コバエの発生源はどこ!?侵入経路や対処法まで解説します
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しっかりと対策しているはずなのに、気が付いたらコバエが発生していた……。家に限らず学生時代の校舎や職場、アルバイト先などで、そのような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
気が付いたときには増殖している厄介なコバエですが、一体彼らはどこからやってくるのでしょうか?
そして、どこに住み着き、何を好むのでしょうか?
この記事では、コバエの種類や特徴、さらに主な発生源や予防方法についても紹介します。
コバエの種類と特徴
小さくて食べ物の周りをプンプン飛び回るコバエですが、実は「コバエ」という名前は体長5mm以下のとして小さな羽虫の総称として使われている呼び方です。
そのため「コバエ」という虫がいるのではなく、ハエやカ似た形の小さな虫のことをコバエと呼んでいることになります。一般的にコバエと呼ばれている虫には、次のような種類があります。
ショウジョウバエ
日本各地に生息するショウジョウバエは体長2.5mmほどで、体は黄褐色や黒色、赤い目をしています。吸血しないため人を刺すことはありませんが、生ゴミや発酵したものを好むため不衛生な虫といえるでしょう。
チョウバエ
チョウバエは体長4〜5mmほどの小さな虫で、体は濃いグレーのような色をしており、全身に毛が生えているのが大きな特徴です。家庭で見るチョウバエは「オオチョウバエ」と「ホシチョウバエ」の2種類で、年間を通じて発生しますが、とくに4〜12月によく見られます。チョウバエは石鹸カスや皮脂を好み、台所や洗面所などの水回りに発生します。
ノミバエ
ノミバエの体長は2〜4mmで、黒褐色をしています。音を立てて素早く飛ぶ特性を持ち、生ゴミや腐敗した植物を好みます。2週間程度で成虫になるため、気がつかないうちに大量発生してしまうことも・・卵を産み付けられた食品を食べると腹痛を起こすこともあるので、侵入させない・増やさないことが大切です。
キノコバエ
キノコバエは土の中に生息するコバエで、春や秋に発生します。腐敗した植物や樹脂が大好物で、プランター周りなどで見かけることが多いです。また、キノコバエは屋内の植物からも発生するため、家の中で育てている観葉植物の近くで目にすることもあります。
コバエの発生源が知りたい!
コバエの発生源は一つだけではありません。私たちが日常生活で使用する場所の多くが、コバエが好む環境になってしまう可能性があります。
コバエの発生源について
①台所
台所はコバエが好む条件が揃いやすい場所です。おもに発生するのはショウジョウバエやチョウバエ。
排水溝のぬめりやヘドロ、三角コーナーに残った生ゴミや食べ残しなど、多くの場所で卵を産み付け、大量発生します。コバエは匂いに敏感なので、食べ物や異臭を嗅ぎつけてしまうんですね。
アルコールなどの発酵臭も、コバエが大好きな匂いです。
②風呂やトイレ
排水溝に皮脂や髪の毛の汚れが残っていると、それもコバエを呼び寄せる原因になります。水場は、とくに大量発生につながりやすいエリアなので、要注意です。おもにチョウバエが発生します。
③リビング
意外なようですが、リビングもコバエの発生源となりかねません。
とくに注意なのが、エアコンと観葉植物につくキノコバエ。
エアコンや、エアコンのドレンパンはカビが発生しやすく、その悪環境がコバエを呼び寄せます。コバエの発生に気が付かずに運転させた際に、コバエが一気に出てくるなんてことも。想像するだけでグロテスクな光景ですよね……。できれば避けたいものです。
観葉植物の場合は、使用する土に注意しましょう。コバエは土に含まれる有機生物を好むため、腐葉土などの有機用土は格好の餌食。やってきたコバエが土に卵を産み付けて、そこから繁殖し、増えてしまいます。
意外な発生源のあるところ
コバエの意外な発生源として、『バナナ』が挙げられます。果物のバナナです。
外から侵入してきたコバエがバナナを見つけ、そこに卵を産み付けてしまい、大量発生に繋がる可能性があります。
バナナについたコバエの卵は、食器用の洗剤で丸洗いすることで落とせます。洗剤は、野菜や果物に使ってもよいものかどうか確認してくださいね。バナナの皮は分厚いため、洗剤の成分が皮の中に浸透しづらいので、安心してください。
