エアコンの取り外しは簡単にできる?手順と注意点をプロが徹底解説
「古いエアコンを撤去したいけど、依頼するとお金がかかるから自分でやりたい」と考えたことはありませんか。
実は、エアコンの取り外しだけであれば、電気工事士などの資格は必要ありません。必要な工具と準備、手順さえ把握していればどなたでも取り外し作業が可能なんですよ。
そこで今回は、下記内容について解説します。
- エアコン取り外しに必要な準備
- エアコンを取り外す方法
- エアコン取り外しの注意点
- エアコンを自分で取り外すメリット、デメリット
- 業者に依頼する際のポイント
- エアコン取り外しの時間の目安
- エアコンのルーバーの取り外し方
エアコンを自分で取り外したいという方はもちろん、業者への依頼を検討している方もぜひ参考にしてください。
街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解消に役立ててくださいね。
事前準備
エアコン取り外しの作業には、部屋やスペースの確保と道具の準備が必要です。
作業前にすべてそろえておきましょう。
必要な道具
取り外しの作業に使う道具は下記です。
- 脚立(エアコンの設置位置に対して十分な高さのあるもの)
- モンキースパナ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 六角レンチ
- カッター
- ニッパー
- エアコンキャップ
- パテ
これらの工具類をすべて購入した場合、おおよそ9,300円ほどです。
部屋の養生などに使う道具は下記です。
- 段ボールや毛布などの布類
- ガムテープ
- 養生テープ
- ゴミ袋
- 濡らして絞った雑巾
- 軍手
必要な道具などを準備したら、不要なものは部屋から移動させましょう。
取り外したエアコンを置く場所も必要になるため、スペースが必要です。
エアコンを取り外す方法
エアコン取り外しの手順を解説します。
①避難
パソコン等の電化製品がエアコン下にあれば、別の場所に移動させましょう。
取り外し作業では、エアコンからほこりや汚水が降ってくる可能性もあります。ペットがいる場合は、別の部屋に避難させましょう。
②部屋の養生
汚れないよう、段ボールや毛布などで部屋を養生してください。床だけでなく、壁も養生すると汚れづらくなります。
③脚立を置く
脚立は作業時に重要な足場です。ぐらつかないか確認しましょう。
④ポンプダウン
室外機側へ移動し、ポンプダウンの作業に入ります。
室外機のカバーを外す
プラスドライバーを使用してカバーを外します。配線が見えますが、まだ触らないようにしましょう。
バルブキャップを外す
モンキースパナを使用して、六角ナットをふたつとも外します。
強制冷房運転
室内に戻り、強制冷房運転を稼働させます。
強制冷房運転の方法は機種によって異なります。ご使用の機種の手順は、インターネットで機種名を検索するとわかります。また、取扱説明書にも記載があります。
バルブを順番に締める
細い管の送り側バルブを六角レンチで締めます。このとき、強制冷房運転は止めずに行いましょう。ここから2~3分置いて、受ける側のバルブも締めます。
⑤運転停止
室内に戻り、エアコンを運転停止させます。その後、コンセントも抜きます。
ここでコンセントを抜かないと、後の手順で感電の危険があります。
⑥配管を外す
室外機のもとへ移動し、外したバルブのキャップを軽めに装着します。
送る側の配管を外す
送り側配管パイプのナットを回し、室外機から外します。
受ける側の配管を外す
受ける側の配管パイプを外します。
回した瞬間に「プシュッ」と短く1回だけ空気が出る音がしたら成功です。
「プシュー」という長めに空気が出る音や、何度も音がしたらポンプダウン失敗です。再度ポンプダウン手順をやり直してください。
ポンプダウンがうまくいかない場合や、手順がいまひとつ分からない場合は業者を頼りましょう。ポンプダウンは、失敗すると爆発事故を引き起こす可能性のある危険な作業です。身の安全のためにも、状況に応じた適切な判断をしましょう。
⑦電源コード切断
切断手順に入る前に、再度コンセントの確認をしましょう。通電していると感電の危険があります。
コンセントが抜けていることを確認したら、切断手順に入ります。
3本のコードを切る
