エアコンの真空引きの手順【素人が作業すると故障の原因になる】
「エアコンには、真空引きという作業があると聞いた。具体的な手順や、自分で行えるかなど知りたいな…」という方は、多いと思います。素人がエアコンの周辺機器を触る機会は、ほとんどありません。真空引きなど、聞いたことがない方が大半でしょう。
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- エアコンの真空引きとは
- エアコンの真空引きの手順
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エアコンの真空引きとは
エアコンの真空引きとは、エアコンの室外機や室内機、冷媒配管内に残った空気や水分をポンプで吸い出して、配管内を真空状態にすることを指します。エアコンがその性能を十分に発揮するためには、エアコンの内部を冷媒ガスだけで充満させておくことが大切です。
しかし、取り付ける前のエアコン内には、湿気による水分やゴミが付着しており、これらを残存させたままエアコンを付けてしまうと、残っていた水分が凍結してしまいます。そして、凍結物が冷媒回路をふさいでしまうと、エアコンをつけていても効きが悪くなるなどの不具合が生じてしまうのです。
また、不具合だけでなく、凍った不純物が配管の内部を傷付けることで、故障につながることも考えられるでしょう。そのため、エアコンを不具合や故障から守るために、真空ポンプによって配管内部の空気を排除して真空乾燥状態にし、余分な水分やゴミを取り除くのです。
エアコンの真空引きの道具
エアコンの真空引きに必要な道具としては、以下のようなものが挙げられます。
- 真空ポンプ
配管内から空気を抜き出すためのポンプです。手動式のタイプや電動式のタイプがあり、完全な真空状態にするためには、より強力な電動ポンプが推奨されます。
- ゲージマニホールド
配管愛撫の真空度を計測する装置です。冷媒機の状況のチェックや、ガス充填作業などに使用します。
- チャージングホース
真空ポンプや、ゲージマニホールドといった器具をエアコンに接続するために使用します。
エアコンの真空引きの手順
エアコンの真空引きの手順は、以下の通りです。
- 室外機の低圧側サービスポートに、チャージングホースやゲージマニホールド、真空ポンプを接続する
- ゲージマにホールドのバルブを開き、真空ポンプに電源を入れる
- ゲージマニホールドのゲージ圧が「−0.1MPa」になるのを確認する
- ゲージマニホールドのバルブを閉めて真空ポンプの電源を切り、気密テストをする
- 数分放置し、ゲージマニホールドの数値が「0」側に動いていないか確認する
- チャージングホースを室外機の低圧側サービスポートより取り外す
- 室外機の低圧・高圧側バルブを開けて冷媒を配管内に充填する
エアコンの真空引きは素人には難しい
経済的な事情から、エアコンの真空引きを業者に頼まず、自分でやりたいと考える方もいる事でしょう。しかし、正直に言うと、真空引きは素人の方にとって、非常にハードルが高い作業であるため、あまりおすすめできません。
業者が行なっている難しい作業であるうえ、作業に必要な真空ポンプや、ゲージマニホールドなどの器具もそろえる必要があります。つまり、真空引きを自分でやると非常に手間と時間がかかるうえに、下手をすると業者に依頼するよりもお金がかかってしまう可能性もあるのです。
また、真空引きには先程説明したような手順があり、作業のやり方や順番を誤ると故障の原因となることも考えられます。たとえば各器具の接続が微妙に悪かったり、接続部分にわずかな油汚れがあったりするような場合でも、真空引きは上手くいかないことがあるのです。
しかし、何らかの不具合が発生していたとしても、一般の方には原因が分からないことが多くあります。そのまま作業をして故障させてしまったり、何度やっても上手くいかずに途方に暮れてしまったり、というようなことも充分にありえるでしょう。
エアコンの真空引きは業者に依頼すべき
エアコンの真空引きは、素人の方にはなかなか難しいため、できるだけ専門業者にご依頼いただくことをおすすめします。正しくできているのか、分からない状態で作業を続けるのは大変ですし、場合によってはエアコンの故障だけでなく事故につながる可能性も考えられます。
確かにお金がかかるという側面はありますが、かかる時間や安全面を考慮すると、業者へ依頼する方がコスパが良いです。弊社、街の修理屋さんではエアコンの真空引きの依頼をお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日に問題を解決します。
年中無休で対応しており、夜間のトラブルでも安心です。エアコンの真空引きは、税込み5,500円より受け承っております。作業前に無料でお見積もりを行うので、興味のある方は電話・メールでお問い合わせくださいね。
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