば木が腐ってできた隙間や、キツツキなどの別の鳥が作った木の穴になります。外敵から卵を守るため、こうした隠れやすいところを好んで巣を作るのが、ムクドリという鳥です。

人家には巣を作る場所がいっぱい

こうして隠れやすいところに巣を作るムクドリ。自然界では、主に木がその巣穴になります。ですがムクドリの都市部進出が盛んな今は、人家がその主な巣穴になりはじめています。

雨戸(戸袋)

例えば、戸建てによくある雨戸の戸袋。築20年を越す戸建てだと、必ずといっていいほどある雨戸。ですが最近では雨戸を使わない家庭がほとんどです。雨戸をしまったまま何年も使わず、また掃除もしていないという方が多いのではないでしょうか。こうした開かずの雨戸を見つけたムクドリは、ここに木の葉や枝を強いて巣にしてしまうのです。雨戸は頑丈ですし、雨風も防げます。また人家ということもあり、外敵が侵入してくることもほぼありません。ムクドリにとっては要塞のような雨戸の戸袋は、恰好の巣穴というわけです。

「お家にムクドリの巣がある!」「撤去してほしい」と修理屋さんでもお問い合わせいただきますが、その場所の8割、9割方がこの雨戸の戸袋。雨戸の戸袋を意識して見ている人は、ほとんどいないのではないかと思います。そうした目につきにくい場所だからこそ、いつの間にか巣を作られてしまうわけですね。

エアコン用の壁穴

こちらもムクドリの巣穴としてよく使われてしまうのが、エアコンのダクトを通すための壁穴です。と言ってもこの事例は、雨戸の戸袋に比べれば多くありません。これはダクト回りの処理をしていれば、ムクドリは巣を作ることができないからです。ですが、ダクト周りのコーティングをしっかりしていなかったり、経年劣化でハゲてしまうとムクドリが目をつけてしまいます。

エアコン用の壁穴にも巣を作るといいましたが、実際にはエアコン用の壁穴からムクドリが侵入して、壁の中に巣を作ります。こうなると巣を取り出すことが難しく、家の内側または外側の壁に穴を開けて巣を取り出すしかありません。雨戸以上に気づきにくいということもあり、知らないうちに壁の中から「ぴいぴい」とヒナの声が聞こえてくる…なんてこともあります。

天井裏

こちらはそれなりの多さですが、天井裏に巣を作っていることもあります。新築や手入れの行き届いている建物であれば、ほぼ問題ありません。ですが築年数がたったり、風害などで家の屋根や壁に隙間ができている場合。こういった隙間にムクドリが目をつけて、侵入し巣を作ることがあります。とくに天井裏はいろいろと厄介。まず人の目が届かないということと、ムクドリには恰好の巣穴だということ。雨戸の戸袋やエアコンの壁穴と違い、天井裏は広々しているのでムクドリが複数の巣を作ることがあります。そうすると一箇所にたくさんのムクドリの巣ができるので厄介。また居心地が良いと思われてしまった暁には、複数のツガイが巣を作るホテルのようになってしまいます。

換気扇

なにげに多い巣穴に、換気扇があります。といっても、壁に設置される扇風機タイプではなく、キッチンのレンジフードや浴室の天井に取り付けられる換気扇などです。こうした換気扇は外の壁からダクトを伝って室内を換気しています。が、このダクトのカバーが外れていると、ここからムクドリが侵入して換気扇ないに巣を作ることがあります。こうなると換気扇も故障してしまうので、室内の換気ができなくなります。また換気扇が故障していない場合でも、ムクドリについている虫や雑菌などを室内に撒き散らすことになるので使い物になりません。

屋根・建物の継ぎ目

屋根や建物の継ぎ目、増築などでできた建物の隙間も、ムクドリの巣穴になります。ムクドリは警戒心も強く、また巣作り上手でもあります。こうした隙間を見つけては、巣を作ってしまうわけですね。

ムクドリの巣の危険

こうしていろんなところに巣を作るムクドリ。迷惑な話ですが、その姿を見ると気を許してしまう方が多くいます。「せっかくうちに巣を作ってくれたわけだし…」「よく見ると親鳥もヒナもかわいい」そういって、巣立ちまで巣をそのままにする方も多くいます。また段ボールなどに巣を移動させ、庭やベランダに置いて起き、巣立ちを待つという方も。ムクドリ自体は可愛らしい見た目ですし、家に巣ができると情が沸いてしまうものです。けれどこのムクドリとその巣には、いろいろな危険があります。

巣もヒナもダニの温床

まず気にしたいのが、ムクドリのダニです。ムクドリは野生の鳥なので、その体には害虫がたくさんついています。また巣に使っている草木などの材料は、非常に不衛生です。巣にもダニがつきやすく、また親鳥やヒナにもダニがついています。見た目に気持ちが悪いだけではなく、人の体にも悪影響があります。

糞による人と建物への被害

次に気にするべきは糞。ムクドリの巣があるということは、ヒナたちはそこに糞をしていることになります。また親鳥も巣や巣の近くで糞をするので、非常に不衛生です。見た目の汚さはもちろん、糞にはさまざまな雑菌が含まれているので健康被害にも繋がります。また建物にも影響があり、大量の糞は建物の腐食を招いてしまいます。

臭いの被害も

ムクドリやムクドリの巣には、ダニや糞、衛生面での被害があります。そしてこれらは、悪臭を放つことにもなります。1組のツガイが作る巣ではそこまでもないかもしれませんが、屋根裏などに巣を作られたらその臭いは尋常ではありません。とくに掃除のしにくいところに巣を作られたら、臭いが消えるまでに相当数の時間がかかってしまいます。

ムクドリの巣を見つけたら

ムクドリの巣を見つけたら、すぐに撤去することが大切。見た目の可愛さや情に流されて、放置するとあとあと厄介なことに。見た目の汚さはもちろん、健康被害や建物の損壊を招くことになります。

とはいえ、ムクドリの巣の撤去は容易ではありません。まずムクドリなどの野鳥は、個人で撤去したり処分することができません。巣があるだけで中身が空、巣の作り途中で親鳥も近くにいない。そういったときは巣を壊して捨てても大丈夫。ですが巣の中に卵やヒナがいたり、親鳥がいたりすると、個人で捕まえると法律違反になってしまいます。とくにこれは野生動物保護によるもので、人が野鳥を捕まえたり、処分・殺してしまうことが禁止されているからです。

ではそのまま巣立ちを待つしかないのか。というとそうでもなく、自治体の許可があれば撤去や処分をすることができます。けれども色々と手続きをしたり、連絡をしたりと面倒であることも事実。また巣に卵やヒナがいた場合、どうすればいいかもわかりません。

そういったときは、街の修理屋さんのような専門業者にまかせることが一番楽。事前にご連絡いただければ、各自治体の許可をとったのちに巣の撤去を行います。仮に巣の中にヒナや卵があった場合でも、安全に処置し自然に返すことをしています。

巣を作らせないために

ムクドリに巣を作らせないためには、巣を作れない環境を作るのが一番。雨戸の戸袋であれば、定期的に掃除をする。また全く使わないのであれば、隙間から入れないようにネットをかけておくといいでしょう。そのほかエアコンや換気扇なども、定期的にメンテナンスをして隙間を作らないようにすることが大切です。簡単なことですし、おうちのメンテナンスにもなります。この記事をきっかけに、おうち周りの点検をしてみるとよいでしょう。

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