クサギカメムシの対策をしたい!洗濯物につく理由や予防方法まで解説
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「うわっ!また、カメムシがいる…」と思ったことはありませんか?
もし、黒っぽい色のカメムシだとしたら、『クサギカメムシ』の可能性が高いです。
クサギカメムシは家の周りで見かけることも多く、さらに室内まで侵入してくることもあり、対応に困った経験がある方もいらっしゃるでしょう。
みなさんもご存知のとおり、カメムシを刺激すると嫌な臭いを出すので、素早く駆除しなければいけません。
そこで、クサギカメムシの生態を知り、駆除や予防の方法を覚えておきましょう。
この記事では、クサギカメムシの対策について解説しています。
クサギカメムシの生態
まずは、身近に生息しているクサギカメムシの生態について、簡単に解説していきます。
活発に行動する時期を知っておくことで、効果的な対策が可能になります。
クサギカメムシの特徴
『クサギ』というシソ科の植物にいることが多いので、クサギカメムシと名付けられたそうです。
- 体長:約15mm
- 色:暗褐色(黄褐色の小斑点が一面にある)
- 黒い触角の2ヶ所に黄褐色の部分がある
クサギカメムシは、さまざまな植物の養分や果物の果汁を吸います。
すると、植物が育たなくなったり、果物の商品価値を下げてしまうため、農業害虫として知られています。
クサギカメムシは、6月頃に植物の葉の裏側に20~30個ほどの卵を産み付けます。
その後、6月〜7月にかけて幼虫の時期を過ごし、8月頃に成虫になります。
産卵を終えたクサギカメムシは秋頃に絶命し、新しく成虫になったクサギカメムシは冬を越す準備をします。
クサギカメムシの活動時期
クサギカメムシは、北海道北部を除く日本全土に生息しています。
温暖な土地であれば屋外で越冬することもありますが、寒い地方では秋から冬にかけて家の中に侵入してくることが多いです。
クサギカメムシの形は偏平なので、窓や玄関などの隙間や床下、換気扇などから侵入してきます。
ですから、クサギカメムシを見る可能性が高い時期は、越冬の準備をする『秋』ということになります。
クサギカメムシは神出鬼没
「洗濯物に虫が付いてる…」という経験がある方も多いでしょう。
この時、害の無い虫なら払ってしまえば良いのですが、カメムシの場合は気を付けましょう。
なぜなら、カメムシが危険を察知すると洗濯物に悪臭が付いてしまうからです。
そこで、上手に駆除する方法を覚えておきましょう。
洗濯物に注意!
外に干した洗濯物には、カメムシが近寄りたくなる理由があります。
- 白色
- 光
- 暖かい場所
これらはカメムシが好む条件なので、晴れた日に白い洗濯物を干すと寄ってきます。
ときどき、洗濯物に卵を産み付けることもあるため、取り込む時はしっかり確認しましょう。
もし、洗濯物に付いているカメムシを見つけたら、『カメムシコロリ』など洗濯物に使えるタイプのスプレーがおすすめです。
殺虫成分が入ってないので、洗濯物や布団にも使用でき、すぐに乾いて汚れることもありません。
直接触らないように駆除する
クサギカメムシを駆除する時は、素手で触らないようにしましょう。
なぜなら、手で触れてしまうと嫌な臭いが付いてしまうからです。
さらに、クサギカメムシの分泌液が原因で皮膚炎になる可能性があるため注意しましょう。
屋外であれば、地面に落として粘着テープにくっ付けてから、丸めて捨てる方法もあります。
家の中ではカメムシが臭いを出さないように、優しく貼り付けてから袋に入れて縛ると良いでしょう。
クサギカメムシの予防対策について
次に、クサギカメムシの予防について解説していきます。
いくつかご紹介するので、自分に合った方法を選んで試してみてください。
クサギカメムシの発生を防ぐのは難しい
まず、クサギカメムシの発生を防ぐのは不可能です。
なぜなら、クサギカメムシは森林などの広い範囲で繁殖しているからです。
ただし、退治することは簡単で『ベニカ水溶剤』などのピレスロイド系の殺虫剤が有効です。
花や野菜などを育てている方で、害虫に困っている場合は試してみましょう。
ミントの香りが苦手
虫はミントの香りが苦手な種類が多く、カメムシも同じです。
そこで、家庭菜園などでミントを植えてみると、虫が寄り付かなくなることがあります。
また、自分で簡単にミントスプレーを作ることもできます。
準備するもの
- ハッカ油:20滴
- 無水エタノール:10ml
- 精製水:90ml
- スプレー容器
ミントスプレーの作り方
①スプレー容器に無水エタノール10mlを入れて、ハッカ油を20滴垂らして混ぜる
②精製水90mlを加えて混ぜれば完成
気になる所にスプレーしておきましょう。
木酢液(もくさくえき)の香りも苦手
木酢液とは、木材から炭を作る時に出る煙の成分を冷やした液体です。
主に農作物を生産する肥料として利用され、他にもさまざまな分野で使われています。
木酢液スプレーの作り方
木酢液(原液)を300~500倍程度に水で薄めて使います。
2リットルのペットボトルに、小さじ1杯(5ml)の木酢液(原液)を入れると約400倍になります。
木酢液スプレーの使い方
薄めた木酢液をスプレーボトルに入れて、網戸や窓枠などに吹きかけましょう。
ベランダや庭でガーデニングをしている方は、葉の表面や裏側、茎の部分にもスプレーすると良いでしょう。
※洗濯物を干している時は、木酢液の匂いが移る可能性があるので気を付けてください。
窓や網戸の隙間を埋める
クサギカメムシは、わずかな隙間でも侵入してきます。
そこで、隙間テープなどを使って窓や網戸の隙間を埋めましょう。
また、窓や玄関のドアを開けたままにするのはやめましょう。
カメムシの駆除に関しては、別の記事で解説しています。
クサギカメムシが発生したらプロにお願いしよう!
ここまで、クサギカメムシについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
クサギカメムシの発生を抑えることは難しいので、近付かないような対策をしましょう。
特に、行動が活発になる秋は要注意です。
家の中でクサギカメムシを発見したり、外に干した洗濯物に付いていた場合は、カメムシ専用のスプレーなどを使うと良いでしょう。
クサギカメムシに悩まされているならプロに頼もう!
もし、自分で対策をしても効果が実感できなかったり、虫が苦手で対策をしたくない場合は、専門業者にに駆除や予防を依頼することも可能です。
また、気温や天候などの外部環境によって、クサギカメムシが大量に発生することもあります。
クサギカメムシに関するお悩みなどありましたら、お気軽にご相談ください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。