ムカデの子供には要注意!発生原因や侵入経路を解説
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もし、小さなムカデを見たことがあるなら、その近くで生まれた可能性が高いです。ムカデは、ある程度大きくなると一度にたくさんの子供が活動を始めるため、他にもムカデが生息していると考えられます。
小さなムカデとはいえ、毒を持っているので確実に駆除しておくことをおすすめします。また、他のムカデが家の中に入ってこないような対策も必要です。
この記事では、ムカデの生態や侵入経路について解説しているので、適切にムカデ対策をするために確認しておきましょう。
ムカデは子育てをする
まずは、ムカデの成長過程について簡単に解説します。ムカデは6月頃に20~50個の卵を産み、輪のように丸くなった状態でお腹に抱えます。
乾燥を防ぐため、ときどき卵を舐めながら、そのまま約2週間が経過すると孵化します。生まれたばかりのムカデの赤ちゃんは白いです。
孵化した後もムカデは丸まった状態のまま、たくさんの赤ちゃんムカデを抱えて過ごします。赤ちゃんムカデは脱皮をしながら大きくなり、薄い色から濃い色へと変化していきます。
卵の状態から約2ヶ月後に、ムカデの幼虫は母ムカデから離れていき、それぞれの活動を始めます。この時の大きさは、種類にもよりますが約2cm程度で、見た目で小さなムカデと判断できます。
以上のことから、ムカデの活動が活発になる時期は2つと考えられます。
- 繁殖期にあたる5〜6月
- 子供が活動を始める9〜10月
もちろん、他の時期に活動しているムカデもいるので注意は必要です。ちなみに、ムカデは寒い冬になると土の中で冬眠し、最低気温が15度程度になると、活動を再開します。
ムカデの寿命は約7年と言われているので、駆除しない限り毎年増えていく可能性があります。
ムカデの生態について
ムカデの繁殖についてわかった所で、生態についても簡単に解説していきます。ムカデが発生する原因について知ることで、駆除や予防に活用できるので、覚えておきましょう。
ムカデは人を咬むことがある
ムカデは単独で行動する夜行性の肉食動物です。獲物を咬んでアゴから毒を注入します。ムカデに咬まれると強い痛みを感じ、患部は赤く腫れます。
ムカデの毒が原因で命を落とすことはありませんが、アナフィラキシーショック(激しいアレルギー症状)が起こる可能性があるので、咬まれた場合は早めに皮膚科で診てもらいましょう。
ムカデが好む場所とは?
ムカデは基本的に屋外で活動していて、湿度の高い場所を好みます。具体的には下記のような場所です。
- 落ち葉の下
- 枯れた木
- 石の下
ちなみに、家の中でも同じことが言えるので、お風呂やトイレなどの水回りに注意しましょう。また、高い場所に登ることもできるので、2階が安全とは言えません。
ムカデが好むエサとは?
ムカデは他の動物を捕まえて食べます。夜に行動することが多く、待ち伏せしたり、偶然出会った獲物を襲います。ムカデのエサになる、主な動物は下記の通りです。
- ゴキブリ
- コオロギ
- ミミズ
ただ、ムカデは動物であれば何でも捕食します。例えば、セミやコウモリなどを捕まえることもあります。
ムカデが家の中に侵入してくる理由
ムカデは家の中に侵入してくることがあり、見つけて驚いた方も多いでしょう。そこで、ムカデが侵入してくる理由について解説します。
ムカデは巣を持たずに、徘徊しながらエサを探しています。つまり、エサがある場所にはムカデが来る可能性があるということです。
逆に考えると、家の中の虫を駆除すれば、ムカデが侵入してくる可能性を下げることができます。家の中の虫を駆除する方法を簡単にまとめると、下記の通りです。
- 燻煙剤を使って退治する
- 忌避剤を使って寄せ付けない
- 掃除をして虫のエサをなくす
できるだけ虫を発生させないような対策をすることが、結果的にムカデの予防になります。
ムカデの侵入経路とは?
ムカデは、外と中を繋ぐ隙間を通って家の中に入ってきます。ですから、ムカデの侵入を防ぐためには、隙間を塞ぐ必要があります。特に注意が必要な場所は、下記の通りです。
- 玄関ドアと枠の間
- 窓と枠の間
- エアコンの排水ホース
- 換気扇
- 換気口
よく見てみると、光が漏れていて隙間があるのが確認できます。さらに、子供のムカデであれば、小さな隙間からでも侵入することは可能です。
隙間を塞ぐには、隙間テープやフィルターなどを使いましょう。ムカデ対策については、別の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ムカデが何度も発生する場合は専門業者に駆除してもらおう
ここまで、ムカデの生態や侵入経路について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、ムカデの子供を見かけた場合は、他の子供も近くに生息しているかもしれません。また、子供がいるということは、もちろん親ムカデもいると考えられます。
「毎年この時期になるとムカデが出てくる…」なんて話もよく聞きます。自分でムカデ対策をしても効果がない場合は、一度専門業者に相談してみましょう。
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