イタチ駆除は許可制?禁止?家に住み着くイタチの対処方法教えます
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天井裏を走り回り、騒音被害の多いイタチ。住み着かれてしまうと毎晩のように走り回る音が響き、睡眠の邪魔になりかねません。そんな厄介なイタチは早いところ駆除してしまいたいですよね。しかし、イタチなどの野生鳥獣の捕獲や殺傷は法律により禁止されており、許可なく捕獲することはできません。では、イタチの駆除はどのようにしたら良いのでしょうか?この記事では、家にイタチが住み着いてしまったときに自分でできる対処法から、住み着かれないようにするための対策までを詳しく紹介していきます。
イタチによるさまざまな被害
イタチによる被害で1番多いのは天井裏を走り回って騒音を出すことですが、実は他にも様々な被害があります。例えば、イタチは※マーキングをするときに強烈なニオイを放つため、糞尿はとてつもない悪臭でシミにもなりやすいですし、動物性の食事を好み、凶暴性があるために家で飼っているペットが襲われるという被害もあります。天井裏の断熱材を破って巣を作ることも。また、天井裏だけにとどまらず、階下に降りてきて家の中の生ゴミを漁るので、果物や野菜を育てているお家ではそれらを食い荒らされる被害も多いです。
※マーキング:動物が縄張りを守るために排出する糞や尿、爪痕など。
イタチを追い出すには?
家に住み着かれてしまったら、まずは追い出す方法を試してみましょう。イタチを追い出すには、イタチの弱点を利用します。追い出すのに利用できる弱点は3つです。
①光の強いライト
イタチはライトの強い光を嫌います。強い光を見せることで、人間に見つかったのではないかと危険を察知して逃げていくこともあります。そのため、ピカピカと光るイルミネーション用のLED電飾を利用するのがおすすめです。屋根裏や床下など、イタチが住み着く可能性のある場所に置いておきましょう。同じ場所にアルミホイルを貼ったりCDを置いたりするとLED電飾の反射が強まり、さらに効果的です。
②強いニオイ
イタチは嗅覚に優れているため、強いニオイが嫌いです。イタチ退治によく使用されるニオイの強いものは木酢液やお酢、漂白剤、クレゾール石鹸です。木酢液やクレゾール石鹸はあまり普段使う機会がありませんが、お酢や漂白剤であれば普段から家に置いてある方も多いのではないでしょうか?それらのニオイの強いものを容易に侵入できそうな場所や住み着きやすそうな場所に直接撒いたり、新聞紙や布などにかけたりして置いておきましょう。また、害虫用や小動物用の忌避剤も同じように強い匂いを発生させて追い出す製品ですので、一緒に置いておくとより効果的です。ニオイはしばらく経つと薄まっていくので定期的に交換してください。
③煙
イタチは大量の煙も嫌うため、燻煙剤タイプの殺虫剤を使用して追い払うこともできます。ただし、火気を伴うものは毒になり危険なので水溶性の燻煙剤を使うようにしてください。燻煙剤タイプの殺虫剤は煙だけではなく、ニオイも発生するため即効性にも期待ができます。ただし使用後は換気を行ってください。
イタチを捕獲するには?
鳥獣保護法により保護されている野生鳥獣ですが、きちんと手続きをすれは自分で捕獲が可能です。しかし、捕獲したイタチは自分で処分しなくてはならないので注意してください。許可なく捕獲した場合は法により罰せられます。
①捕獲許可をもらう
まず、捕獲するための許可をもらいます。被害状況や捕獲に際しての計画を示します。捕獲許可申請の手続きは各自治体によって違うので問い合わせましょう。
②捕獲する
罠や捕獲器を仕掛けてイタチを捕獲します。イタチが通る場所や、住み着いている場所に仕掛けましょう。捕獲器はインターネットやホームセンターでも購入できますし、貸し出してくれる自治体もあります。捕獲許可を申請する際に確認してみてください。また、イタチを捕獲の際に毒薬などを使用することは法によって禁じられているため、わなに使うエサは唐揚げやフライドチキン、果物がおすすめです。ちなみに許可を受けていない場合のわな猟は禁止です。また狩猟免許を持っていないと行うことはできません。
③捕獲したイタチの処分
ほとんどの自治体では、捕獲した本人がその動物の処分までを行う決まりです。処分方法には山や森などに放し、野生に返す放獣と炭酸ガスや麻酔で安楽死させる殺処分があります。殺処分は個人でやるには難しいでしょう。放獣する際は、もう家に戻って来られないように家から離れた場所で放すことが大事です。
イタチが再度住み着くのを防ぐには?
イタチはナワバリ意識も学習能力も高い動物ですので、追い出してもまた違う侵入口を見つけて再度住み着く場合があります。せっかく追い出したのにまた侵入されることがないようにしっかりと対策を行いましょう。
①イタチが住み着いていた場所の掃除
イタチは餌を住処に持って帰る習性があるため、イタチが住み着いていた場所には獲ってきた動物や虫などの食べ残しが散乱している可能性が高く、とても不衛生です。食べ残しによって虫が湧くなど二次被害に繋がりかねません。さらにイタチの糞尿はマーキングとしての役割もあるため、その糞尿を頼りにまた戻ってくる可能性もあります。なので掃除や消毒をしっかりと行う必要があるのです。ただし、天井裏に入るのは危険が伴うため、十分に注意してください。業者に依頼するのもおすすめです。
②侵入できそうな穴を塞ぐ
イタチは頭が入る隙間であれば、そこから侵入できます。3cmほどの隙間も通り抜けることが可能です。外壁に穴がないか確認して、小さくても穴を見つけたら金属製のネットや網で塞ぎましょう。
③イタチが好むものを置かない
イタチが餌とするものはそこら中にあります。特に肉類は大好物ですので、食べかすや生ゴミはきちんと処理するようにしましょう。果物を育てている場合は、保護用のネットを掛けておくと良いです。また、ネズミや鳥もイタチの餌になるため、ネズミ対策や鳥の巣の駆除も行うことをおすすめします。
イタチを駆除して静かな夜を過ごそう
イタチがいると夜も足音がうるさいですし、ペットも襲われるのではないかと不安になります。イタチは追い出すのも捕獲するのも大変なので、プロの力を借りるのもおすすめです。駆除のみならず、二次被害・再侵入の対策までしっかりと行います。お気軽にご連絡ください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。