テレビが映らない時の対処方法を解説!アンテナは触っちゃダメ?エラーコードは?全部教えます
「急にテレビが映らなくなった!」
「最近テレビの調子が悪くて映らない時がある」
そんなお悩みはありませんか?
毎朝時計代わりにテレビをつけていたり、楽しみにしているドラマがあったり、テレビは毎日の生活に欠かせませんよね。
だからこそ、テレビが映らなくなってしまうと困りものです。
そこで今回は、テレビが映らない時のチェックポイントと対応方法について解説しますね。
映らない時のチェックポイント
テレビが映らなくなると「テレビかアンテナが壊れたのかも!」と不安になってしまいますよね。
しかし、映らない時の原因やテレビの故障やアンテナの破損だけとは限りません。
ちょっとしたきっかけで映らなくなってしまうこともあるんですよ。
ここではチェックすべきポイントごとに解説しますね。
チェック① ケーブルの抜けやゆるみ
案外見落としがちなのが、テレビの電源ケーブルやアンテナケーブルです。
「普段抜き差しもしないし、コンセントが繋がってない家電が動かないなんて当たり前のことは知ってる!」「そんな初歩的なミスをするわけない!」という、家電にも詳しい人ほどケーブルの抜けやゆるみに気付かないものなんです。灯台下暗しというやつですね。
家電や電化製品に詳しく、トラブル時のエラー内容やシステム内部まで分かっているような知識豊富な人は、詳しいがゆえに「あのトラブルが原因かな? それともこっちかな? 環境を考えるとこうしたパターンも……」なんて不安を抱えてしまうものです。トラブルに見舞われている時は冷静さを失ってしまうので、余計に不安が増してしまうのでしょう。
まずは落ち着いて、ケーブルが抜けていないか確認しましょうね。経年や何かにひっかかった等のきっかけで、ほんの少しゆるんでいることもあります。「抜けていないから大丈夫」と安心せず、一旦抜き差ししてみましょう。ほんの少し緩んでいただけの場合、抜き差ししてしっかり繋げばまたテレビが映るようになりますよ。
チェック② リモコンの電池など
最近のテレビは前面に電源ボタンが無く、リモコンで電源のオンオフも操作します。
そのため、リモコンの電池切れが原因で動かない時も「テレビが映らなくなった!」と思い込んでしまう方は結構いらっしゃいます。
リモコンの操作が反応しない時は、まずリモコンの電池が切れていないか確認しましょう。
電池の残量チェッカーが無い場合、一旦新品の電池に交換してみても良いかもしれません。
また、電池ではなくリモコンそのものが故障している場合もあります。
電池を交換してもテレビが反応しない時は、スマートフォン等のカメラでリモコンのセンサー部分を見てみましょう。カメラ越しに赤く光っていれば、リモコンは正常に動作しています。ボタンを押しても光らない場合は、リモコン自体が故障していると考えられます。メーカー純正品のリモコンを取り寄せるか、汎用リモコンで代用しましょう。汎用リモコンは家電量販店やインターネットの通販サイトで購入できます。
また、スマートフォンのアプリが汎用リモコン代わりとして使えることもあります。
チェック③ 電波障害
ケーブルやテレビ、リモコンなど一通り確認しても問題ないのに映らないとき、次にチェックすべきは電波障害の情報です。
悪天候など何らかの原因で、地域一帯で電波障害が起きていた場合は検索するとすぐに出てきます。
地域の電波障害が原因の場合、個人でできる対策はあまりありません。復旧を待ちましょう。
チェック④ エラーコード
テレビが映らない時、画面上にエラーコードだけ映ることもあります。
コードが分かれば、映らない原因の特定が容易になります。
チェック⑤ アンテナ
上記で問題がない場合や、エラーコードを見るとアンテナレベルの問題だった場合です。
アンテナ自体が倒れたり曲がったりといったアンテナの破損、位置や角度のずれ、落下などが考えられます。
エラーコードごとの対応
エラーコードはトラブルの内容や原因を示すものです。
ここではエラーコードの意味と対応方法を解説します。
アンテナレベル低下=E201や0020
電波塔から送られる電波の強度のことをアンテナレベルと言います。
このアンテナレベルが低いと、必要な量の電波が届いていないことになります。
台風など、天気が悪い日にこの表示が出ている場合は、何もしなくとも晴れれば復旧する可能性が高いです。一旦待ちましょう。
