暖房にサーキュレーターは効果がある？置く場所やメリットデメリットについても解説

冬に暖房をつけても寒い、足元が冷える、などのお悩みを持つ人は多いことでしょう。エアコンで部屋全体を温かくしたい時におすすめなのが、サーキュレーターです。

「冷房にサーキュレーターはよく聞くけれど、暖房にサーキュレーターって本当に効果があるの？」と疑問に思うかもしれませんね。サーキュレーターは風を起こす機器ですので、「寒い」イメージを持たれる人もいるでしょう。
しかし、正しい使い方をすれば、暖房効率を上げることができ、部屋全体を温かくすることができます。

この記事では、暖房にサーキュレーターを使う効果や、暖房効果を上げる置き場所について解説します。

暖房にサーキュレーターを使う効果とは？

そもそも、暖房にサーキュレーターを使う効果があるのか、あるとすればどんな効果があるのか。暖房器具とサーキュレーターを併用する目的を理解しておきましょう。

サーキュレーターの役割とは？

サーキュレーターは扇風機と混同されがちですが、実際は異なる役割を持ちます。
サーキュレーターとは、直線的な風を起こすことで空気を循環させる家電製品のことです。一方、扇風機は羽根の回転によって風を起こし、部屋を涼しくする目的で使用されます。
サーキュレーターは1年中使う空気循環器具、扇風機は夏に使う冷房器具と分けて考えると違いは明確です。

サーキュレーターと暖房の効果は？

サーキュレーターを暖房と併用することで、室内の空気が循環し、部屋全体をむらなく温めることができます。

エアコンをつけていてもなかなか温まらないと感じる原因は、温かい空気が循環されていないからです。温かい空気は上に向かう性質があるため、上半身は温かいのに足元が冷えるという状態になりやすいのです。

サーキュレーターの送風で室内が均一に温まれば、寒いと感じにくくなり、設定温度を上げすぎなくて済むため電気代節約にもつながります。

サーキュレーターの置き場所はどこがベスト？

サーキュレーターはどこに置いても暖房効果が上げられるわけではありません。正しい置き場所でなければ、温かい空気を上手く循環させられず、寒いと感じてしまうでしょう。ここでは、サーキュレーターの置き場所のポイントをご紹介します。

真上に向けて部屋の中央に置く

1つは、サーキュレーターを真上に向けた状態で、部屋の中央付近に置く方法です。この方法であれば、天井付近に溜まった温かい風を散らして、部屋全体を均一に温めることができます。

2部屋の場合も同じです。エアコンのある部屋にサーキュレーターを置くことで、隣接する部屋も温めることができます。

サーキュレーターの位置は高ければ良いというわけではなく、むしろ床に置いた方が足元の温度が高くなる傾向にあります。風量が弱すぎると効率が下がりますが、強すぎると音が気になる可能性があるため、「中」がベストといえるでしょう。

エアコンの真向かいに置く

2つめは、エアコンを使用している場合、真向かいにサーキュレーターを置く方法です。エアコンは吹出口から温風が出てくるため、そこにサーキュレーターの風を当てて空気を拡散させます。
すると、部屋全体に温風が行き渡り、室温を保つことができます。
この方法は、リビングなど広い部屋の場合に特に有効です。

2台のサーキュレーターを使う（ロフトの場合）

ロフトの部屋を温かくしたい場合は、2台のサーキュレーターを使う方法がおすすめです。
1台をロフトの上に設置し、下方向に送風します。もう1台をエアコンがある部屋の中央に置いて、天井方向に送風します。この方法であれば、「エアコンのある部屋の足元が寒い」という現象を改善することが可能です。

サーキュレーターのメリット・デメリット

暖房でサーキュレーターを使うことのメリットとデメリットを解説します。

暖房サーキュレーターのメリット

• 部屋をムラなく温めることができる
• 暖房の設定温度を下げることができ省エネになる
• 電力消費量を抑えることができ電気代節約になる
• 冷房でも暖房でも使用することができる

サーキュレーターがあれば、エアコン1台で部屋を温めることが可能です。他の暖房器具を併用する必要がなくなり、電気代が安くなるというのは大きなメリットといえるでしょう。

暖房サーキュレーターのデメリット

• モーターの音が気になる場合がある
• 置く場所が不適切だと電気代節約にならない
• 商品購入時のコストがかかる

最近のサーキュレーターは静音タイプなどもあるため、音が大きいとは一概には言えません。もっとも重要なのはサーキュレーターを置く場所でしょう。置き方が不適切だと、かえって電気代が高くなる恐れがあります。

暖房器具やエアコンのことでお悩みの方はお気軽にご相談ください

今回は、暖房にサーキュレーターを使う効果や、暖房効果を上げる置き場所について解説しました。

サーキュレーターはただ設置すればよいというわけではなく、正しい置き方をしてはじめて暖房効果を上げることができます。
実際に、暖房とサーキュレーターを併用することで驚くほど部屋が温かくなったという人もいらっしゃいます。
ご自宅はもちろん、店舗やオフィスでもご利用可能です。

とはいえ、エアコン本体に不具合があると、サーキュレーターの機能を活かすことができなくなります。エアコン自体の効きが悪い時は、エアコンクリーニングや点検修理の実施をおすすめします。

『街の修理屋さん』では、暖房器具やエアコンに関してのご相談をお受けしております。エアコンを設置したい時やトラブルが生じた時などは、悩まずにお問い合わせください。