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パナソニックの自動復帰ブレーカーを徹底解説!仕組みもあわせて紹介します

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2011年3月11日に発生した東日本大震災や、1995年に発生した阪神・淡路大震災のような大きな地震が起こったとき、その地震により多くの火災が発生していたのをご存じですか?国の統計によると、東日本大震災では330件、阪神・淡路大震災では293件の火災が発生したそうです。地震による火災といえば「ガスコンロや横転したストーブが原因」ということは容易に想像できそうですが、最近、注目されているのは通電火災と呼ばれるものです。

通電火災とは、地震や台風などの自然災害の影響で、停電した電気が復旧したときに起こる火災のことです。自然災害により住人が避難していて、家に誰もいないときに停電が復旧し問題が発生するので対処できず、発見も遅れてしまいます。

そんな通電災害を防ぐためには、パナソニックの「感震ブレーカー」が有効です。そのほかにもパナソニックでは、非常時に役立つブレーカーが用意されています。その仕組みも合わせて紹介させていただきます。

パナソニックの分電盤(ブレーカー)それぞれの特徴

パナソニックでは、住宅用分電盤として「コンパクト21」というモデルを推奨しています。安全で施工もしやすく、コンパクトであり、すっきりとした印象のデザインは好感が持てます。

パナソニック公式ページより

「コンパクト21」に対応した各種ブレーカーも多数用意されています。地震のとき、揺れを感知して電源を落とす「感震ブレーカー」、落雷のとき、雷サージが屋内配線に侵入するのを防ぐ「避雷器」、停電のとき、分電盤の位置を明かりで教えてくれる「ハンディーホーム保安灯」など、必要な機能を搭載できるパナソニックの分電盤です。

地震あんしんばん

強い地震を感知すると、感震ブレーカーがメインブレーカーを強制的に遮断して電源をとめます。地域一帯の停電の有無に関わらず,強い揺れを感じると自動で電源が落ちるので、就寝時の通電火災なども防ぐことができます。また避難するために家を留守にするときも、ブレーカーを切り忘れる心配がありません。

夜間に地震が発生した場合に備えて、避難するときの照明の明かりを確保するため、ブレーカーが落ちるまで3分間の通電時間を設けています。もちろん、強い揺れの発生と同時に遮断するように設定することも可能です。

新築住宅用に新しい分電盤を導入する場合は「地震あんしんばん」を。既設分電盤がパナソニック製の場合は、主幹漏電ブレーカーを交換することで、感震遮断機能を追加できます。そのほかの分電盤には、感震機能と漏電遮断機能を外付けすることで追加できる、感震リニューアルボックスが用意されています。

かみなりあんしんばん

落雷による異常電圧(雷サージ)は、電源線やアース線などから侵入し家電製品を壊すことがあります。雷の電流はとても大きいため、ご自宅のアンテナなどに直接落雷すると、家電製品などに大きな被害を受けてしまいます。また、数キロ先の建物に落雷した場合でも、電柱の電線や通信線を経由して、ご自宅に雷サージが侵入し、家電製品やパソコン内の大切なデータを壊すこともあります。

そんな厄介な雷サージから家電製品を守るためには、避雷器が必須です。電源線やアース線からの雷サージが屋内配線に侵入するのを防ぐことができます。

新築住宅に新しい分電盤を導入する場合は「かみなりあんしんばん」を。既設の分電盤には、盤用避雷器「BQX8311」を、おすすめします。分電盤に設置するための空きスペースがない場合は、新たにボックスの追加が必要な場合があります。

あかりぷらすばん

電気を使いすぎて停電したときは、あかりぷらすばんの保安灯が自動で点灯します。夜間に停電して分電盤の場所がわからないときでも、明かりを頼りに分電盤までたどり着くことができ、安心して復旧の操作もできるでしょう。

パナソニックの分電盤(ブレーカー)の動作する仕組み

ブレーカーは異常な電流を検知して自動的に遮断します。熱動式の場合、異常電流を検知するのはバイメタルです。異常電流によりバイメタルが加熱され、わん曲することでブレーカーの接点が外れるようになっています。

