光コンセントの増設工事を解説!マンションと戸建ての工事内容と費用は?
光コンセントの増設などで、配線を伴う作業は『電気工事士』の資格が必要となります。
資格を持たずに配線での作業を行うと法令で処罰される事もあるので業者をご利用ください。
業者をご利用する際、『見積もりがどれくらいなのか知りたい』『どこに頼めばいいかわからない』等不安があれば弊社にご相談ください。
1階と2階で同時にインターネットを使う場合などに、光コンセントの増設を行う必要があります。
光コンセントの増設で気になるのが費用や工事内容ではないでしょうか。
この記事では、以下の内容についてご説明していきます。
- 光コンセントとは何か
- 光コンセントを設置するメリット
- 光コンセントのデメリット
- マンションと戸建ての光コンセントの増設工事の違い
- 光コンセントの増設工事は自分でできるのか
- 光コンセントの増設にかかる費用
- 光コンセントの接続方式とは
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンの取り外しに役立ててくださいね。
光コンセントとは?
そもそも、「光コンセント」とはどのようなものなのでしょうか。
用途や役割、設置場所について知っておきましょう。
役割
光コンセントとは、一言でいうとインターネット(光回線)に接続するためのコンセントです。
光回線はインターネットの回線の中でも最も通信速度が速く、快適にネットにつなぐことができますが、使用するには電柱から光ファイバーケーブルを家の中に引き込まなければなりません。
そして、このケーブルを介して、ONU(光回線終端装置)と光コンセントが接続されると、ようやくインターネットができるようになります。
種類
一体型と分離型の2種類があります。
文字通り一体型は他の電気コンセントと一体型になったタイプです。
分離型は、電気コンセントと別に取り付けられているタイプの光コンセントになります。
どちらも役割は同じです。
光コンセントには「光」もしくは「光コンセントSC」と書かれており、機器接続のための差込口がついています。
設置場所
光コンセントは一体型が主流となっており、電話のコンセントと一体になっていることがほとんどです。
分離型の場合は、インターネット回線として電話用のコンセント付近にあることが大半です。
部屋に固定電話がない場合、テレビのアンテナ端子のコンセントやエアコンのダクト付近に設置されてることもあります。
中には、ONUや光コンセントなどを見える場所に置きたくないという理由から、クローゼットの中に設置するケースもあります。その場合、クローゼットの中にONUの電源を取るための電源コンセントが必要です。
光コンセントのメリット
光コンセントのメリットは主に以下の3つが挙げられます。
- 工事不要
- 工事の立ち合い不要
- 工事を待たずに即開通
簡潔にまとめると「工事をしなくてもよい」ということになりますが、いずれも引っ越し先あるいは現在住んでいる家に、あらかじめ光コンセントが設置してあることが前提となります。
光コンセントが付いていると、工事費を支払わなくても済みますし、インターネットをすぐに使うことができるので一石二鳥なのです。
ただし、NTT系列以外の光回線で契約している場合は、光コンセントが利用できないため業者による派遣工事が必要になります。
例)auひかり、NURO光、コミュファ光、eoひかり、メガエEGA EGG
光コンセントのデメリット
光コンセントのデメリットは、開通工事が必要になる場合があることです。それは以下のケースです。
・初めて設置する建物の場合
・初めての回線や独自回線の場合
以下で詳しく説明します。
初めて設置する建物の場合の開通工事
初めて光コンセントを設置する建物ならば、開通工事が必要です。この場合は、信頼できる業者に頼んで工事してもらいましょう。
素人ではできない工事なのでご注意ください。
初めての回線や独自回線の場合の開通工事
また、光コンセントが設置済みであっても、初めての回線や独自回線であれは、開通工事が必要です。
特に多いのが各企業独自の回線の場合です。新たにNTT系列の光回線に申込み、開通工事をする必要があります。立ち会いが必要なこともあるので、早めに申し込みましょう。
光コンセントが無い時はどうする?