室外機を確認します。灰色の絶縁体に覆われた、3本のコードがあります。これが電源コードです。
付け根から10センチほど下の位置に、ニッパーをあてます。
黒いコード→白いコード→赤いコードの順番で切ります。
この時、3本まとめて切らないよう気をつけてください。ショートする危険があります。必ず1本ずつ順番に切りましょう。
⑧配管とドレンホースを切断
配管パイプ類一式と水を外に流すための「ドレンホース」を取り外す(エアコンを再利用しない場合は切断する)作業です。エアコンの取り外し工事の中でも肝になる工程であり、専門的な知識や技術が必要になることがあります。
切断準備
配管テープにカッターで切れ目を入れます。
配管に化粧カバーをかぶせている場合は、ドライバーで外します。
壁の穴をふさぐパテを取り除きます。
切断
配管と電線、ドレンホースをパイプカッターで切断します。
⑨室外機撤去
室外機搬出のための経路を確保します。
途中に壁や柱がある場合は、ぶつからないよう養生してください。
室外機を固定するボルトやナットを外し、撤去します。
⑩室内機撤去
室内に戻り、室内機の撤去作業に入ります。
エアコンの室内機のなかには水が溜まっていることもあります。取り外し作業中に本体が傾くと水が漏れてくる可能性もあるので、汚れても良い毛布やマットを用意しておくと安心です。
壁と本体に隙間を作る
壁についている据え付け版から室内機を外します。
まず、本体を下から持ち上げます。
少し浮かせたところで、硬さと厚みのある物をかませます。養生に使用したガムテープなどで構いません。
配管の切断
室内機から配管を取り出します。
ビニールテープをはがし、銅管・コード・ドレーンパイプをニッパーやペンチを使用して切断します。この時、本体から1メートル以上は残した位置で切断してください。
接続部分より上の室内機側のドレンホースを切ってしまうと、室内機を再利用する際に新しく接続しなければならず、無駄な出費になるので注意しましょう。
取り外し
コード類がすべて切断されている状態であることを確認します。ドレンホース ・銅管・配線の3つをテープでまとめておきます。
室内機を取り外すためには、上記で外した配線類を室内に入れなければなりません。配線類の出口穴に付いているパテを外し、テープでまとめた配線が穴と平行になるようにしておきます。
屋内側のアース線を外します。アース線は電源コードと同じコンセントにささっており、マイナスドライバーでカバーをあけて、中のビスを緩めると簡単に外れます。
何も繋がっていない状態の室内機本体を持ち上げて、壁から取り外します。
メーカーによって多少外し方は異なりますが、多くの場合は下側の左右から持ち上げると引っかかりが外れるようになっています。
据付板
据付板とは、壁に本体を設置していた金属の板です。これはネジでとめられているので、ドライバーを用いて外します。外し方によっては背板が傾いたり、急に落ちてきたりする可能性があるので注意してください。
据付板を撤去したら、配管の穴をパテでふさぎましょう。エアコンキャップとパテで丁寧にふさいだら、作業完了です。
注意すること
取り外しには注意すべき点がいくつかあります。
この注意をおろそかにすると、事故やケガにつながる可能性があります。気を付けましょう。
①ポンプダウンの注意点
ポンプダウンの最中は、決してバルブをゆるめないでください。吸い込まれた空気がコンプレッサーにより圧縮され熱を生じ、爆発を起こします。この爆発は、室外機を粉々に砕くほど大きな威力です。作業中に爆発事故を起こせば、大怪我では済まない可能性もあります。大変危険なので、ポンプダウンは必ず手順に従って丁寧に行いましょう。
②取付金具の注意点
外した取付金具は捨てず、室内機と一緒に保管しましょう。エアコン処分の際に必要になります。
③コンセントの注意点
電源コードを切断する前にコンセントを抜きましょう。ここが繋がっていると、通電しているコードに直接触れることになります。エアコンに流れる電気は電圧も高いため、コンセントの取り扱いに気を付けましょう。感電した際の被害はほかの家電よりも大きいと考えてください。
エアコン取り外し作業の際は、これらの注意事項に気を付けましょう。そして、必ず手順に従って行いましょう。
手順や操作に不安がある場合は、自分で行おうとせず業者を利用しましょう。
