窓用のウィンドウエアコン設置のメリットとデメリットを細かく解説
「引っ越した家にエアコンがなかったけれど、配管工事してエアコン設置するのも禁止だと言われた……」
こんな経験はありませんか。
確かに、壁掛け型のエアコンは室内機と室外機を配管でつなぐ必要があります。壁に穴をあけないとその配管も通らないため、難色を示す管理会社も少なくありません。
でもエアコンは、壁掛け型だけではないんですよ。
そこで今回は、窓に設置する窓用エアコンの下記内容について解説します。
- 窓用エアコンとは
- 設置の条件
- メリットとデメリット
- 窓用エアコンの清掃方法
- 注意
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンの疑問解消に役立ててくださいね。
窓用エアコンとは
窓用エアコンとは、窓枠の端に設置するエアコンのことです。ウィンドウエアコンとも呼ばれます。
窓用エアコンは室外機と室内機の一体型です。そのため、設置のために穴開けなどの工事は必要ありません。
設置の条件
窓さえあれば気軽に取り付けができそうな窓用エアコンですが、設置にあたり条件があります。
窓の大きさ
窓枠のサッシに設置する都合上、設置する窓の大きさに条件があります。
立ち上がりと呼ばれる窓枠のサッシ部分が、アルミ製で1センチメートル以上なら高さ77~140センチメートル
立ち上がりが1センチメートル以下のアルミ製か、木製、スチール製なら高さ80~140センチメートルの条件があります。
また、横幅は47センチメートル以上必要です。
設置場所
窓の大きさ以外の条件もあります。
- 吹き出し口に障害がない
- 部屋全体に冷気が行き渡る
- 室内の風通しが良い
- エアコン背面に1メートル以上の空間があり、排熱がこもらない
- 振動のつたわりにくい窓
- 雨水に濡れない場所
- 可燃性ガスの漏れない場所
設置方法
窓用エアコンの設置は、特別な工具も資格も必要ありません。手順通りに作業すれば誰でも設置が可能です。
- 取付枠の下部分の溝を窓の立ち上がりに差し込む
- 柱側に寄せる
- ネジをしめる
- 取付枠の上部を引き上げて窓上部の立ち上がりに差し込む
- 上に押しつけながらネジをしめる
- エアコン本体を取付枠に入れる
- エアコン上部を押し込んでセットする
- 固定ネジを使用して固定する
- 虫対策に窓パッキンを貼る
- 防犯対策に鍵を取り付ける
なお、ご自身で設置する自信のない方は、業者に依頼することもできます。
まずはお見積りのご相談も可能です。
メリットとデメリット
多くの利点がある窓用エアコンですが、メリットばかりではありません。
メリットとデメリットについて解説します。
メリット
工事が不要
上記で述べたように、窓用エアコンは工事が不要です。
そのため、商品を購入したその日に設置することもできます。
例えば、設置しようと思ったその夜購入し、深夜に取り付けなどのスピード工事も可能です。
本体価格が安い
壁掛けエアコンの平均購入価格が4万円以上であるのに対し、窓用エアコンは2~3万円で購入できます。
持ち運びが簡単
引っ越すことの多い職業の方には大きなメリットであると言えます。壁掛けエアコンの場合、引っ越しの際の取り外し工事や新居への設置工事は大掛かりなものになります。しかし、窓用エアコンの場合は大掛かりな工事も不要です。荷造りに合わせて窓から取り外し、引っ越し先の荷解きとともに設置も可能です。
デメリット
冷暖房のパワーが弱い
壁掛け型エアコンに比べ、冷房のパワーが弱い面があります。また、暖房に関してはどうしても弱くなるため最初から機能としてついていないことも多いです。
また、パワーが弱いため広い部屋への設置は向いていません。
電気代が高い
窓用エアコンは見た目の小ささに反して、多くの電力を消費します。そのため、電気代が高くなります。
壁掛けエアコンと比べ、約2.5倍の電力消費量です。
音がうるさい
室内機と室外機の一体型であるため、稼働時は大きな音が鳴ります。
