エアコンのドレンホースは地面につけてはいけない【水漏れが発生】
「エアコンのドレンホースは、地面につけてはいけないと聞いた。ドレンホースを浮かせる理由と、地面についている場合の対処法が知りたいな…」という方は、多いと思います。ドレンホースは、フィルターなどと比較すると、馴染みのない部品です。扱い方など、よく分からないですよね、、
そこで今回は、以下の内容について解説します。
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解決に役立ててくださいね。
エアコンのドレンホースを地面につけてはいけない理由
ご家庭のエアコンのドレンホースは、どのような状態になっていますか?意識したことない方が、多いかもしれません。中には「地面に接していない方がいいと聞いたけれど…」という方も、いるのではないでしょうか。
では、なぜドレンホースが地面に接していない方がいいのか、ご存知ですか?まずはこちらの項目で、ドレンホースを地面に接して置いておくと、どのようなトラブルが生じるのかについてお話ししていきます。
先端が詰まる
ドレンホースは、エアコン内部の水を外に排出するための排水管です。エアコンを稼働させていると、どうしても内部に水が発生してしまいます。内部に水が溜まったままだと故障に繋がってしまうので、ドレンホースで外へと流そうという役割になっています。
しかし、このドレンホース、細くて内部が詰まりやすいという欠点もあります。ドレンホースが詰まってしまうと、うまく不要な水を排出できず、水が逆流してくるトラブルが起きてしまうことも…
エアコンの水漏れの原因の約8割は、ドレンホースの詰まりと言われているほど、ちゃんとお手入れをしておかないと大変なことになってしまうんです。
では、どうしたらいいのかというと、
- ドレンホースの先端の塞がりを解消する
- ドレンホースの内部を小まめに掃除する
ことなどが挙げられます。
また、実はドレンホースの向きを変えてあげるだけで、ドレンホースの詰まりが解消するケースも多いんです。ドレンホースが、地面とぴったりくっつくように先端が置かれていたら要注意です。しっかりと水を排出できるスペースを確保してあげましょう。
ゴキブリが侵入する
ドレンホースが地面と接していることによって起こるトラブルで、一番多く聞かれるのがゴキブリの侵入です。ドレンホースの内径は、約20mmとなっています。大きなゴキブリは入ってこれないかもしれませんが、まだ子どものゴキブリなら入ってこれる大きさです。
ドレンホースの中を辿って、エアコン内部に住み着いてしまうことも珍しくありません。中にはエアコン内部で産卵し、その卵が孵化してしまうことも…。そうなってしまったら大惨事ですよね。
「エアコンを稼働させているとゴキブリが降ってきた!」なんて話もよく耳にします。こうしたトラブルはドレンホースの入り口が開いており、入りたい放題の状態であることと、地面に面して置かれているので、ゴキブリがそのまま侵入できることが原因となります。
エアコンのドレンホースが地面についている際の対処法
では、前の項目で挙げたようなトラブルを起こさないために、ドレンホースの処理をどうしたらいいのかをご紹介していきます。手軽な処置でトラブルを回避することができるので、是非参考にしてみてくださいね。
途中で切断する
ドレンホースが長ければ、適切な長さとなるように切ってしまいましょう。「勝手に切ってもいいの?!」と思われるかもしれませんが、ドレンホースの蛇腹部分のへこんでいる部分は、カッターで簡単に切断できます。
ドレンホースの詰まりや、ゴキブリなどの害虫の侵入を防ぐためには、地面から5cm程度浮いているのが理想と言われています。ご自宅のドレンホースの位置を見てみて、調節しながら長さを整えていきましょう。
「引っ越しを考えているから、今の住居に合わせてドレンホースを切ると後が心配」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。実は、ドレンホースは簡単に延長をすることもできます。
エアコン業者にドレンホースの延長を依頼しても、1m辺り掛かる費用はわずか600円程度なんです。これなら、負担なく延長を依頼することもできそうですね。
エアコン業者なら、新しい住居に適した長さでドレンホースを設置してもらえるので、心配せずにお任せするのが一番でしょう。なので、ひとまずは今の住居に合わせた長さに、カットして大丈夫ですよ。
防虫キャップを付ける
ドレンホースからゴキブリなどの害虫の侵入を防ぐには、ドレンホースキャップを付けるのが一番です。ドレンホースの先端に、簡単にはめられるキャップとなっていて、キャップには穴も開いているので、不要な水を排出することもできます。
ドレンホースの内径は14mmのものと、16mmのものがあるので、お手持ちのドレンホースに合ったサイズのものを選んでください。ドレンホースのキャップはネットでも売られていますし、100均でも売られています。
しかし、それでも排水のために直径2mmぐらいの穴が、開いていることになります。2mmだと、幼虫のゴキブリなら充分通れてしまうそうです…。エアコンの中で成長したらと考えると、恐ろしいですよね。
そんな時は、ドレンホースのキャップをはめた上で、排水溝ネットを上から被せて輪ゴムで留めるといいですよ。見た目はちょっぴり悪くはなってしまいますが、防虫対策は完璧です。
ドレンホースのキャップも、排水溝ネットも日光で傷んでいってしまうので、一年に1回は、変えるようにしてみてください。防虫対策だけでなく、ゴミなどがドレンホースの中に入り込むのも防いでくれるので、対策されることをおすすめします。
ドレンホースの掃除方法
ドレンホースを清潔に維持するには、定期的な掃除と点検が大切です。とくに夏季や高温多湿の環境では、湿気が発生しやすいので、その分ヌメリやカビなども発生しがちに。
ドレンホースの掃除の仕方は簡単です。入り口近くなら割りばしなど、細いもので掻き出せばOKです。もう少し奥の方にゴミが溜まっていそうなら、ドレンホースの先端を布で覆ってしっかりとゴムで固定し、その上から掃除機で吸い出しましょう。
これでもまだ汚れが詰まっていると感じたら、エアコン業者に依頼した方がいいかもしれません。余りに自己流で掃除をしてしまうと、故障の原因となりかねないので、上記の方法でダメだったらエアコン業者の依頼を、検討してみてくださいね。
ドレンホースの交換方法
ドレンホースが劣化してきた場合は、新しいものと交換しましょう。DIYが得意な方であれば、自分でドレンホースを交換することも可能です。
【準備するもの】
- 新しいドレンホース
- カッター、はさみ
- ジョイント
- 配管用のテープ
【ドレンホース交換の手順】
- 古いドレンホースを切り取って外す
- 切った場所にジョイントを差し込む
- 新しいドレンホースを差し込む
- ジョイントにテープを複数回巻く
- 新しいドレンホースの長さを調節
ジョイント部分はしっかりテープで止めておきましょう。テープに隙間があいていると、その部分から漏れ出てしまうので排水がうまくいかなくなります。
なお、DIYでドレンホース交換ができるのは、外側の部分のみです。根元から丸ごと交換する場合や、難しくてできない場合は、業者に依頼してくださいね。
ドレンホース交換は専門業者へご依頼を!
ドレンホースが詰まったり劣化したりすると、エアコンから出た水を正常に排出できなくなります。
ドレンホースは外側だけなら自分で交換することも可能ですが、余分な故障原因を作らないためにも、丸ごと交換するには業者に依頼する方がよいです。
『街の修理屋さん』では、ドレンホース交換にも対応しています。水漏れや排水がうまくいかない、効きが悪いなど、エアコントラブル全般に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。