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【ブレーカーの修理】故障時の修理・交換と修理費用やブレーカーの種類についても解説

ブレーカーは普段生活している中で、頻繁に使用するものではありません。

しかし、私達が生活している上で欠かせない電化製品などへの、電力供給を担っているのは、紛れもなくブレーカー、分電盤です。

もしも、ブレーカーなどに問題が発生してしまったら、電気を使って動いている機器は動かなくなってしまいます。

また、ブレーカーが

  • よく落ちる
  • 焦げ臭い
  • 異音がする
  • 経年劣化などにより傷がついている
  • 取り付けてから10年以上経っている

といった症状や状態の場合は、ブレーカーの修理、交換などが必要になるかもしれません。

今回は、ブレーカー故障時の修理についてや、修理費用の相場、ブレーカーの種類とその働きなどもご紹介します。

ブレーカーとは

ブレーカーとは

そもそも、ブレーカーとはどんな機械なのでしょうか。

日常生活において、ブレーカーを使う機会というのは限定的で、
例えば、電気の使いすぎでブレーカーが落ちてしまった場合や、長期間家を空ける際に念の為、落としていくなど、使用頻度が少ないと思います。

そのため、中でどんな働きをしているかや、どんな構造なのかを知っている方は少ないかと思います。

ブレーカーの故障時に役立てるためにも、まずはブレーカーの仕組みや、分電盤について、解説していきます。

分電盤

家庭用に設置される一般的な分電盤 画像
家庭用に設置される一般的な分電盤

ブレーカーの紹介をする前に欠かせないのが、分電盤についてです。

分電盤とは、ブレーカーが入っている函 (ハコ)、機械全体のことを指します。

分電盤は、建物に供給された電気を、各部屋に配分する役割を持っています。 また、電気を配分するだけではなく、家の中で漏電が起きていないか確認したり、電気を使いすぎていないかなどを確認するためのものでもあります。

ブレーカーの種類とその働き

分電盤内の様子とブレーカーの種類 画像
分電盤内の様子とブレーカーの種類

ブレーカーには、主に3つの種類があり、それぞれ役割が違います。

  • アンペアブレーカー (契約ブレーカー)
  • 漏電ブレーカー
  • 安全ブレーカー (回路用ブレーカー)

それぞれが、正常に機能することによって、私達は安全に電気が使えます。

① アンペアブレーカー

アンペアブレーカー 画像

アンペアブレーカー、別名契約ブレーカーは、家全体で使用している電力が、電力会社と契約している以上になってしまった際に、作動するブレーカーです。

電気の使いすぎで、契約アンペア以上の電力になった場合、建物に送られている全ての電気を遮断する役割をもっています。

アンペアブレーカーは、契約している電力会社の所有物という形になっています。
そのため、トラブルが起きた際や、交換時などには、他のブレーカーとは違う対応をしなければなりません。

詳しくは、下記の関連記事の内容をご確認ください。

② 漏電ブレーカー

漏電ブレーカー 画像

漏電ブレーカーは、家の中などで漏電が起こった時に、電気を遮断する役割をもっています。

漏電とは、本来は電線やケーブルなどを通るはずの電気が、電線・ケーブル内の絶縁体に損傷や劣化が起こることで、そのルートを外れ、電気が漏れてしまうことを言います。

ブレーカーを復旧させてもすぐに落ちてしまうとき、どうしてもブレーカーや分電盤などの故障を疑いがちです。
しかし、落ちているブレーカーが漏電ブレーカーの場合、家の中で漏電が起こっているサインです。

漏電ブレーカーが落ちてしまう際の確認方法や対処方法などは、下記の記事でご紹介しております。
ぜひ、ご確認ください。

漏電は、電気代が高くなるだけでなく、場合によっては、感電や火災など大きなトラブルにつながる、とても危険な状態です。

もしも、漏電ブレーカーが落ちてしまった場合は、決して放置せず、早急に修理業者などに連絡しましょう。

③ 安全ブレーカー

安全ブレーカー 画像

安全ブレーカー、別名回路用ブレーカーは、アンペアブレーカーと似た機能をもっており、こちらは部屋ごとに決められた電力量を超過した際に、電気を遮断する役割をもっています。

