コンセントプラグの交換方法と気を付けるポイントを教えます!
いつも使っているはずの電化製品が急に使えなくなった。電化製品の使用中に電力が足りなくなる、などの症状に悩んでいる人はいませんか?
その場合、電化製品本体が故障したのではなく、コンセントプラグが劣化している可能性があります。
「コンセントプラグの交換の目安は?」
「コンセントプラグを交換するときは何に気をつけるべき?」
この記事では上記のような疑問を持っている人に向けて、コンセントプラグの交換方法や、気をつけるべき大切なポイントについてご紹介します。
それでは順番に見ていきましょう。
コンセントプラグの交換は自分でできるか
コンセントプラグの交換修理は電気工事法施行令第1条より軽微な工事に該当します。そのため、電気工事からは除外されるので電気工事士の資格がなくても修理を行うことが可能です。
【症状】コンセントプラグ交換が必要な状態
電化製品の調子が悪くなったとき、まずはコンセントプラグに異常がないかどうかを確認してみましょう。
下記の3つの症状のうち、どれか1つでも心当たりがある場合、コンセントプラグを修理すれば治ることがあります。この場合、家電製品自体には異常がないことが多くあります。
コンセントプラグの根元が断線していないか
コンセントプラグの根元が断線していないか確認してみましょう。断線する原因としては、コンセントプラグの根元の湾曲や、過度な負担をかけることなどが挙げられます。
そのほかにも、コンセントプラグの線を無理矢理引き抜いたり、変な方向へ負荷をかけたりすることも、コードの内部で断線する原因となります。
重たいものを乗せて差し込み口を曲げた
コンセントプラグの差し込み口の上に物を置いたり落としたり、家具などで踏みつけたりしていないか確認してください。
うっかり重たい物を乗せてしまったばっかりに、内部で導線が断裂してしまうケースは珍しいことではありません。
コード内部に負荷がかかったまま使用すると、感電や火災などの思わぬ事故につながる可能性もあるので注意してください。
コンセント側に原因がないかどうか確かめる
家電に電源が入らなくなったとき、意外に見落としがちなのがコンセント側のトラブルです。使いたいコンセントを制御するブレーカーが上がっているか下がっているかを確認しましょう。
ブレーカーが上がっているにもかかわらず電源がとれない場合、コンセントの故障が考えられます。
ブレーカーが下がっている場合、電気の使いすぎの可能性が考えられるでしょう。
下がっていたブレーカーを上げても電化製品が使えないケースもあります。その場合は、私たちが見えないところで漏電し、コンセントが故障してしまった可能性が考えられます。
【注意点】コンセントプラグ交換の上で気をつけること
次にコンセントプラグを交換する上で気をつけるべきことを2つご紹介します。
電源コードを剥ぐときに銅線が切れる恐れ
電源コードをワイヤーストリッパーなどで剥ぐ際に、あやまって銅線ごと切ってしまう恐れがあります。
ワイヤーストリッパーのサイズを間違えると、このような失敗が起こりやすいため、使う工具は適切なものを選んでくださいね。
銅線が出たままプラグを差して火花が飛ぶ恐れ
導線が出たままプラグを差してしまうと火花が飛び散る恐れがある点です。火花が飛ぶと、火傷や火災に繋がる可能性もあるので慎重な作業が必要です。
コンセントプラグの交換には、火花の発火やケガをするリスクもあるため、不安な人は修理業者に依頼することをおすすめします。
コンセントプラグの交換方法
次にコンセントプラグの交換方法について説明いたします。
手順は全部で8ステップありますが、ケガやトラブル予防のため、慎重に進めてくださいね。
コンセントプラグの修理に必要なもの
コンセントプラグの交換作業で必要な工具は以下です。
ニッパー | プラスドライバー | カッターナイフ | ワイヤーストリッパー |
---|---|---|---|
このほか、導線や交換用プラグは必要な数だけ用意します。
【手順1】電源コードからコンセントプラグを抜いておく
【手順2】電気コードを切断する
電気コードを切断し、コードを2本に分けるところから作業スタートです。この際は、ニッパーなどの電機修理工具を使用して電線を切断します。
【手順3】電気コードを2本に分ける
電気コードをよく見ると、2本のコードが「∞」の形にくっついているのが確認でます。その真ん中にある、へこんだ部分に切り込みを入れるイメージです。
ニッパーで切り込みを入れた後は、手で5cm~8cmほど引き裂きます。
【手順4】ワイヤーストリッパーでビニール部分をはぎ落す
ワイヤーストリッパーを用いて、コードに切れ目を入れ、ビニールを剥ぎます。この時導線を傷つけないように注意しましょう。※導線が傷つけてしまった場合は、手順2からやり直します。
【手順5】導線が乱れている場合はねじって整える
【手順6】新しいコンセントを準備してネジを外す
【手順7】裂いたコードを交換用のプラグに巻き付ける
次に、裂いたコードを交換用のプラグに巻き付けます。
端子のネジを緩めて、右回りで端子のネジに巻き付けていきましょう。
※ただし、この手順を行う場合は必ず以下2点の注意点をよく読んでから行ってください。
注意点 | |
---|---|
絶対に2本の導線が触れ合わないように接続します。 この2本の導線が触れ合ってまうとショートを引き起こして出火の原因になります。 |
コンセント内のネジは時計回りにネジをしめるため、 電線をコンセントに圧着する際は右巻きに導線をネジに巻き付けてネジをしめることでより強固に圧着する事ができます。 |
【手順8】銅線が出ていないか確認してカバーを固定して完成
最後に銅線のヒゲが飛び出していないか確認し、プラスドライバーでカバーを固定したら完成です。
自分でできない場合はプロに相談しよう
コンセントプラグの交換自体は、特別な資格がなくても行えます。しかし、コンセントそのものや、配線自体に異常がある場合、または作業に自信がない場合はプロに任せましょう。
安全に行いたい場合はプロに任せましょう
街の修理屋さんでは、コンセントプラグの交換作業をお受けしています。
1人で作業するのが不安な人や、より安全に交換したい人はぜひ気軽にご相談ください。また、「電化製品が使えなくなったけれど、コンセントプラグそのものとコンセント内とのどちらに原因があるかわからない」といった場合もお任せください。
知識と経験豊富なスタッフが点検作業をから修理交換まで行います。
街の修理屋さんでは、無料で見積もりや相談をお受けしていますので、まずはメールや電話からご相談くださいね。
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