ハエを駆除する方法を徹底解説!自作でできる方法も紹介します!
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こまめに清掃し、ゴミなどを溜めないように気をつけて生活しているはず。それなのに、ある日突然湧いて出てくるハエ……。
見た目の不快さもさることながら、衛生面や人体の健康面でも危険な彼らは、見つけ次第すぐに駆除したいものですよね。
この記事では、そんな不衛生なハエが発生してしまう原因や、ハエ退治に役立つ便利グッズについて紹介します。まずは自宅で発生しているハエの種類から知っていきましょう!
ハエの種類について
早速、ハエの種類について見ていきましょう。ハエは体の大きさで2つに分けられます。
大きめのハエの種類と生態
ハエは日本の中だけでも、約3,000種類も存在しています。家でよく見かける大きさのハエについて、生態や特徴を解説します。
- イエバエ・・キッチンやトイレ、ゴミ箱などで発生する
- ニクバエ・・動物の糞や死骸、生ゴミや食品などに卵を産む
- クロバエ・・動物の糞や死骸などに発生する
- キンバエ・・動物の糞や死骸、生ゴミから発生する
特に家の中でよく見かけるハエは「イエバエ」で、初夏~秋口に多く発生します。また、ニクバエなどの食品に卵を産む場合、産み付けられた卵を食べてしまい、病気になることもあり注意が必要です。
コバエの種類と生態
次に、小さいハエの種類について解説していきます。
- ショウジョウバエ・・主にキッチンで活動、生ゴミに発生する
- ノミバエ・・腐った植物やゴミに発生する
- キノコバエ・・観葉植物や、腐葉土に生えるキノコ類をエサにする
- チョウバエ・・排水口や下水管などのヘドロから発生する
ショウジョウバエやノミバエはおもにキッチンで発生するため、見かけることが多い小さなハエです。これらの食品に卵を産むハエ以外にも、観葉植物やキノコ、ヘドロから発生するハエもいます。
ハエ症という病気になることも
ハエが産み付けた卵のついた食品を食べてしまうと、体内で孵化した幼虫が原因で下痢や腹痛になることがあります。
この症状は一般的に『ハエ症』と呼ばれていて、もし心当たりがある場合は医療機関で診てもらいましょう。
ハエの取り方にはどんな方法がある?
ハエ取りグッズを紹介する前に、まずはハエが発生する原因と、効率的に駆除するためのアイディアをまとめておさらいしましょう。
ハエを発生させる原因
ハエを発生させる原因は主に3つ。下記のとおりです。
- 腐った食べ物や臭いの強いもの
- 生ゴミや排水溝のあるキッチン
- ペットなどの排泄物や残飯
これらのような不衛生な場所がハエに見つかってしまったら大変。そこに彼らは50~150個の卵を産み付けてしまいます。ハエは成長が早いため、2週間ほどで成虫に。成虫ハエがまたさらに繁殖することで、瞬く間に大量発生に繋がってしまうのです。
ハエを発生させないためには、彼らが寄りつかない環境を作るしかありません。
ハエの取り方とは?