“部屋ごと” の電力供給を担っていることもあり、分電盤内に複数個設置されています。

また、消費電力の大きい電化製品などを、複数同時に使用してしまい、ブレーカーが落ちる… という現象は、この安全ブレーカーが機能しているからです。

ブレーカーが故障したら?修理や修理費用について

ブレーカーが故障したら?修理や修理費用について

記事の冒頭にあったような、ブレーカーがすぐに落ちてしまう、焦げ臭い、経年劣化などの状態の場合、もちろん修理が必要です。

一般的に修理といえば、悪い箇所を見つけて部分的に治す… といったイメージがあります。

しかしブレーカーは、「故障原因となる箇所を交換する」、という作業が “修理する” と同義になっています。

また、修理 (交換) の前には、必ず分電盤、ブレーカーの調査が行われますが、
場合によっては、専用の測定器を用いての分解調査を行う場合もあります。

ブレーカーの修理の際は、こうした修理費用にプラスで加算される費用なども、考慮しなければなりません。

ブレーカー修理 (交換) 費用の相場

それでは、ブレーカー修理・交換費用、また、各ブレーカー本体価格の相場について、ご紹介します。

分電盤・ブレーカーの調査 4,000円~5,000円
安全ブレーカー本体価格 2,000円~
漏電ブレーカー本体価格 3,000円~10,000円
分電盤本体価格 10,000円~30,000円
ブレーカー交換工事費用 8,000円~

ブレーカーの修理・交換費用は、もちろんブレーカーの状態や、業者によって異なります。
ここでの費用一覧は、あくまでも費用相場の一例です。

修理・交換を業者や電気屋さんに依頼する際は、必ず事前に見積りをとってもらうようにしましょう。

ブレーカーの寿命

経年劣化した分電盤 画像
経年劣化した分電盤

一般的に、ブレーカーの寿命 (耐用年数)は、“10年程度”と言われています。

中には15年以上問題なく使えている、という方もいらっしゃいます。
ですが、ブレーカーは10年以上の使用で、年を重ねるごとに漏電などのリスクが高まります。

もしも、ご自宅に設置してあるブレーカーが、10年以上使用しているものなら、一度点検してもらうようにしましょう。

また、設置から10年以上経っていなくとも、使用状況やブレーカー周りの環境によって、劣化が進行している可能性もあります。

ブレーカーを頻繁に開閉している、高温多湿になりやすい場所に設置してある、ブレーカー内にゴミやホコリが溜まっている場合は要注意です。

ブレーカーの修理はどこに依頼する?

修理工具 イメージ画像

ブレーカーの修理・交換は、お近くの電気屋か、電気工事を行える業者に依頼することがベストです。

また、賃貸住宅の場合は、まずは大家さんや管理人さんへ連絡するようにしましょう。
勝手な修理・交換はトラブルになる可能性がありますので、住宅の責任者の支持を仰ぎましょう。

ブレーカー修理では、ブレーカー本体だけでなく、電線 (配線) なども扱うため、電気工事士資格が必要になります。

修理・交換依頼の際は、依頼する業者がこうした資格をもっているかなどを確認するようにしましょう。

ブレーカーの修理・交換は街の修理屋さんにお任せ!

ブレーカーの修理・交換は街の修理屋さんにお任せ!

街の修理屋さんでは、今回ご紹介したブレーカーの修理、交換などはもちろん、さまざまなブレーカートラブルに対応しております。

ブレーカーが頻繁に落ちる、漏電ブレーカーが落ちてしまったなどの一刻を争うようなトラブルから、ブレーカーの点検・調査も、電気工事士の資格をもった作業員が迅速に対応します。

以下が、街の修理屋さんのブレーカーサービス料金表となっております。

基本作業費 5,500円
測定器調査 3,300円~
分解調査 3,300円~
街の修理屋さんのブレーカーサービス料金表
※表示の価格は税込みです。(税率10%)

また、上記以外の漏電修理、ブレーカー交換の料金はブレーカーの状態によって異なります。

詳しい修理・交換料金については、弊社までご連絡の上、ご相談ください。

下記の記事でも、ブレーカーに関する情報を紹介しております。
ぜひ、御覧ください。

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