換気扇のサイズの測り方にはコツがある?種類別に詳しく解説します
最近ではDIYで家庭内の気になる部分を補修したり、自分好みのテイストに変えたりして楽しむ人が増えています。ホームセンターで様々な部分のパーツが販売されていますし、ネット通販を利用すればほとんどのものを購入することが可能です。そのため、今まではプロに頼まなければ無理だと思われていた換気扇の取り換えも自分で行うことができるようになりました。換気扇を自分で取り替えたり、新しいものに付け替えたりする際には、サイズを測るところでミスをしがちです。そこで、今回は換気扇のサイズを測るときのポイントを紹介していきます。
換気扇の種類とは?
換気扇には使用する場所によっていくつかの種類があります。具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。家庭内で換気扇が用いられている場所と、その種類を紹介していきます。
キッチンで用いられる換気扇
換気扇の設置場所として多くの人がイメージするのがキッチンではないでしょうか。キッチンで一般的に設置されている換気扇はプロペラファンと呼ばれるタイプです。名前の通りプロペラ型のファンがついていて、外壁と接する壁に設置することでキッチン内の空気を屋外に輩出していきます。
ここ最近のレンジフードはシロッコファンと呼ばれ、ダクトという管を通して屋外に空気を輩出する仕組みを使用することが多いです。外壁と面していなくても設置することができるので、マンションなどの集合住宅で多く見られます。もちろん一戸建てでも取り付けることができること、見た目にもおしゃれでかっこいいデザインが多いこと、他の換気扇と比べて音が静かであること、ガスコンロの真上に設置できるために油煙を防ぐ効果が大きいことなどから、今のキッチンでは最もよく見られるタイプの換気扇です。
浴室で用いられる換気扇
浴室はお風呂やシャワーで湿度が高くなる場所です。最近では、換気扇だけでなく浴室乾燥機能や冷暖房機能がついたタイプの換気扇が人気を集めています。天井部分に埋め込んでつけることができるシロッコファンタイプです。見栄えもよく、なおかつ機能的なので新しい住居の多くで取り付けられています。
一方で吸引力の強いプロペラファンタイプも使われています。たとえばプルスイッチ式で強制排気・自然吸気タイプのものばどがあります。
トイレで用いられる換気扇
トイレも天井に埋め込み型の換気扇が取り付けられるシロッコファンタイプが一般的です。最近ではトイレに入ると自動的に換気扇が動き始める人感センサー付タイプのものが人気を集めています。消し忘れによって長時間換気扇が動くトラブルを防ぐことができること、臭いがこもりがちなトイレで快適な環境を維持できます。
一方でプロペラファンタイプも存在します。引きひも式で窓に取り付けられるタイプ、人の動きに反応するセンサー搭載の自動運転のものなどが販売されています。住宅のタイプによって使い分ける場合が多いでしょう。
換気扇のサイズの測り方
このように場所によって取り付けるタイプが変わる換気扇です。そんな換気扇を新しくしたいこともあるでしょう。しかし取り付けるためには、サイズを測らなければならなりません。その時には、どのような点に気を付ける必要があるのでしょうか。プロペラファン、シロッコファンという種類別による計測方法について解説します。参考にしてください。
プロペラファンの場合
一般的なプロペラファンの場合は、自分でDIYするにしても、業者に頼むにしても必要なサイズは羽の直径です。平均的な羽のサイズは25㎝から30㎝とされています。
ここで注意です。換気扇の取り付けの際には、枠のサイズが必要と思われやすいですが、それはNGです。実は枠のサイズは特に必要ありません。枠のサイズを測ったことで、プロペラファンのサイズを測ったものと勘違いしてしまうこともあるので気を付けましょう。
シロッコファンの場合
シロッコファンの場合には、レンジフードのサイズを測るようにします。一般的なサイズは60㎝、75㎝、90㎝です。サイズを測れば適切なサイズの換気扇の取り付ける準備ができます。
ただそれだけで不安な場合にはファンのメーカーと型番をメモしておきましょう。メーカーと型番がわかれば、店舗やインターネットの販売サイトでもサイズの確認ができます。質問する場合でもメーカーと型番がわかれば、相手も答えやすいです。
換気扇の交換は素人でも可能なのか
正しくサイズを測ることができたら、素人でも換気扇の交換は可能なのでしょうか。プロペラファン、シロッコファンのタイプ別で考えてみます。
プロペラファンなら可能なものが多い
プロペラファンのような昔ながらのタイプのものは、パーツも細かくなく作業も簡単なので、自分で取り外して新しいものへの付け替えが可能な換気扇が多いものです。取り付けるファンのサイズさえ間違えなければスムーズに作業できます。ただし、キッチンのように油汚れがひどい場所だと換気扇カバーが外れなかったりファンがうまく取れなかったりして手間取ることもあるので気を付けましょう。
最近のレンジフードタイプや天井埋め込み型は難しい
古い換気扇から新しいおしゃれなものに交換をしたい、その際に自分でできるならやりたいと考える方も多いでしょう。特にDIY好きの人であれば、テクニックを上げるためにチャレンジしてみたいと思うかもしれません。
しかし新しいタイプのレンジフードやフィルターのついているタイプの換気扇は形が特殊なものが多く、たとえDIYが得意な人でもパーツの取り付けも簡単ではありません。チャレンジしてみたけれども、無理で失敗してしまったというケースも考えられます。また無理してケガをしてしまうこともあるので危険です。そのため取り付け作業は自分で行うのではなく、プロに依頼することを検討してみましょう。
作業に不安のある場合にはプロに依頼しよう
自分で交換するために、間違えないサイズの測り方や交換方法も紹介しましたが、やはり自分で交換するとなると面倒ですし、失敗する不安もあります。そこでもしも交換することに不安がある場合や作業の難しい最新タイプへの交換を希望する場合には、プロに依頼しましょう。いつでもご相談ください。
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