パナソニックのドアホンが故障した人必見!原因と対処方法を解説
普段は当たり前のように使っていて便利さに気付きませんが、いざ故障してしまうと困ってしまうモノってありますよね。
インターフォンやドアホンなんかはまさにその代表格じゃないでしょうか。
来客や宅急便の配達時には欠かせませんし、コロナ禍においてはオンラインでのショッピングやウーバーイーツの利用も増えてドアホンでのやり取りが頻繁に行われました。
やはりドアを開けずに来訪者とやり取りができるのはとても便利です。
インターフォンやドアホンが故障してしまうととにかく不便ですよね。また、防犯の観点からも故障は早く治したいものです。
こちらの記事ではそんなインターフォン、特にパナソニック製のドアホンの故障の原因や対処方法を解説します。
種類が豊富なパナソニックのドアホンを紹介します
インターフォンやドアホンとまとめて書いてしまいましたが、この2つは別の機械です。厳密には定義はされていませんが、メーカーによってそれぞれ認識は異なるようです。
インターフォン
インターフォンは、建物内のみで使われる音声だけでのやり取りをする通信機器(ナースコールのようなもの)です。家庭においては来客に音声だけで応答するのがインターフォンとされています。
ドアホン
ドアホンは広義にはインターフォンの一部で、室内と室外での呼び出しと通話ができる機械を指します。映像を確認して通話ができるのは一般的には「テレビドアホン」と呼ばれる機種で、現在ではドアホン=「テレビドアホン」という認識が浸透しています。
ドアホンを数多く販売しているパナソニックにはどんなドアホンがあるのでしょうか。
新規に設置しやすい「ワイヤレステレビドアホン」
パナソニック製のドアホンには大まかに分けて3種類のドアホンがあります。
その内の一つである「ワイヤレスドアホン」は、玄関子機のカメラと室内モニターをワイヤレスで接続することが可能です。ワイヤレス接続なので面倒な工事は不要です。
価格も安価なので新規に設置がしやすいメリットがあります。動作には玄関子機のカメラ側に乾電池を入れる必要があります。
玄関子機から室内モニターまで特に障害物がなければ100mの距離までワイヤレスで接続できるので、マンションや集合住宅だけではなく戸建ての物件でも使いやすいタイプです。
パナソニックではVS-SGZ20が「ワイヤレスドアホン」に相当し、VL-SGZ30はその上位機種です。
VL-SWZ300KF、VL-SWZ200KLでは付属品が増えて室内用の子機が付き、カメラも広角カメラが採用されています。
オーソドックスなタイプの「テレビドアホン」(二針線ドアホン)
一方ワイヤレスではないタイプの「テレビドアホン」は室内用モニターと室外の玄関子機がケーブルによって接続されているタイプです。
個人で選択して取り付けるよりも、賃貸住宅を建てる時に組み込まれているケースが多いでしょう。住人は引っ越してから利用するパターンになります。
パナソニックの現在(2021年10月現在)取り扱っている「テレビドアホン」であれば、VL-SZ25KがAmazonなどでは1万円前後で販売されている最安値の機種になります。
録画機能ありで夜間は白黒での映像確認になるなど下位機種では必要最低限の機能が備わっている印象です。
VL-SZ35KF、VL-SZ30KLからVL-SZ50KF、VL-SZ50KPへの上位機種になるごとに室内モニターのサイズが大きいサイズへ変更になり、カメラレンズも広角レンズが採用されグレードがアップします。
故障時や交換時には工事が必要です。
スマートフォンで外出時も確認ができる「外でもドアホン」
最近のドアホンに新しく採用される機能としてスマートフォン対応があります。これは外出時にも予めアプリをインストールした自分の携帯電話から留守中の室内や自宅前の画像が確認できる機能です。
パナソニックの「外でもドアホン」は外出時に自分のスマートフォンから玄関カメラの映像が確認でき、室内の親機モニターに備え付けられたカメラとビデオ通話ができる機能をウリにしています。
例えば外出先で宅急便の配達員さんに対して応対したり、先に帰宅したお子さんと室内モニターとスマートフォンを接続してビデオ通話が可能なんです。
が該当する商品で、上位機種であれば埋込設置も可能でデザイン性にも優れています。
鳴らない!聞こえない!映らない!ドアホンによくあるトラブルを解説します
ドアホンは室内のモニターである親機、室外のカメラである子機によって構成されています。上位機種になる毎に室内用の子機が増えたり、スマートフォン対応機種になったりとグレードがアップしていきます。
基本的にはドアホンに起こる故障や不具合の多くは室内の親機、室外の子機とそれらをつなぐ配線の3つの内どれかに起こりうるケースが一般的です。
ドアホンによるあるトラブルや症状は以下です。
- ①呼び出し音が出なくなる
- ②音声が聞こえない
- ③モニターに映像が映らない
- ④ハウリングやノイズが入る音声の乱れ
- ⑤呼び出し音が鳴りっぱなし
よくある症状①呼び出し音が出なくなる
ドアホンのトラブルで多いのが呼び出し音が鳴らなくなるトラブルです。
原因
- 配線トラブル
- 電池切れなど
原因は、配線トラブルや玄関子機の不具合が多く、パナソニックの玄関側子機は単三電池で稼働するので電池切れによる不具合も多くみられます。
よくある症状②音声が聞こえない