万が一、ハエが大量発生してしまった場合は、下記のようなさまざまな対処方法があります。
市販の便利グッズを使う
ホームセンターやドラッグストアへ行くと、さまざまなハエ取り用グッズが置いてあります。ハエ取り紙やハエ取りリボン、ハエ取り棒やハエ取りゼリーなどは初めてでも使いやすいのでおすすめです。
ハエ取り専用グッズを自作する
もう一つの方法は、ハエ取り専用グッズを自作すること。
こちらは身近なもので作れるので簡単なことと、場合によってはコストがかからないところが魅力的です。
ハエ取り専用の便利グッズがある
次にハエ取り専用の便利グッズを紹介します。
この記事で取り上げるのは5つ。どれもホームセンターなどで簡単に手に入るものばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハエ取り紙タイプ
住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社『ピタットボックス』は、長さ10mのお得なロール紙タイプ。自由な長さでカットして、必要な分だけを自分で調整できるところがポイントです。
使い方はカンタン3STEP。
まずは使いたい長さに紙をカット。次にハエがいる場所に置いたり吊り下げたり、壁面に貼り付けたりしましょう。ハエが捕れたらそのまま捨ててOKです。
ハエ取りシートタイプ
カモ井加工紙『カモ井の粘着式ハエ取り吊るすだけ!』は、名前の通り吊り下げておくだけで、飛んでくる害虫を捕まえる粘着剤付きのハエ取り紙です。薬剤を使用していないため、子どもや年配の方がいる家庭でも安心して使用できます。
使い方は下記のとおり。
- 上ぶたを矢印の方向に向かってゆっくり剥がす。
- ふたをゆっくり引き上げ、粘着シートを出す。
- 取り付け穴を上にして、ハエが気になる場所に押しピンやヒモなどで吊り下げる。
- 受け皿がまっすぐになるようにセットする。
- ハエが捕れたら捨てる。
ハエ取りリボンタイプ
桐灰株式会社の『桐灰のハエ取りリボン』は、安全で無害な強力粘着リボンを採用。天井などから吊るすことで、ハエの捕獲を手助けする便利グッズです。
使い方は下記のとおりです。
- 赤い紐を引き上げ、付属の押しピンを取り外す。
- 本体をゆっくり上に引き出す。
- 天井などに赤い紐を押しピンで固定し、吊るして受け皿を広げる。
- リボンでハエが捕れたら捨てる。
ハエ取り棒タイプ
アース製薬の『ハエとり棒』などに代表される棒タイプのハエ取りグッズ。
粘着棒の色と誘引効果で、ショウジョウバエやノミバエを誘い出し、粘着捕獲します。
使い方は下記のとおりです。
- 粘着がついていない部分を持ち、粘着棒のフィルムを根元から剥がします。
- 粘着棒を台座に立てます。台座ひとつにつき最大4本まで設置可能。
- ハエが捕れたら粘着棒を捨てましょう。
フィルムを剥がす際、粘着剤が残ってしまうケースもありますが、捕獲力に問題はありません。
ハエ取りゼリータイプ
こちらもアース製薬の『コバエがホイホイ』に代表されるゼリータイプの捕獲グッズです。
色と香りでハエを誘い出し、止まり木効果で止まらせ、角切りゼリーに潜らせたハエを駆除するグッズです。
使い方は4STEP。
- 容器を取り出し、下容器のシールをはがす。
- 下容器とフタに付いている矢印の位置に合わせてはめこむ。
- カチッとロックさせるまで時計回りにゆっくり回す。
- ハエが捕れたら捨てる。
ハエの駆除におすすめなスプレー
続いて市販品でハエの駆除におすすめのスプレーをご紹介していきます。
アースジェット
アース製薬『アースジェット』を使います。
ハエ・蚊などに使える殺虫スプレーです。
エアゾールで強力なジェット噴射ができるので、即効性と拡散性に期待できます。
素早いハエやしつこい蚊をスプレー噴射だけで駆除することができるので便利です。
引き金式のトリガーノズルが使いやすいので好評です。
- 目や鼻やのどへの負担を軽減できる低刺激タイプ
- 匂いに敏感な方でも使える無香料タイプ
の商品もあります。
使い方は、
- 使用開始時に天面のストッパーを上に起こして、パキッと音がするまで後ろに折り曲げて折り取る
- 噴射レバーを引き、室内のハエや蚊に直接噴射か6畳(10㎡)に約5秒間噴射
ゴキブリやトコジラミ、イエダニやマダニには直接噴射してくださいね。
除虫菊エアゾール「SES」
住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社『除虫菊エアゾール(SES)』を使います。