感震ブレーカーや避雷器は、また別の仕組みで動作します。

感震ブレーカー BQX702

パナソニック公式ページより

「地震あんしんばん」にも搭載されている感震ブレーカーです。地震の影響で地域一帯が停電になったあと電気が復旧したとき、倒れたストーブなどによる二次災害が起こらないようにする目的で設置されます。パナソニックの感震ブレーカーは、震度5以上の揺れをセンサーで感知しすると、分電盤のメインブレーカーを強制的に遮断し電源をとめます。

感震ブレーカーが地震の揺れ感知したあと、3分以内に地域一帯が停電した場合は、地震がおさまり地域一帯の停電が復旧して復電したときにメインのブレーカーを遮断します。こうすることで、倒れた電気ストーブがあったとしても通電されず、火災に発展しません。

感震ブレーカーが地震の揺れ感知したあと、3分以内に地域一帯が停電しなかった場合は、感知後3分でメインブレーカーを遮断します。感知後すぐに電源がとまると、夜間に地震が発生した場合に非難するための照明が確保できません。そのため3分間の通電時間が設けられています。

感震ブレーカー「BQX702」は、感知後自動で遮断しますが、自動で復帰はしません。復帰操作は手動で行います。

盤用避雷器 BQX81

「かみなりあんしんばん」にも搭載されている盤用避雷器です。電柱の電線経由で電源線から侵入してきた雷サージは、検知されると避雷器に流れ込み、そこからアースを通って大地へと逃がされます。これにより、屋内配線には影響がありません。また、アースから逆流してくる雷サージにも対応し屋内配線への侵入を防ぎます。

近年では、分電盤をアースに接地し、洗濯機や冷蔵庫などの接地が必要なコンセントは分電盤内でアースにつないで接地するのが一般的です。古い住宅などでは、家電製品がそれぞれが単独で接地されている場合がありますが、その接地方式ではこの避雷器は動作しません。避雷器と保護する家電製品は同じアースに接地されている必要があります

感震ブレーカーを復帰させるときの注意点

感震ブレーカーは地震の揺れを感知して、主幹漏電ブレーカーを落とします。分電盤を確認して主幹漏電ブレーカーが落ちている場合は、感震ブレーカーが動作した可能性があります。ブレーカーをONにする前に、ご自宅内を見回って異常がないかを確認しましょう。電気ストーブが倒れていないか、ストーブのまわりに可燃物が散乱していないか、電気製品やコンセントに水がかかっていないか、など注意深く確認します。ご自身での安全確認が不安なようであれば、すべての電化製品のコンセントを抜いてしまいましょう

ご自宅内の安全が確認されたら、主幹漏電ブレーカーONにします。自動で遮断された、トリップしたブレーカーのレバーは中立の位置にあるので、一度完全にOFFにしてからONにします。

主幹漏電ブレーカーのレバーをONにしても電源が入らない、通電されない場合は、地域一帯が停電していることが考えられます。近隣の住宅も停電していないか確認してください。

レバーをONにしてもまたすぐにOFFとなる場合は、漏電している可能性があります。すみやかに、信頼のできる専門の業者さんに点検を依頼するようにしましょう。

感震ブレーカーや避雷器を追加する場合は、業者に依頼しよう

頻繁に地震が発生する日本においては二次災害を防ぐためにも、感震ブレーカーは欠かせない装備品になりそうです。避雷器も、ご自宅のパソコン内にある重要なデータを守るために設置するべき装備品だと言えます。

これらのデバイスを設置するとき、新築時ならもちろん電気屋さんにお願いするのですが、既設の分電盤に機能を追加する場合も、信頼のできる電気屋さんにお願いしましょう。分電盤内のブレーカーの点検や修理、交換する作業は電気工事士の資格が必要です

既設分電盤の機能を追加してアップグレードするときも、電気屋さんに依頼すれば、装置の選定や設置方法など、より良い施工をいろいろなアイデアを出して検討してくれるはずです。「街の修理屋さん」なら目視のみの調査見積もりは無料で対応しています。機能を追加するために、どんな選択肢があるのか、専門の業者さんに相談してみましょう。


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