エアコンだけで換気はできない?真夏の換気のコツ教えます
最近では、夏に35度を超える日が当たり前になってきたため、エアコンを使わないと熱中症になってしまいます。
ただ、エアコンで効率良く室内を冷やすために、ドアや窓を閉め切っていませんか?そのまま長時間エアコンを使っていると、空気はどんどん汚れていきます。
また、感染症対策の面からも、適切な換気が求められています。そこで、上手に換気をする方法を覚えて、きれいな空気の中で快適に過ごしましょう。
この記事では、エアコンを使いながら適切に換気をする方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エアコンは換気をしていない
まずは、エアコンの仕組みについて簡単に解説します。エアコンは取り込んだ空気を内部で冷やしてから室内へ送り出すため、部屋の中には常に同じ空気が流れています。
ただ、ドアや窓を閉め切っておいた方がエアコンの効率は良くなります。もし、エアコンを使いながら換気をすると、外部の暖かく湿った空気が入り込んでしまい、冷やすエネルギーが必要になるため電気代が上がります。
換気ができるエアコンもある
実は、換気ができる壁掛型家庭用エアコンもあります。屋外の空気と部屋の空気を取り込み、冷やしてから室内へ送り出すことができます。
換気扇の排気と組み合わせれば、常に換気をしながら快適な温度で過ごすことが可能です。換気ができるエアコンは、「ダイキン」から発売されている3種類です。
詳しく知りたい方は、上記の公式サイトで確認してください。では、続いて換気をしないとどうなるか?について解説していきます。
換気をしないと空気が汚れていく
換気をしないと、部屋の中の空気は次第に汚れていきます。空気が汚れる原因は主に4種類あります。
- 細菌・ウイルス
- 二酸化炭素(呼吸で増加)
- ハウスダスト(カビ・ダニ・ホコリなど)
- ホルムアルデヒド(化学物質)
空気が汚れていると体調が悪くなったり、感染症のリスクが高まります。とはいえ、暑い夏の季節にたくさん換気をすれば良いわけでもありません。
換気をし過ぎるデメリットとは?
換気をすると、外から温度と湿度の高い空気が入ってくるため、部屋の温度が下がりにくくなり熱中症のリスクが高くなります。
さらに、室内の空気を冷やすためにエアコンの設定温度を下げると、負担が大きくなり電気代が上がります。
つまり、エアコンに負担をかけないように、適切に換気をする必要があるということです。
エアコンを使いながら適切に換気をする方法
続いて、エアコンを使いながら上手に換気をする方法について解説します。まずは、基本的な注意点を確認してください。
- 換気は1時間のうちに5〜10分程度とする
- 換気をする時はエアコンの設定温度を下げる
- エアコンから離れた窓を開ける
換気をすると室内の温度が上がるため、エアコンの設定温度は少し下げておきます。また、近くの窓から外気を直接取り込んでしまうと、エアコンの負担が大きくなるため注意しましょう。
なお、帰宅後はまず換気を行い暖かい空気を外へ出してから、エアコンを使うと部屋の温度が下がりやすいです。
効率良く換気をする方法
では、効率良く換気を行う方法を3つご紹介します。
- 2か所の離れた窓を開ける
- サーキュレーターやシーリングファン、扇風機などを使う
- 24時間換気システムを使う
それぞれ簡単に解説します。
離れた位置の窓を2か所以上開ける
換気をする時は、エアコンから最も離れた場所にある窓を2か所以上開けてください。部屋の中を空気が通り抜けるため、効率良く換気ができます。
扇風機やサーキュレーター、シーリングファンなどを使う
窓がひとつしかない場合は、扇風機やサーキュレーターなどを窓に向けて使いましょう。シーリングファンがある場合はこちらも動かしましょう。また、窓がない部屋ではドアを開けて、空気を外へ出すように回してください。
この時、キッチンやトイレの換気扇を併用すると、効率良く換気ができます。もし、古い換気扇を使っていて調子が悪かったり汚れている場合は、新しく交換することで換気性能を上げることも可能です。
24時間換気システムを使う
24時間換気システムが付いている場合は、できるだけスイッチを入れておきましょう。部屋の温度を下げるために一旦停止させたとしても、忘れずに運転を再開してください。
エアコンは汚れていませんか?
定期的にエアコンの掃除をしていますか?エアコンの内部が汚れていると、換気をしても空気はすぐに汚れていきます。
エアコンの外側やフィルターに付着しているホコリや汚れは、簡単に掃除できるので取り除いておきましょう。ただ、エアコン内部の汚れを落とすのは難しいため、専門業者に依頼することをおすすめします。
市販の洗浄スプレーで汚れを落とすことはできるのですが、しっかり洗い流さないで残ってしまうと、カビが発生する原因になるからです。
エアコンの掃除方法については別の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
また、エアコンの寿命は約13年と言われているため、長期間使っている場合は思い切って交換することを検討しましょう。
新しいエアコンなら電気代が安くなる上に、室内を冷やす(暖める)スピードも早く、送り出す空気もきれいです。
この記事の前半でご紹介した「ダイキン」のエアコンであれば、換気に加えて外気の温度も調整してくれるため、手間がかからず便利です。
きれいな空気の中で快適に過ごそう
ここまで、エアコンを使いながら適切に換気をする方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に、今回ご紹介した換気のポイントを確認しておきます。
- エアコンを使っている時は換気が必要
- 1時間に約5〜10分効率良く換気をする
- 定期的にエアコンの掃除をする
エアコンを使いながら適切に換気をして、暑い夏を涼しく健康に過ごしてください。もしエアコンが汚れている場合は、専門業者に内部をクリーニングしてもらいましょう。
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