エアコンで頭痛がする人必見!原因と改善方法を教えます
暑い季節に欠かせないエアコン。部屋が一気に涼しくなって快適ですよね。しかし、その反面で「部屋でエアコンを稼働させると頭痛がする」、「エアコンの効いた涼しい室内に入ると頭痛がする」といった経験はありませんか?今回の記事ではエアコンで頭痛がする原因と対策、冷房病(クーラー病)について詳しく説明していきます。
エアコンで頭痛がする原因は?
まず、エアコンで頭痛がする原因として挙げられるのが、効きすぎていることです。この場合の効きすぎているというのは設定温度が低すぎるというわけではなく、身体が冷えすぎるという意味です。人間の身体は気温が上がって暑くなると体内での発熱を抑制したり、汗をかくことで熱を逃したりと体温を調節します。その状態でエアコンの効いた部屋にいると必要以上に身体を冷やしてしまうのです。
また、暑い外から急に涼しい部屋に入ると激しい気温差によって自律神経のバランスが乱れ、体温調節が上手くいかないことによる冷えや頭痛も発生しやすくなります。こういったエアコンによる体調不良は「冷房病(クーラー病)」と呼ばれます。冷房病(クーラー病)は頭痛だけでなく、倦怠感やめまい、肩こり、食欲不振、不眠、生理不順といった様々な症状が出てしまう場合もあります。
エアコンで頭痛がしないための予防方法は?
では、エアコンで発生する頭痛はどのようにして予防していけば良いのでしょうか?簡単にできる予防方法を4つ紹介していきます。
サーキュレーターや扇風機を使用する
まず1つ目は、サーキュレーターや扇風機を使用することです。エアコンの冷気は下へと降りていき、温かい空気は上にたまります。そうなると頭や顔まで涼しくなるのに時間がかかるため、効きが弱いのではないかとエアコンの設定温度を下げたり風量を上げてしまうこともありますよね。
そうすると始めは良くても長時間その場にいると、身体が冷えすぎてしまいます。なので、対処方法としてサーキュレーターや扇風機を使用します。サーキュレーターや扇風機によって部屋の中の空気が拡散されるため、設定温度を下げたり風量を上げなくとも効率良く部屋の温度を下げられるのです。
除湿機を使用する
2つ目は除湿機を使用することです。湿度が下がることにより汗が蒸発しやすく、体内の熱を逃しやすくなります。そのため、部屋の中の温度が同じでも湿度を下げるだけで過ごしやすくなるのです。ただし、除湿時は稼働時に発熱してしまうのでエアコンとうまく組み合わせて使用しましょう。
エアコンの風向き・設定温度を調整する
3つ目はエアコンの風向きや設定温度を調整することです。エアコンの風向きが下になっていると、冷たい風が直接身体に当たってしまう場合があります。そうなると冷えすぎに繋がるので、風向きは上にするのがおすすめです。そして、設定温度は25~28度が良いでしょう。冷えすぎはもちろんですが、外との激しい気温差も防げます。
調整できる服装を心がける
4つ目は調整できる服装を心掛けることです。3つ目までの予防法は、自宅など自分で自由に調整できる場でのものでした。しかし、外出先や勤務先などでもエアコンは使われています。そのため、外が暑くても上に羽織るカーディガンを持ち歩いたり、勤務先には膝掛けを置いておく、脱ぎ着出来る前開きの服を重ねておくなどすると便利です。
効きすぎ以外にもエアコンで頭痛が発生する原因がある?
