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ハイセンスのエアコンはうるさい?よくあるトラブルと対処方法を解説

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ハイセンスという中国を拠点とする家電メーカーをご存じでしょうか?一昔前であれば、中国製品、安かろう悪かろうというイメージが優先していましたが、最近では好評を博している製品も多いです。とくに、高画質が売りの液晶テレビなどは、コストパフォーマンスに優れているとの、良い評価も多数見うけられます。

そんなハイセンス製品のエアコン部門はどうでしょうか?価格の面では、日本のメーカーより2割ほど安く提供されているようです。ただ、その分、新しくエアコンを買い替えたのに故障してしまった、部屋は冷えるが動作音がうるさい、といったことがないかどうか不安に感じるかもしれません。ハイセンスのエアコンに、よくあるトラブルとその対処法を確認してみましょう。

まずは、基本的な機能をそなえた2021年モデルの特徴を紹介します。

ハイエンスエアコン、3つの特徴

熱交換器を-19℃に冷やして洗い流す「解凍洗浄」

室内機の熱交換器を-19℃まで一気に冷やして、フィンのまわりの空気中の水分を凍らせます。さらに冷やし続けると成長する氷の力で、熱交換器にこびりついていたホコリや油汚れを浮かせます。その後、熱交換器を加熱し一気に氷を解かすことで、こびりついた汚れを洗い流します。手の届かない熱交換器の内部も、清潔な状態をたもちます。

内部を乾燥させてカビを抑制「内部クリーン」

冷房・除湿運転をするとエアコン内部に水分がたまり、カビやニオイの発生の原因になります。内部クリーン運転で、送風もしくは温風によりエアコン内部を乾燥させ、カビやニオイの発生を抑えます。

業界トップクラスの大型ファンを搭載「ビッグファン」

業界トップクラスの大型ファンで低騒音風路設計を採用しました。大型のファンは回転数を落としても風量を確保できるので、パワフルであり静音性にも優れた、快適な運転を可能としました。

ハイエンスエアコンは、シンプルに1モデルのみ

上記の特徴すべてを搭載 HA-S□□D□-W~

価格の面から圧倒的なコストパフォーマンスが期待できます。室内機のサイズは、幅780mm、高さ282mm、奥行き236mmとコンパクトにまとまっています。フィルター自動清掃など、余計な機能を一切省いたシンプルな構造で冷やす、暖めるに特化しています。

多彩な運転モードも用意されており、設定温度は0.5℃単位で設定可能、さらに風量調整は6段階に調整できます。お好みにあわせて細かい設定が可能です。能力別に4種類がラインナップされています。

2021年10月の参考価格は以下の通りです。

  • おもに6畳用:3万円台前半
  • おもに8畳用:3万円台後半
  • おもに10畳用:4万円台
  • おもに14畳用:5万円台

ハイセンスエアコンによくあるトラブル

音がうるさい

エアコンはファンなどの回転する部分や、ルーバーなどの動作する部分があるので、必然的に動作音がします。買ってから間もない状態で、動作音がうるさいというのであれば購入した商品単体でなにか不具合がありそうです。ただ、エアコンがうるさいと感じるときはファンなどの回転部分の軸にゆがみである場合が多いです。

エアコン内部にホコリが侵入し、それが付着してたまり、たまったホコリが水分を含むと、重みのある汚れとなります。それがファンに付着してたまると、ファンの回転軸がずれてゆがんでしまい、異音が発生します。コストパフォーマンスを考えて、比較的シンプルにつくられたエアコンは、ホコリが侵入できる隙間が多数あるのではないかと推測できそうです。

部屋が冷えない

冷えないと聞いてまっさきに思い浮かぶには「冷媒ガスの抜け」でしょう。ただ、買って間もない新品の状態では、可能性は低いです。ハイセンスのエアコンは「冷えない」というトラブルがある一方で「とてもよく冷える」という回答も多数ありました。これは冷暖房能力が足りていない、ということが原因かもしれません。

エアコンは使用する部屋の大きさにあわせて、適正な冷暖房能力を選ぶ必要があります。能力を超えるような大きな部屋は冷やすことができません。

ハイセンスエアコンのトラブル対処法

ホコリの付着があれば清掃、取り付け不良がないか確認する

ホコリの付着を放っておくと、ホコリは水分を含んでカビの発生源になってしまい異音の原因になるかもしれません。買ってから間もない状態ならホコリの付着は少ないと思いますが、フィルター清掃と一緒に、手の届く範囲も清掃しておきましょう。フィルターを外した時にも、見える範囲で内部の状態も確認しておきます。パーツが重なる部分からクッション材がはみ出ていて、それがファンに触れて異音がしていた、ということも考えられます。

エアコン本体がしっかりと固定できていない場合も、異音の原因となりますので取付状況も確認しましょう。

部屋の広さにあった能力のエアコンを選ぶ

エアコンの冷暖房能力を選ぶときはカタログに記載されている「畳数のめあす」を参考にしましょう。「冷房:6~9畳、暖房:6~7畳」といった具合に表記されおり、「6~9畳」と書いてあるのなら「木造平屋南向き(和室)なら6畳~鉄筋マンション南向き中間階(洋室)なら9畳」という意味です。通常は暖房のほうが最適畳数は小さくなるので、エアコンの能力を選ぶときは暖房の畳数のめやすを参考にします。

電源をリセットしてみる

エアコンなどの家電製品の不具合は、電波ノイズによる一時的な誤動作の可能性もあります。故障を疑って専門業者さんに連絡する前に、電源リセットを試してみてください。まずは電源プラグを抜く、もしくはエアコン専用ブレーカーを落として、完全に電源を切ります。3分以上経過した後に、再び電源を戻して通常運転できるかどうか試してみましょう。通常運転できる場合は、そのまま様子を見てみましょう。正常に運転できない場合は、すみやかに専門の業者さんに修理を依頼しましょう。

ハイセンスのエアコンは故障を検知すると、運転ランプとタイマーランプを点滅させて知らせてくれます。(運転ランプのみが、おそい点滅をしている場合は霜取り運転中)リモコンの「取消」ボタンを5秒以上長押しすることで、点検モードになりエラーコードを確認できます。

「取消」ボタンを押すごとに、エアコン本体から「ピッ」音が鳴りリモコンのエラーコードの数字が変わります。異常のあるエラーコードになると、エアコン本体から「ピピピピッ」と鳴り、表示ランプのすべてが点灯します。詳しくは、こちらの14ページ「運転ランプが点滅するとき」をご確認ください。

まとめ

エアコンは空気を快適に循環させるためにファンを回転させ、ルーバーで風向きを調節しているので、当然、動作音や風が吹き出す音が、ある程度はします。ハイセンスのエアコンだけが「とくに音がうるさい」ということは考えにくいです。通常運転時に聞こえなかった音、異音がするようであれば、是非一度、エアコン専門の業者さんに相談してみてください。


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