買ってきたバナナが心配なときや、コバエの発生源が不明な場合は、一度洗ってみることをオススメします。
発生源になるコバエを対処したい
では、次はコバエの発生源を減らし、大量発生を防ぐ方法を確認してみましょう。
コバエの好む発生源を減らす
コバエが好む発生源を減らすためには、下記の11個の対策が有効です。
- 生ゴミを入れるゴミ箱はフタ付きにする
- 生ゴミは出しっぱなしにしない
- 野菜、果物、調理した食べ物は常温で出しっぱなしにしない
- 食事後の食器はすぐに洗う
- 排水溝の汚れをため込まない
- 排水管の汚れはパイプクリーナーで綺麗にする
- 醤油などの調味料や油類は密封容器に入れる
- 空き缶や空き瓶、ペッドボトルなどは中身をすすいで乾燥する
- 三角コーナーを使わないようにする
- ペットのトイレ掃除はこまめに行う
- 室内の観葉植物は水をあげすぎず、根腐れがないかをチェックする
どれも日常生活でカンタンに実践できるものなので、ぜひチェックしてみてください。それぞれの場所で発生しないようにすると、コバエに悩まされることが無くなりますよ。
コバエはめんつゆや酢で対処する
コバエには『めんつゆトラップ』と呼ばれるものが有効です。
めんつゆトラップを作るときは、まず下記のものを用意しましょう。
- 適当な容器
- めんつゆ
- 水
- 界面活性剤入りの食器用洗剤
作り方はとても簡単です。カップのなかにめんつゆと水を1:1の割合で入れ、最後に液体洗剤を数滴垂らすだけで完成です。めんつゆトラップはショウジョウバエが引っかかりやすいですが、衛生面の心配があるため2~3日で交換をおすすめします。
また、お酢をつかったトラップも効果的です。
用意するものは、容器、水、界面活性剤入りの洗剤と、お酢です。めんつゆの代わりにお酢を入れるというイメージですね。
こちらも2~3日で交換を。お酢トラップはノミバエに効果があります。
また、お酢やめんつゆの代わりにアルコールを使うという手もあります。
熱湯で対処する!
排水溝の中に発生したチョウバエには熱湯が効果的です。
60度以上のお湯がベスト。
しばらくお湯を出したままにして、卵や成虫を洗い流してしまいましょう。
また、排水溝にたまった皮脂汚れなども、熱湯で洗い流せます。そうすれば、チョウバエの食料もなくなるので、根本的な解決に繋がります。
コバエを再発させないための対策4つ
コバエは一度対処しても、条件が揃えばまた発生します。そのため、コバエが発生する場所をしっかりと対処したら、再発防止策として次の4つに取り組みましょう。
定期的な清掃と衛生管理
室内やキッチン、トイレなどの場所を定期的に清掃し、衛生的な環境を保つことが大切です。特に排水管やゴミ箱などの湿気のある場所には注意が必要です。例えば、腐敗した食品やゴミがコバエを引き寄せる原因となる場合は、食品の保管やゴミ箱に湿気を溜めないなど工夫しましょう。
空気清浄機の利用
空気清浄機を使用することで、室内の微粒子や異臭を取り除き、コバエの発生を防止します。近年では蚊やコバエが取れる空気清浄機も販売されているので、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
網戸の設置
窓やドアには網戸を設置することで、コバエが室内に入り込むのを防ぎます。ただし、網目の大きな網戸はコバエがすり抜けてしまうため意味がありません。コバエが通り抜けられない網目の小さな網戸を設置しましょう。
室内の湿度管理
コバエは湿度の高い場所を好むため、室内の湿度を適切に管理することが重要です。特に浴室やキッチンなどの湿気のある場所には換気をおこないましょう。
自分ではコバエの発生源をどうにもできない……
コバエの対処方はさまざまありますが、虫が苦手な人や時間がない人、すでにコバエが大量発生してしまった人にとっては、自力で対処するのは難しいことだと思います。
そんなときは、害虫駆除のプロにお願いして、不快なコバエを一発で片付けてしまいましょう。
プロなら確実にコバエの発生源を対処できます!
街の修理屋さんでは、コバエの対処依頼をお受けしています。
しつこいコバエや繰り返す大量発生にお悩みの方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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