エアコンで発生する頭痛は主に効きすぎが原因であることが多いですが、エアコンのカビやホコリが原因となっている場合もあります。エアコン自体の掃除を怠っていると、エアコンを稼働した際に冷たい風と一緒にカビやホコリが空気中に吐き出されてしまいます。それを吸い込むことで頭痛を始めとした体調不良につながる可能性もあるのです。
エアコンのクリーニングによるメリット
「ホコリやカビは怖いけれど、エアコンの掃除がなかなか難しい」といった場合にはプロにクリーニングを頼むのもおすすめです。プロによるエアコンクリーニングはフィルターだけでなく、エアコンの内部まで徹底的に掃除をしてくれます。
そしてエアコンをクリーニングするメリットは、キレイにするだけではありません。
①電気代の節約
クリーニングでフィルターのゴミが汚れが取れることによってエアコンが空気を吸ったり吐いたりするのにかかる負担が少なくなり、効率的な空気の循環が可能になります。そうすると、エアコンの効きもよくなり、電気代の節約にも繋がります。2週間に一度程度自分でフィルターを掃除するだけでも4%ほどの消費電力の節約になると考えられており、それを元に大まかに計算するとエアコンクリーニングをした場合には1年間で6,000円前後も電気代を節約できることになります。
②アレルギーや肺炎など病気の予防
エアコン内部で溜まったホコリや汚れは、カビにとっては絶好の繁殖場所です。そのため、放置するとどんどん増殖していきます。そして蓄積されたホコリやカビは、エアコンの冷風と共に部屋中に吐き出されます。そういった空気を体内に吸い込むことがアレルギーの一因になったり、身体が弱い方や乳幼児、高齢者は肺炎を引き起こしてしまう可能性もあります。そのため、エアコンをクリーニングすることでそういった身体への悪い影響を予防できることになるのです。
③エアコンからの臭いのケア
エアコンから出てくる風が臭い、という経験はありませんか?その臭いの原因はカビ菌です。フィルターを定期的に掃除しているのにカビ臭さが消えないという場合は、フィルターの奥にある内部までカビが増殖していると考えられます。エアコン内部までの洗浄をすると、カビ臭さも消えますし、増殖したカビ菌も一掃されて臭いの原因を断つことができます。
冷房病(クーラー病)の症状について
冒頭でも少し触れましたが、エアコンの冷房設定で起こる体調不良を「冷房病(クーラー病)」と言います。冷房病になると、次のような症状があらわれます。
のぼせ
クーラーの中にいて涼しいはずなのに、なぜかのぼせる感覚になった場合、クーラー病の症状が出ているのかもしれません。急激な温度変化により自律神経の乱れなどによって、「下半身は冷えているのに、上半身が熱い」という状況が生じることがあります。また、のぼせ以外に頭痛が起こることもあります。
のどの乾燥や痛み
クーラーをつけると空気が乾燥するため、のどが乾燥しやすくなります。無意識に口呼吸になっていたり、クーラーをつけたまま寝たりして、のどのイガイガを経験したことがある方も多いと思います。
また、空気の乾燥だけではなく、自律神経の乱れによってものどが痛くなるなどの症状が起こることがあり、その場合は冷房病(クーラー病)と考えて間違いないでしょう。
体温調節の乱れ
長時間の冷房使用により、体温調節機能が乱れて体が冷えすぎたり、逆に汗をかきすぎたりすることがあります。こちらの症状も自律神経の乱れによるものなので、体のバランスを整える必要があります。
筋肉痛
冷房が効いた室内に長時間いると、筋肉が冷えて凝り固まりがちに。その結果、収縮した筋肉を無理に動かして筋肉痛のような症状が起こってしまうことがあります。
冷房病(クーラー病)にかかりやすい人の特徴
人によって冷房病(クーラー病)にかかりやすいかどうかは違います。では、なぜかかりやすい人とかかりにくい人がいるのでしょうか。
かかりやすい人の特徴を、以下にまとめてみました。
- 体温調節が難しい人
- 体が冷えやすい人
- 血行が悪い人
- のどが弱い人
- 運動不足の人
- 高齢者、幼児や乳幼児
冷房病は冷えた空間にいることや、外気との寒暖差によって生じるものなので、普段から体が冷えやすい・血行が悪いなどの症状がある場合は気をつけたほうがよいです。
また、運動不足になると基礎代謝が低くなり体温調節しづらくなるので、冷房病にかかりやすくなってしまいます。体温調節機能が低い高齢者や乳幼児なども冷房病にかかりやすいため、周りの人が注意して温度調節するように心がけましょう。
エアコンクリーニングは街の修理屋さんに!
エアコンで頭痛がする原因から予防法、冷房病(クーラー病)について説明しました。予防法は簡単に出来るものばかりなので、エアコンによる頭痛でお悩みの方はぜひ試してみてください。また、カビやホコリが原因なのではないかと不安に感じている方はぜひエアコンのクリーニングを依頼してみてください。電気代の節約にもなっておすすめです。街の修理屋さんでは、エアコンクリーニングを5,500円からで行っています。お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。