街の修理屋さんでも、エアコン取り外しの依頼を承っております。お気軽にご連絡ください。
エアコンを自分で取り外すメリット・デメリット
エアコンを取り外すには、「自分でやる」もしくは「業者に依頼する」のどちらかになります。エアコンを自分で取り外す場合は、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておく必要があります。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめました。
自分で取り外す場合
まずは自分で取り外す場合のメリットとデメリットからみていきましょう。
メリット
自分で取り外す最大のメリットは、業者に支払う工事費用が浮くことです。業者に依頼すると費用が発生するため、「少しでも費用を浮かせたい」とDIYする人もいるようです。
また、工事の予約が不要で、自分で決めた日に取り外しができます。作業日や時間の融通を利かせられるのもメリットといえますね。
デメリット
自分でエアコンを取り外す場合、やり方を間違えて失敗してしまう可能性があります。とくに移設して使おうと思っているのであれば、故障しないように正しく取り外さなければなりません。
室外機を取り外す際のポンプダウンなどには知識が必要となり、誤った方法で行うとガス漏れや大きな事故に繋がる危険性があります。
また、取り外しの時間が必要なことや、必要な道具を揃えなければならないこともデメリットとなります。
業者に依頼する場合
次に、業者に取り外しを依頼するメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット
業者に取り外しを依頼する最大のメリットは、やはり安全に取り外せることです。エアコン取り外しの経験値や知識に関して、素人はプロにはかないません。
ポンプダウンや配管を取り外す作業なども安心して任せられますし、慣れた作業員であれば自分で取り外すよりも短時間で終えられます。手間をかけたり体力を消耗する必要もありません。
とくに賃貸の場合など、自分で取り外すと部屋を汚したり壁に傷をつけたりするかもしれませんが、業者に依頼することでそのような心配を可能な限り減らせます。
デメリット
取り外し工事の費用が発生するところは、業者に依頼するデメリットといえるでしょう。エアコン取り外しの費用相場は5,000円〜6,000円ほどとなっており、業者によって金額は異なります。
ただし引っ越しの際に他の荷物と一緒に依頼すると、サービスで取り外してくれる場合もあります。
業者に依頼する際のポイント
エアコンの取り外しを専門業者に依頼する場合、トラブルや失敗を避けるため、いくつか注意しておきたいことがあります。ここでは、エアコンの取り外しを依頼する際の、ポイントを3つ紹介していきます。
時間に余裕のある日に予約する
引っ越しで、エアコンの取り外しを行う場合などに気を付けたいのが、時間的な余裕です。思った以上に作業に時間がかかり、引っ越し業者が自宅に訪問するまでに、エアコンの取り外し工事が終わらなかったとなると、延長料金が発生してしまう可能性があります。
追加工事の時間は、取り外しを実施する業者が、当日現地の環境を調査してようやく算出できます。そのため、ご自宅のエアコンの設置状況を考えた上で、工事が延長しても問題ないような時間や、余裕のある日に予約を入れるのがポイントです。
保証制度がある業者に依頼する
「エアコンを取り外してもらい、新居で再利用したら動作しなかった」「配管穴のパテ埋めなど処理に不備があった」などの不具合が、のちに発生する可能性は否定できません。万が一の事態に備え、保証制度がある業者を選ぶのがベターです。
保証制度があれば、エアコンの経年劣化など機械的な故障を除き、工事が原因で動作不良を起こしたものに対して無料で修理をしてもらえます。保証なしの業者は、たとえ業者側に不手際があったとしても、有償での修理になることがあるためリスクが高いといえるでしょう。
夏前など需要のある時期は避ける
エアコンの取り外しや取り付け、修理工事などの繁忙期は夏前です。気温が上がるにつれてエアコンを使用する家庭やオフィスが増えるため、冷房を入れてみてはじめて不具合に気が付くというケースが非常に多いからです。