壁掛けエアコンに比べかなりの騒音と感じる方もおります。
窓用エアコンの清掃方法
窓用エアコンの掃除方法を説明します。こまめに掃除して清潔に使いたいものです。
1.プラグをコンセントから抜いて、エアコンの電源を切ります。
2.全面のパネルを取り外してフィルターの掃除をします。掃除機やブラシでホコリを取ってください。またはパネルを外して水洗いし、乾かした後に取り付けます。
3.タオルか柔らかい布でユニットの表面をきれいに拭き、汚れを取ります。
4.エアコンの下部分にあるドレンパンを取り外して水洗いします。そして、下に敷くタオルを清潔な物に取り換えます。
5.室外ユニットのホコリや汚れもホウキや雑巾などで取り除きます。特に汚れやすいファンやフィン部分は丁寧に掃除しましょう。
6.清掃後は、パネルやパーツを元通りに組み立てます。
注意点
窓用エアコンの設置にあたり、注意点があります。
賃貸住宅では許可が必要
窓用エアコンは窓に設置するため、工事は不要です。しかし、稼働時に大きな音を発します。
近隣の住民への騒音被害防止のため、窓用エアコンの設置を禁止する管理会社もあります。
購入の前に、一度管理会社へ確認しましょう。
防犯対策が必要
取り付け手順にも記載しておりますが、窓用エアコンは設置している間窓を開けた状態になります。
防犯の為、窓が開かないよう固定する鍵などの設置が必要です。
防犯フィルムでの対策
防犯フィルムで対策を行うことも可能です。エアコンの室内側に防犯フィルムを貼ってください。これにより、外からの視線をシャットダウンできます。
窓用エアコンは目立つ場合があります。万が一、不審者の目に留まってしまうと危険なので、フィルムを貼って目立たないようにすることをおすすめします。
エアコンカバーを使用する
室外ユニットに専用カバーを使用し、防犯対策に役立てることが可能です。悪天候からも保護でき、汚れ対策にもなります。
防犯センサーを利用
エアコンの近くに防犯センサーを設置して不審者から守ることも可能です。万が一、不審者が接近した場合、センサーが検知してアラームを作動させます。けたたましい音が鳴り響き、侵入者を寄せ付けません。
照明を明るく照らす
照明を工夫し、エアコンの周辺環境を明るく照らすのみでも、良い防犯対策になります。明るい照明があるところには、不審者は侵入しづらいものです。
特におすすめなのは、センサー付き照明を設置することです。周囲がどんなに暗くても明るい環境を保つのみでなく、万が一の時はセンサーが異常を知らせてくれるので安心です。
排水方法の確認
窓用エアコンの排水方法は2種類あります。
それぞれの排水方法と排水先を確認する必要があります。
ノンドレンタイプ
エアコンの外には排水されないタイプです。その代わり、内部トレーに水が溜まるよう設計されています。溜まった水を放置するとトラブル原因となるため、定期的な掃除が必要です。
ドレンタイプ
エアコンの外に排水されるタイプです。排水先を確認しましょう。
集合住宅の共有スペースなどに排水されている場合、トラブルに発展することがあります。
圧迫感
窓の一部をふさいで設置するため、部屋に圧迫感を与えることがあります。また、場所によっては室内の日当たりが悪くなる可能性もあります。設置位置と影響を確認してから設置しましょう。
設置に関して疑問や「壁掛けエアコンと窓用エアコンのどちらを設置するか悩んでいる」という方もお気軽にご相談ください。
街の修理屋さんではエアコンの点検もお受けしています。
全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。
年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。エアコン点検は、税込み5,500円より承っております。
お見積り・ご相談も無料で対応しております。興味のある方はお電話やメールでお問い合わせくださいね。お待ちしております。
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