放置は危険!漏電の原因特定方法と対処法を紹介
徹底解説!
放置は危険!
漏電
の
原因
特定方法と対処法を紹介
漏電って聞いたことはあるけど、どんな原因・メカニズムで引き起こされるのかまでは知らないといった方も多いことでしょう。このページではそんな方のために「漏電とは何か」という初歩的なところから、その原因や危険性。起こった際の対策や事前にできる予防法などについて詳しく解説していきたいと思います。
放置は危険!漏電の原因特定方法と対処法を紹介
まず漏電って?
漏電とはその名の通り、 電気が通るべき道から漏れてしまっている ことを指します。もう少し詳しく言うと 電気を通しているケーブルの絶縁体に傷や劣化が生じた際に、そこから電気が流れ出てしまう 現象のことです。
漏電したまま放置すると 火災 や 感電 といったとても危険なトラブルを引き起こす可能性があります。漏電かもしれないといった状況に陥った際は業者に頼って早期改善を図りましょう。
漏電の原因
一口に漏電と言っても、絶縁体の劣化など原因は様々です。下の原因一覧を見て、漏電の起きやすい場所や注意点を把握しておきましょう。
原因1
水濡れ
洗濯機や冷蔵庫など湿気の多い場所では、機械が水濡れしやすく漏電を引き起こしやすいです。また、浸水や雨漏りなどでも漏電するため注意しましょう。
原因2
経年劣化
電化製品を長期利用していると、絶縁体が徐々に劣化していきます。また家自体の劣化で雨漏りしてしまったりするのも、漏電を引き起こしやすい原因になるので注意が必要です。
原因3
エアコン
エアコンの室外機用ダクトには室内機と室外機をつなぐ菅が入っています。長期使用でダクトと外壁の隙間に異物や水が入り、配線や機械を傷つけてしまうと漏電の原因になってしまいます。
原因4
ケーブル破損
電気ケーブルが傷つくと漏電の原因になります。ネズミなどの害獣にかじられるパターンもあります。破損したケーブルは使用せず新しいものを使うといった対策を取りましょう。
原因5
塩分付着
配線に潮風などの塩分が付着すると、腐食で絶縁体の劣化が早くなります。そうすると漏電の危険性が高くなるので、海の近くに住んでいる方は注意して対策しましょう。
漏電箇所の特定方法
しかし漏電の原因が分かっても、どこから漏電しているのか分からなければ怖いですよね。そこで今回は自分で出来る簡単な漏電箇所の特定方法を分かりやすく紹介します。
手順1
安全ブレーカーを落とす
まず漏電ブレーカーが落ちてしまったら、分電盤のアンペアブレーカーがついていることを確認してから安全ブレーカーをすべて落とします。
手順2
ブレーカーを上げていく
次に漏電ブレーカーを上げてから安全ブレーカーを1つずつ上げていきます。漏電箇所の安全ブレーカーを上げると漏電ブレーカーが落ちるのでこれで漏電している場所を判別できます。
修理は資格が必要
漏電修理は電気配線を触る必要がある為、資格のない人が自分で工事を行うことはできません。自己修理はとても危険なのでしっかりと業者に依頼して直してもらいましょう!
漏電の予防と対処法
次に漏電の予防と対処法を紹介します。漏電は起こると怖いですが、予防は誰でも簡単にできるようなことばかりです。ぜひ試してみてください。
1 アース線
アース線は地面に打ち付けた 金属棒を使って電気を逃がす 線です。
これは地面に電気を逃がすことで感電による事故を予防します。また電気を地面に流れるようにすることを「アースする」・「アースをとる」といいます。
2 漏電遮断器
漏電遮断器は 漏電の際に回路を強制的に遮断する機械 です。
漏電ブレーカーとも呼ばれ、配線と電化製品に絶縁の不具合があると反応し災害を防ぐ仕組みになっており、だいたいの家庭にはちゃんと設置されています。
3 自分で出来る予防法
アース線や漏電遮断器の他にも自分で出来る漏電対策はいくつかあります。たとえば たこ足配線をやめる、電子機器を湿気から遠ざける など、少し意識すればさらに漏電が起こりにくくなります。皆さんも試してみましょう!
漏電トラブルは
街の修理屋へ!
街の修理屋さんでは漏電トラブルをはじめとする電気工事に対して資格を持ったプロが迅速に対応します。お困りの際はぜひご依頼ください。