業者の需要がある時期に依頼すると、希望の日時に訪問してもらうのが難しい、あるいは時間が押してしまい、予約を入れた時間に業者が来ないなどの事態が起こりかねません。できれば、繁忙期は避け、春や秋などエアコンを使用しない季節に、依頼するのがおすすめです。
エアコン取り外しの時間の目安
「エアコンの取り外しには、どれくらいの時間がかかるんだろう。目安でいいから知りたいな…」という方は、多いと思います。
エアコン取り外しは、一生に何度も経験することではありません。時間の目安など、分からないことも多いですよね。
ここでは、エアコン取り外しの時間の目安とかかる時間が伸びるケースをご紹介します。
エアコンの取り外しにかかる時間
エアコンの取り外し工事の所要時間は、エアコン1台につき30分前後です。したがって、エアコンの取り外しにかかる時間は、エアコンの台数 × 30分で計算します。ただし、この時間はエアコンの取り外しを標準的な工事で行った場合の目安になります。
例えば、高所のエアコンや、特殊な設置方法で取り付けたエアコンなど、さらに時間がかかることもあるでしょう。エアコンの取り付けには、1時間以上かかることが多いです。取り付け工事に比べると、取り外しの方が早めに終わる傾向にあると考えておいてください。
エアコン取り外しの標準工事に含まれる内容は次の通りです。
- エアコン本体(室内機)の取り外し
- エアコン室外機の取り外し(地面置き、ベランダ置き)
- ポンプダウン
- 配管やドレンホース、配線の取り外し
- 配管穴のパテ埋め
上記はあくまでも一般的な例です。エアコン取り外しの時間が伸びるケースがあるため、次項で解説します。
エアコン取り外しの時間が伸びるケース
エアコン工事の時間が延びる場合には、以下のような4つのケースが代表的です。
- 追加工事が発生した場合
- エアコンの型が特殊な場合
- 雨天や強風など悪天候の場合
- エアコンの取り付けも行う場合
それぞれ解説していきます。
追加工事が発生した場合
標準工事に加えて追加工事が発生した場合には、それだけ作業時間が長くなります。エアコンが設置されている状況は様々であり、環境によっては追加の工事が必要になることもあるのです。
追加工事が必要となるケースには、以下のようなものがあります。
内容 | 詳細 |
特殊な設置方法 | 室外機が屋根置きや立ち下ろし、天井吊り下げ、壁掛けなど特殊な方法で設置されている |
高所作業 | エアコンが高所に設置されており、はしごを用いて取り外し作業を行う必要がある |
故障したエアコン | エアコンが故障していて冷房運転ができず、通常の方法ではポンプダウンができない |
追加工事が必要になるケースはさまざまです。工事をご依頼いただく際には、実際に専門員にてご自宅の状況を確認してから、作業にかかる時間を見積もることとなります。
エアコンの型が特殊な場合
エアコンには様々な種類や型があり、エアコンの型が特殊な場合にも、通常より作業時間がかかることがあります。エアコンの種類が一般的な家電量販店で使われているものとは違うタイプであれば、取り外し方法が特殊になることも考えられるのです。
例えば、電気ではなくガスで動くガスエアコンを取り外す場合や、冷房能力が5.0kw以上の大型エアコン、業務用エアコンの場合は小型のエアコンよりも取り外しに手間がかかることがあり、作業時間が伸びる可能性があります。
エアコン取り外しの費用については、別の記事で詳しく解説しています。興味のある方は併せてご参照ください。
雨天や強風など悪天候の場合
標準工事であれば、雨天や多少の風があっても取り外し自体は可能です。
しかし、晴天や曇りの日と比べて足元が悪いのは否めないため、作業効率が下がる可能性があります。悪天候の場合は、通常よりもエアコン取り外しに時間がかかることを想定した方が良いでしょう。
また、室外機の設置場所によっては、業者の判断で雨天の作業が中止になり、作業日が延期になることもあります。
エアコンの取り付けも行う場合
引越しによる移設などで、エアコン取り外しの後に取り付けも行う場合があります。
エアコン取付作業時間の目安は、作業内容によって異なります。
①標準工事の場合
標準工事の場合、エアコン取付作業にかかる時間の目安は1時間半(90分)~程度です。標準工事とは、エアコン取付に必要となる最低限の作業工程をまとめたパックのことを言います。
