
アナログのアンテナをなぜ撤去すべきか疑問点から見える解決法!
あなたの家の屋根にはアナログのアンテナがありませんか?
地デジに切り替えた時にアナログのアンテナを処分したか覚えていますか?
おそらく、自分の家のアンテナがどういう状況かわからない方は多いんじゃないでしょうか?
アンテナは基本的に高いところにあり、金属でできています。
最初にしっかり設置したとしても屋外にあるため、天候の変化や経年劣化で状態は悪くなっていきます。
最近は自然災害も多くなり、そのまま放っておくとトラブルの原因になりかねません。
ではどうすれば良いのでしょうか?
答えは『使わないなら取り外す』です。
この記事を読むと、アナログのアンテナを簡単に撤去する方法がわかります。
アナログアンテナとは

アンテナはテレビを見るために必要な設備のひとつで、電波を受信しています。
アンテナは主に3種類あります。
- VHFアンテナ(アナログ)
- UHFアンテナ(地上デジタル)
- パラボラアンテナ(BS/CS)
現在のテレビはすべて地上デジタル放送に切り替わっており、アナログ放送を見ることはできません。
また、アンテナの種類によって受信できる周波数が異なるため、他のチャンネルを見るために使いまわすこともできません。
アナログアンテナについて
アナログアンテナとは【VHFアンテナ】といい、超短波と呼ばれる30MHz〜300MHz(メガヘルツ)の電波を受信できます。
超短波(VHF)は障害物に対してまわりこむ性質が弱いため、屋根などの高いところに立てる必要がありました。
アナログアンテナの特徴は、
- 細い棒のような物を組み合わせている
- 横幅が広い
という感じで、八木アンテナと呼ばれています。
ちなみに地上デジタルのアンテナ【UHFアンテナ】はいくつか種類があり、その中には八木アンテナもあります。
地上デジタルの八木アンテナの特徴は、
- 細い棒のような物を組み合わせている
- 矢印のような形
- 横幅が狭い
です。
地上デジタルの準備期間として同時に放送していたこともあり、アナログのアンテナにデジタルのアンテナを付け加える形で設置されている場合もあります。

アナログアンテナでテレビを見ることはできませんが、再利用する方法はあります。
ラジオのFM放送はアナログアンテナの周波数の範囲内のため受信できます。
しかし、ラジオは他の方法で手軽に聴くことができるため、実際には再利用されることはほぼありません。
その結果アナログアンテナの使い道はないと言って良いでしょう。
不要のアナログアンテナってどうする人が多い?

使い道のなくなったアナログアンテナは、現在どのような状況にあるのでしょうか?
気にしていない方がほとんどではないでしょうか?
アナログアンテナ自体使わなくなったけど
アナログ放送から地上デジタル放送に切り替える時に、【UHFアンテナ】を設置した方はかなり多いです。
しかし、アナログアンテナをどうしたか覚えている方は少ないのではありませんか?
地上デジタル対応のアンテナ設置に加え、テレビも買う必要があったことから、アナログとデジタル両方のアンテナを設置していたことも多かったと思います。
では、今は使っていないアナログアンテナはどうなっていますか?
ほとんどの方は設置したままで、アナログアンテナだけを撤去した方は少ないのではないでしょうか?
そのままにしていたらいつのまにか
現在見ているテレビは地上デジタルなので、アナログアンテナが放置されていても関係なく映ります。
例えアナログアンテナが倒れていようと関係ありません。
テレビが映っているのにアンテナのことを気にする方はほとんどいないでしょう。
もし、自宅にアナログアンテナが設置されたままになっているとしたら、かなり悪い状態になっている可能性があります。

気にしないでいたら……
アナログアンテナを設置したまま放っておくと、金属の部分がサビてきます。
このサビが原因でアンテナが折れたり、傾いたりします。
特に悪化しやすい環境は、
- 海からの潮風
- 交通量の多い道路の排気ガス
- 台風
- 雪
などがあげられます。
もし、上記に当てはまる環境にアンテナが放置されている場合は注意が必要です。
撤去が面倒でも付けたままは危ない!?

今まで問題なかったからといって、今後も大丈夫であるとは限りません。
年月が進むにつれて状態は悪化します。
アンテナは基本的に設置した後にメンテナンスをしないため、現在の状態を確認するためには屋根に登って実際に見るしかありません。
付けたままなら別に支障ないはず
しっかり設置してもらったから問題ないと思うかもしれませんが、アンテナだけでなく支えている金具やワイヤーもサビていきます。
すると、アンテナの形が変化していびつになったり、設置場所から移動したりします。
ある程度固定された状態ならばいきなり落下することはないと思いますが、強風や積雪によって外れる危険性はあります。
屋根の破損の原因にもなりかねません。
古いアンテナを放置しておくとリスクはあってもメリットはないと言えます。
アンテナって結構頑丈なのでは
アンテナは屋外に設置するように作られているため、すぐに状態が悪くなることはありません。
アンテナの寿命は約10~15年と言われています。
しかし、アナログ放送が終了したのは2011年です。
すぐに使わなくなるアナログアンテナを放送終了直前に設置することはあまりないため、少なくとも設置から現在まで15年以上は経っているでしょう。
こうした事情を考えると、寿命がきているアンテナは多いと言えます。

落ちてもそこまで被害ないのでは?
屋根からアンテナが落ちた場合のことを考えてみます。
アナログアンテナは金属でできています。
アナログアンテナの大きさは約3メートル、重さは1キロ~5キロ以上あります。
もし屋根から落ちた場合、建物や車に当たれば被害が出ますし、人に当たったとしたら大変です。
そんな心配をする前に【アナログアンテナの撤去】をおすすめします。
安全で早い撤去がしたいなら!

では、撤去するにはどうすれば良いのでしょうか?
実はアンテナの撤去は自分でもできます。
しかしおすすめできません。
【おすすめできない理由】
- 高所から落下する危険性
- 工具の用意
- 必要なアンテナの破損
- 配線の処理
- 作業時間がかかる
- ゴミの処理
特に高所での作業は細心の注意が必要なため、プロにまかせるのがベストです。
また、「無料で撤去します!」と勧めてくる業者もあるようですが、作業員の人件費+上記の費用がかかるのに無料にするのは別の理由があるはずです。
アンテナの撤去費用は思ったより高くはないので、最初からプロに依頼する方が安心できます。
アナログアンテナの撤去はプロに任せましょう!
アナログアンテナは今後使うことはありません。
しかし放置していると、まわりに迷惑をかける可能性があります。
最近は大きな自然災害も多く、いろいろなことに備える必要があります。
まずは自宅のアンテナがどうなっているのか確認しましょう。
アンテナを見てもよくわからない場合はお問い合わせをいただければ調査もいたします。
日本国内でしたら対応可能ですので、お気軽にご相談ください。