天然ハーブである除虫菊抽出成分を使用している天然物なので、安全性も高いです。
天然成分ですが、ハエや蚊には優れた即効性と致死効果があるので嬉しい商品です。
使い方は、
- 適用害虫から約90cm離れて、エアゾールを噴射する
- 6畳(10㎡)に約5秒間噴射する
よくハエが飛んでいるところを中心に噴射をしてみましょう。
水性キンチョールジェット無臭性
大日本除虫菊株式会社『水性キンチョールジェット無臭性』を使います。
噴射量が従来品よりも3倍もアップした製品です。
噴射距離が伸びているので、離れたハエや蚊も撃退することができますよ。
使い方は、
- 適用害虫に向かってエアゾールを噴射する
- 6畳(10㎡)に約5秒間噴射する
テコ式押しボタン式で従来品よりも約半分くらいの力で軽く押すだけで噴射できます。
押す力が従来品よりも要らないので、女性でも扱いやすくなっています。
ハエ取りを自分でやってみたい
さまざまなハエ取りグッズが販売されていますが、もちろん自作することも可能です。
ペットや小さな子どもがいるため粘着質のトラップ設置や、天井や壁にものをぶら下げるのが難しい人にもオススメですよ。
自作ハエ取り器を作ろう
ハエ取り器自作のために、まずは下記のものを用意しましょう。
【用意するもの】
- ペットボトル(500ml~1L程度。炭酸用などの凹凸がないものが望ましい)
- カッターナイフ
- キリなどの細く尖ったもの
- 酒(大さじ3)
- 酢(大さじ3)
- 砂糖(大さじ3)
作り方は次の通りです。
まずはペットボトルを切り、最適な形に整えます。
カッターナイフを用い、縦2㎝、横5㎝、下側の横一辺を残して切りましょう。残った一辺を折り返し、ハエが止まれるようにします。
穴は1円~10円玉程度の大きさで大丈夫です。誘引剤の匂いが拡散できるように、ボトルの数カ所に穴を開けてくださいね。
誘引剤を作る
誘引剤は、酒と砂糖、お酢をそれぞれ混ぜ合わせるだけで作れます。
その上にペットボトルでフタをすればできあがり。カンタンですよね!
めんつゆでハエ取り器を作る方法もある
俗に言う『めんつゆトラップ』も、ハエ退治に有効です。めんつゆトラップとは、自宅に『めんつゆ』があれば作れるハエ用のハエ取り器です。
めんつゆトラップの作り方は簡単で、用意するものも家にあるものでOKです。
【用意するもの】
- めんつゆ
- 水
- 食器用洗剤(界面活性剤入り)
- トラップを入れる容器
まず、要らない容器に水とめんつゆをそれぞれ、同じ割合で3cmずつ注ぎます。その中に、食器用洗剤を5滴ほど垂らします。
食器用洗剤は『キュキュット』に代表されるような、界面活性剤入の食器用洗剤で大丈夫です。めんつゆを入れた水に5~10滴垂らしたら完成!
最後に、ハエが発生しそうな場所に置くだけです。
また、コバエを駆除する方法も、別の記事で解説しています。
チョウバエの駆除方法
最後に、チョウバエを駆除する方法について解説していきます。他のハエ同様、駆除をする方法は簡単なのですが、問題は『どこから発生しているのか』です。
水を使う場所は、特にチョウバエが発生しやすいです。発生源が特定できたら、その場所に『熱湯』をかけましょう。
60度~70度のお湯なら、成虫も幼虫も絶命します。何度か繰り返してお湯をかけると効果的です。熱湯をかけたくない場合は、『殺虫剤』を使いましょう。
また、自宅で発生していなくても、外から侵入する場合があります。できるだけ侵入させないために、普段から以下のポイントに気を付けましょう。
- 窓やドアをこまめに閉める
- 排気口に網を張る
- 排気口を定期的に掃除する
浄化槽の近くなどは侵入する可能性が高いため、忌避剤(害虫が近寄らないための薬)を吹きかけておくと良いでしょう。
ハエ取りや殺虫剤でも解決できないなら……
ハエが大量発生してしまうと、市販や自作のハエ取りグッズでは対処しきれなくなることも多々あります。
そんなときは一人で悩まず、プロの害虫駆除業者に依頼してみることをオススメします。
プロなら確実なハエ取りができる!
街の修理屋さんでは、しつこいハエや大量発生したハエの駆除依頼をお受けしています。自分では無理でも、プロなら発生源を探して駆除することができます。
経験と知識豊富なスタッフが、全国どこでも対応しています。はじめは無料の相談・見積もりから。メールや電話でお待ちしております。ハエ駆除でお困りの方は、ぜひご相談ください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。