光回線を契約したのに光コンセントがない場合などは、工事で設置することができます。
光コンセントが部屋になければインターネットに接続することができないため、必要であれば必ず設置工事は必要になります。
過去の事例では、不動産情報では「光回線あり」の物件であったにも関わらず、実際の部屋には光コンセントがなかったため、工事を依頼された方もいます。
弊社、街の修理屋さんでも光コンセントの工事を承っているため、設置工事のご依頼はいつでもお待ちしております。
光コンセントの工事
光コンセントの工事は、光回線の業者や電気工事事業者などに派遣工事の依頼が可能です。
弊社、街の修理屋さんも電気工事事業者として、皆さんのお役に立つことができます。
ここでは、戸建て・マンション・賃貸住宅の3つの光コンセント開通工事の違いをみていきましょう。
戸建て住宅の光コンセント開通工事
外にある電柱から、光回線を使用する部屋の中に光ファイバーケーブルを引き込んで光コンセントを設置します。
壁に10㎜程度の穴を開けて通す、もしくは電話用の配管かエアコンのダクトを通す方法などがあります。
光ファイバーケーブルを部屋の中に引き込み、光コンセント及びONUの設置をおこなえば工事完了です。
集合住宅の光コンセント開通工事
戸建て住宅の場合と同じく、外にある電柱から光ファイバーケーブルを住宅内に引き込みます。
ただし、集合住宅の場合は、建物共用部分にあるMDF(通信回線用の棟内共有スペース)を経由し、各部屋までケーブルを伸ばすという作業を行います。
戸建て住宅の光コンセント開通工事に比べると、比較的簡単です。
賃貸住宅の場合
賃貸住宅で光コンセントの開通工事を行いたい場合、勝手に工事はできません。
光回線契約の有無の確認をし、工事しても良いか?など住宅の所有者(管理会社や大家など)への確認と報告が必須となります。
管理会社や大家の許可が取れなければ、工事を行うことはできません。
そのため、これから賃貸住宅に引っ越しを考えている方は、事前に不動産会社を通して「インターネット設備が整っているのか」「工事を行うことは可能か」を確認することをおすすめします。
光コンセントは増設できるか
基本的にはできません。
原則1回線につき1つしか光コンセントは設置できないからです。
もしも、光コンセントが2つ以上欲しい場合は別の光回線契約が必要になりますし、2回線分の費用がかかります。
光コンセントと繋ぐONUは契約した光回線の業者から貸与されますが、1回線1つしか貸与されません。
どうしても複数台のパソコンを有線接続したい場合、ハブやルーターなどで対処することになります。
例)光コンセント⇒ONU⇒ルーター⇒有線LANケーブル
あるいは、無線であれば複数台の端末を接続することが可能です。
光コンセントの移動
光コンセントは自分で移動させることはできません。
光ファイバーの線の引き直しをしなければならないからです。
電気通信回線の工事や機器設置工事などは「工事担当者」と呼ばれる国家資格がなければ行えません。
「2階から1階に移したい」「リビングから自室に動かしたい」などのケースでは、自分で光コンセントの移動をしたいと考えるでしょうが、必ずNTTなどの回線元や電気工事事業者に依頼するようにしてください。
光コンセントの工事費用
光コンセントの工事にかかわる費用相場は、工事内容によって異なります。
新規開通の場合は15,000~30,000円程度となりますが、契約プロバイダーによっては無料になるケースもあります。
また、前の入居者が残していったなど、室内に光コンセントがすでにある場合、同じ光回線であれば無派遣工事となり費用相場は2,000円程度です。
光コンセントの移動工事には20,000円程度の費用がかかります。
光ファイバーケーブルの引き込み場所を変更する場合も同じくらいの費用が必要です。
ONUのみの移動であれば、1,500~2,000円程度が相場となります。
ただし、光コンセントからONUまでのケーブルが5m以上になると、ケーブルの延長工事が必要になり、10,000円程度の追加費用がかかる場合もあるでしょう。
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