玄関子機から室内モニターへ、室内から玄関へと両方、あるいは片側の音声が出ない症状もよくあるトラブルです。
症状①で書いた玄関子機の電池切れ、配線トラブルも原因として考えられますが、一番はスピーカーやマイクの故障が疑われます。親機、子機のどちらかに異物が混入して接続がズレたりなども。
またご自宅が戸建てで子機が玄関や塀にある場合には、経年劣化によるスピーカーやマイクの故障も起きやすいものです。
原因
・スピーカー、マイクの異常
・配線トラブル など
よくある症状③モニターに映像が映らない
音声だけではなく室内のモニターに映像が映らないケースです。この場合は玄関側の子機のカメラが故障していないか、モニター側の不具合などが考えられます。また、モニターの照度が明るすぎる設定にされている場合には日中だとモニターで外の映像が見辛くなることもあります。
カメラやモニターに異常がある場合には速やかに交換した方が良いでしょう。
原因
・玄関子機カメラの異常
・モニター側の異常
・モニターの照度の問題
・配線トラブル など
よくある症状④ハウリングやノイズが入る音声の乱れ
音は聞こえるもののブツブツと音が途切れたり急にキーンと鳴ったりなどの音声の乱れやノイズが聞こえる症状は、配線の接触不良や断線が考えられます。この場合には器具や配線の交換が必要です。
ワイヤレスタイプのドアホンなら他の電子機器やテレビと干渉してのハウリングが濃厚です。この場合には子機やモニターの設置場所を変えることで問題を解消できます。
原因
・電波の干渉
・配線の断線や接触不良 など
よくある症状⑤呼び出し音が鳴りっぱなし
音声がならない症状も多いですが、逆に何かしらの音が鳴りやまないトラブルもあります。この場合は隣近所のお家に対しても迷惑になりクレームを受けることもあるため早急な対処が必要です。
呼び出しのチャイム音がずっと鳴っている時は玄関側の子機のボタンが押し込まれていることが考えられます。
また異物混入によってもチャイム音が鳴り続ける症状があります。異物は砂や虫などが一般的ですが、稀に結露によって発生した水滴が玄関子機の中に入ることで起こる場合もあります。戸建てでも集合住宅でも子機は屋外にあるため予想をしないモノが入り混むこともかんがえられます。
ドアホンが故障したら!修理が終わるまでの簡単な対処方法を教えます
ドアホンが前述したような症状になってしまった場合にはどうすれば良いのが正解でしょうか。実際に短期間であれば放っておいても大丈夫そうな気もします。
しかしドアホンが正常に機能していないと来客対応や防犯面で不具合が出そうです。音が鳴りっぱなしのままでは近隣トラブルにも発展しかねません。
ドアホンの不具合を長期的に無視してしまうと生活に支障をきたしてしまいます。
故障や不具合には早急な対応を取ることがベターです。
対処方法①故障中を周知しておく
モニターやスピーカーの不具合、配線のトラブル等を自分で解決できる人の方が少ないと思われます。
ドアホンが故障したり何らかのトラブルが発生したら、まずは専門業者に修理を依頼する事が近道です。
修理業者が来るまでの間は張り紙や近所の住人に知らせておく方が良いでしょう。
特に郵便配達やウーバーイーツなどの業種の方には、故障したドアホンを操作させない気遣いが嬉しいものです。
対処方法②管理会社に連絡する
ドアホンに異常が見られる場合にはすぐに管理会社や大家さんに連絡することが必要です。一番多いケースもこれではないでしょうか。
特にマンションなどの集合住宅で賃貸に住んでいるばあいは、管理会社から修理業者へと依頼がされます。勝手に自分で修理をしようとして余計に壊してしまう、部品を紛失してしまうなど余計なトラブルにも発展しかねません。
仮に自分で直せる、故障個所を確認したいと思ってもここは管理会社にスピーディーに報告してその後の対応を待ちましょう。
対処方法③自分で修理する
とはいっても簡単な修理だけなら自分でできるし、部品を交換するだけなら交換の費用分だけで修理を依頼するよりも安く済むのではないか?
そう考えてしまう気持ちも分かります。
既存の配線を継続利用して玄関側の子機だけ交換するケースであれば、ネジの開け閉めと接続だけで済みます。しかしニ針線式のドアホンの場合では、壁の中の配線をいじる必要もあるため「電気工事士」の経験があれば別ですが、未経験者による修理はおすすめしません。
また電気を扱うので感電や漏電のリスクも考えられます。自分でおこなうのは電池の交換レベルにしておく方が賢明です。
パナソニックのドアホン、インターホンでのトラブル事例
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ドアホンの故障や不具合がある時はすぐに業者に相談しましょう!
ドアホンが故障した時は迷わずに専門業者に連絡しましょう。
その場合には、メーカー、購入店舗の修理サービス、修理専門の業者などが対応してくれます。
パナソニック製のドアホンであれば出張での修理サービスも対応してくれます。購入店舗のサービスも同様です。パナソニックでは出張修理の場合には、修理費用とは別に出張費 3,850円(税込)が掛かります。
修理を依頼するよりも新しいドアホンに交換する方が安くなるケースもありますので、まずは一度専門家に相談することをおすすめします。
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