換気扇の異音や変な音がする原因とは? キュルキュル音など種類ごとの対処と予防方法について解説
換気扇から異音、変な音がしたら「故障かな?」 と思われるでしょう。
ですが、異音がしていても使用には問題や支障がない場合が多く、何が原因で異音が鳴っているのかを調査したり、異音に対して対処していない方が多いようです。
しかし、放置しておくと換気扇が動かなくなってしまったり、異音の原因によっては、換気扇の内部部品の破損によって思わぬ事故につながる恐れもあります。
今回は、換気扇から異音がする原因、対処方法を音の種類ごとに解説します。
また、異音を防ぐ方法についても紹介します。
異音の種類別 原因と対処方法
換気扇からの異音… と言っても、音の種類などによって原因や対処方法が異なります。
異音の種類としては主に、
- キュルキュル
- カラカラ
- ゴー
- ジー
- キーン
といったものが挙げられます。
また、換気扇には、
- シロッコファン
- プロペラファン
の2種類があります。
シロッコファンは、板状の羽が筒型に取り付けられているファンで、主に、キッチンの換気扇 (レンジフード) 、浴室やトイレなどの換気扇として使われています。
また、プロペラファンは、扇風機の羽と同じような形をしており、古くから馴染みのあるファンと言えるでしょう。
ここでは、これらの換気扇に起こりがちな、異音の種類ごとにそれぞれ原因や対処方法などを解説していきます。
“キュルキュル” 音はオイル不足!
換気扇から「キュルキュル」といった音が鳴っている場合、原因はオイル (潤滑油) の不足が考えられます。
換気扇のプロペラ、ファンの軸部分には、潤滑油が塗られています。
潤滑油は、換気扇を使っていくうちに徐々に無くなっていきます。
軸の潤滑油の量が少なくなるとスムーズな回転がしにくくなり、このような「キュルキュル」音がするようになります。
対処方法
キュルキュル音への対処方法としては、少なくなってしまったオイル (潤滑油) を注しなおすことで、異音が改善されます。
換気扇用の潤滑油は、ホームセンターやインターネット通販で購入することが可能です。
潤滑油を注しなおす場合に注意すべき点や、注し方などを下記の記事にて紹介しております。
換気扇のキュルキュル音にお困りの際は、ぜひ参考にしてください。
“カラカラ” 音はモーター軸の問題!
換気扇から「カラカラ」といった音が鳴っている場合、原因は換気扇内部のモーター部分の問題が考えられます。
具体的には、
- 換気扇モーターが劣化などにより変形、または破損している
- ホコリなどの汚れが付着して、軸ずれが起きている
などが考えられます。
対処方法
モーターの変形や破損、または軸ずれが起きている場合、モーターの一部であるベアリングという部品の修理、交換が必要になります。
交換や修理といった作業は、専門の修理業者でないと難しいことが多いです。
無理に個人で作業すると、さらなるトラブルや思わぬ事故につながる恐れがありますので、修理業者などに修理、交換依頼をしましょう。
“ゴー” 音は汚れが溜まっている!
「ゴー」や「ブォー」といった重たく響くような音が換気扇からする場合、プロペラやファン部分に汚れが溜まり、回転バランスが崩れてしまっていることが考えられます。
特に、油汚れやホコリなどが溜まっている場合が多く、充分なお手入れ、掃除が行き届いていないことが原因と言えるでしょう。
対処方法
汚れが溜まっていることが原因なので、対処方法としては、換気扇の掃除をすることが最も効果的です。
換気扇の掃除方法については、下記の記事で紹介しています。
上記記事で紹介している方法でも、異音を解決することも可能ですが、換気扇の掃除は、分解、掃除後の組み立てなど手間がかかってしまいます。
また、個人の掃除では中々こびりついた油汚れなどをきれいにするのは大変です。
そんな方は、一度クリーニング業者などに換気扇の掃除をしてもらうことがいいかもしれません。
費用はかかってしまいますが、プロのクリーニング業者なら換気扇の隅々まできれいにしてもらうことができます。
年に1度、こうした業者にクリーニングを依頼するのも、1つの方法かもしれません。
“ジー” 音は本体内部のサビ!
換気扇から「ジー」という音が断続的になっている場合、原因は換気扇内部モーターなどの部品がサビていることが考えられます。
レンジフードや浴室の換気扇などの、湿度が高く湿気がたまりやすい環境に設置された換気扇に多い異音です。
対処方法
換気扇のサビは、掃除などで取り除くことはできません。
換気扇内部の部品がサビてしまった場合は、換気扇の交換が必要になります。
しかし、サビている部分が一部分、または交換可能な部品の場合は、部品交換をすることによって改善されることもあります。
換気扇本体、換気扇部品の交換は修理業者などに依頼しましょう。
“キーン” 音は本体の全体的な劣化!
換気扇から「キーン」という甲高い音がする場合、換気扇の全体的な経年劣化が主な原因として考えられます。
この異音の場合、経年劣化に始まり内部のさまざまな要因が重なって音が鳴っている場合が多く、確実に「この箇所の不具合」と特定することが困難だとされています。
対処方法
対処方法としては、まずは修理業者などに換気扇の状態を調査、点検してもらいましょう。
換気扇の劣化が進行している場合は、本体の交換が必要になります。
劣化している部品のみの交換や修理といった方法もありますが、部品修理、交換後にその換気扇自体を長く使用できるかの保証はありません。
本体の劣化が判明した際には、なるべく新しい換気扇に交換をするようにしましょう。
異音の原因は換気扇の寿命かも…
ここまで、異音の種類別の原因や対処方法について解説しました。
個人でできる対処方法として、掃除や潤滑油を注しなおすなどの方法を紹介しましたが、こうした対処を行っても異音が解消されない場合、換気扇が寿命を迎えているのかもしれません。
一般的に、換気扇の寿命、耐用年数は「10年~15年」ほどとされています。
もちろん、日常での使用頻度や設置されている環境などによって左右されることもあります。
しかし、10年、15年程度使用した換気扇には、異音以外にも吸引力が弱くなったり、動かなくなってしまったりと、何かしらの異常が起こりえます。
もしも、異音がしている換気扇が、設置されてから10年以上経過している場合は、換気扇本体の交換時期と考えていいでしょう。
日頃からできる! 異音を予防する方法
換気扇からの異音を予防する方法として、一番有効なのは、やはり「定期的な掃除」です。
ここまで紹介した通り、異音の原因はほとんどが換気扇内部に溜まった油汚れやホコリなどです。
こうした汚れを換気扇内に溜めないことによって、換気扇からの異音はもちろん、故障や劣化などを防ぐことができます。
日頃からホコリや油汚れなどを取り除き、分解しての内部掃除も年に4~5回ほど行うことが最も効果的です。
また、個人での掃除が難しい場合は、プロのクリーニング業者などに依頼するのも1つの方法です。
こうしたクリーニング業者は、換気扇の隅々まできれいにしてくれるので、清潔な換気扇環境と安心感を得ることができます。
まとめ
今回は、換気扇の異音について、音の種類別の原因や対処方法などについて解説しました。
毎日使うものから、普段聞き慣れない音がしたら焦っていまいますが、異音の種類によっては個人で対応、解決できるものもあります。
また、日頃からの換気扇の掃除も、異音やその他のトラブルを予防する上でとても大切です。
1日でも長く使えるように、換気扇のお手入れは忘れずするようにしましょう。
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