晴れても復旧しない場合や、そもそも悪天候が原因ではない場合はアンテナや周辺環境、ケーブルなどの周辺機器の問題と考えられます。
対応方法としては、業者に点検を依頼して原因を突き止めるのが一番早くて確実です。
ビルなどに遮られて電波が届かないような周辺環境要因の場合でも、アンテナレベルを上げるブースターなどの設置で改善することもあります。
受信ができていない=E202
テレビまで電波が到達していない状態です。電波が弱い状態と異なり、全く届いていない時にこの表示になります。
この場合、アンテナというよりはケーブルがン受けていたり、ケーブルの端子が曲がったりなど破損している状態のときに表示されることが多いです。
ケーブル破損の時は、ケーブルを新しいものと交換することで解決します。ケーブルは家電量販店やインターネット通販サイトなどで販売されています。
ケーブルなどに問題ない場合、アンテナやテレビコンセントなどケーブル以外に問題が生じていると考えられます。その場合、自分で対処するのは難しいので業者に点検修理を依頼しましょう。
放送休止=E203
深夜など局が放送休止している時間帯にそのチャンネルを選ぶと表示されます。
また、放送が行われていないチャンネルを選択した場合もこの放送休止が表示されます。
似たようなエラーコードでは、存在しないチャンネルを選ぶと表示されるE204、放送されないチャンネルを選ぶと表示されるE200があります。
有料放送チャンネルの場合、契約していない有料チャンネルを選ぶとE103、未契約や契約期限切れの場合はE205が表示されます。
この場合の対処は、そもそも放送されないもしくは契約していないものを選んでいるため、放送時間になるまで待つか他のチャンネルに変えるという方法になります。
放送しているはずなのにこの表示が出た時は、アンテナの不具合が考えられます。この場合も、業者に相談すると良いでしょう。
B-CASカードトラブル=E100・E101・E102
E100が表示されたときは、B-CASカードがうまく挿入されていないなどの原因で読み込み不具合が起きています。一度カードを抜いて、方向を確かめた後に挿入し直してください。
E101はB-CASカードが読み込めていません。挿入口にホコリなど溜まっていれば掃除し、向きを確認した後に挿入し直すと良いでしょう。
E-102は挿入されているカードが誤りだという表示です。正しくB-CASカードを挿入しているか、方向は間違っていないかなど確認しましょう。
注意点
簡単なケーブル抜き差しなどは問題ありませんが、アンテナレベルの問題だと判明した時に注意すべき点があります。
アンテナは触らない
アンテナの問題だと分かったら、まずアンテナの向きなどを直したくなるものです。
しかし、準備無く触るのは危険です。
地デジ用の八木式アンテナは、屋根など高所に設置されています。そのため、不用意に触るのは危険です。ちょっと倒れているのを起こしただけで直るとも限りません。危険性ばかりが高く、自分で調整するメリットはあまりないので業者を頼りましょう。
次に、BS衛星放送やCSスカパーのためのパラボラアンテナです。こちらはベランダの手すりなどに設置されている場合もあり、手軽に触ることができるかもしれません。しかし、パラボラアンテナは八木式アンテナ以上に安易に触れてはいけないものです。なぜなら、パラボラアンテナは電波の取得がかなりシビアなんです。設置の際は立地なども見て業者が慎重に、かつ微調整を繰り返して設置したものです。それを、アンテナについてあまり知らずアンテナレベルの調査もできない素人が触るのはおすすめしません。パラボラアンテナは角度が1度変わるだけで受信レベルが大きく変わる繊細なアンテナです。下手に触ると悪化させる可能性の方が高いんです。BSCSが映らなくなった時は業者に相談しましょう。
アンテナトラブルは業者へ相談
テレビが急に映らなくなると困ってしまい、自分でどうにかしようとする方は多いです。
しかし、テレビのトラブルの中でも、アンテナに関するトラブルの時は業者を頼りましょう。
もちろん、街の修理屋さんでもアンテナの点検や修理などアンテナトラブルの対応は承っておりますよ。お気軽にお問い合わせくださいね。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。