エアコン取付の標準工事の工程は、以下のようなものです。
- 配管パイプの穴あけ
- 室内機の設置
- 配管パイプの接続
- 室外機の設置
- エアパージ(真空引き)
- エアコン専用回路への接続
- アース端子への接続
- 試運転・動作確認
上記を基本として取付作業に伴う床の養生や設置作業が完了した後の清掃なども含めます。こういった作業を、1時間半程度で行うのです。
ただし、当日の状況次第で作業時間は変化しますので、当日はエアコン1台の設置であれば2時間程度は余裕を見ておいた方が良いでしょう。
②オプション工事の場合
標準工事の範囲では取付作業が完了しない場合、オプション工事が必要です。オプション工事の内容は様々あるため状況によって作業時間が異なりますが、おおむね2時間以上、場合によっては丸1日かかってしまうことも想定しなければなりません。
オプション工事における作業工程には、以下のようなものがあります。
- エアコン用コンセントの増設
- 配管延長
- 配管の隠蔽工事
上記のようなオプションが多数用意されており、一つのオプション増によって30分~1時間程度の作業時間延長があると考えておくと良いでしょう。
また、当日の状況やトラブルなどによっても作業時間は変化する可能性がありますので、エアコンの設置作業は時間に余裕がある日に依頼・実施するようにしましょう。取付作業をするスタッフの技術によっても、作業時間は変化します。
エアコンのルーバーの取り外し方を紹介【しならせるだけで簡単】
エアコンの掃除や部品交換でエアコンのルーバーを外したい時がありますよね。しかし、エアコンのルーバーはフィルターなどと比べると馴染みがないため、具体的な外し方が分からない人も案外多いと思います。
そこで、本項ではエアコンのルーバーを取り外す方法をご紹介します。
エアコンのルーバーの取り外し方
まず、前提として、エアコンの電源コンセントは作業前に、抜いておきましょう。作業中に誤作動を起こして故障したり、ケガにつながってしまっては大変です。また、誤作動だけでなくお子さんがリモコンを押してしまうことも、考えられるので、コンセントは外しておくことをおすすめします。
コンセントを抜いたら早速ルーバーの取り外しを行っていきますが、ルーバーは端から外そうとしても、なかなか外すことができません。これはルーバーがエアコンの稼働中に何度も動く部品であり、簡単に外れないように両端だけでなく、中央にも留め具が付いているためです。
そのため、ルーバーを外す際にはルーバーを手で開いて、中央のはめ込み部分の爪を外すことから始めます。その後は全体をしならせながら、左側を抜き取りましょう。ルーバーの右側は抜き取り角度が決まっているため、少しずつ動かしながら抜き取れる場所を探ってみてください。
ルーバーの抜き取りは工具を使わずに行えますが、力加減を間違えるとケガや故障につながるので、慎重に抜き取る必要があります。ルーバーが壊れてしまった場合は、業者に連絡したほうがいいでしょう。
ルーバーが複数ある場合でも、同様のやり方で取り外し可能です。ただし、もし少しやってみて「ちょっと取り外しはできそうにないかも…」と感じたら、無理はしないほうが無難です。
エアコンのルーバーの取り付け方
ルーバーの修理が済んだ、もしくは新しいルーバーを購入したら、今度はエアコンにルーバーを取り付けていきます。エアコンのフロント部分両端にルーバーをはめた後、中央の留め具に取り付けていきましょう。
外した時とは逆の手順なので、それほど複雑に考える必要はありません。ただし、ルーバーを取り付けた後にはエアコンの動作確認を行い、ルーバーの取り付けに問題がないかを確認することが大切です。
ルーバーの取り外し、取り付けを行った前後で、異常がないか確認しないで使い続ければ、最悪の場合故障につながってしまう可能性もあります。
「エアコンを起動した際にルーバーが開くか」「エアコンを止めた際にルーバーが閉まるか」などを確認してください。また、エアコンの動作音を聞いてみて、いつもと違いがないか確認することも大切です。
エアコンのルーバーは素人には扱いづらい
ルーバーはそれほど複雑な構造ではありませんが、先ほど紹介したように、フィルターに比べると馴染みのない部品です。慣れていない方が無理やり外そうとすると、壊れてしまう可能性もあります。
一般の方が触る場合には注意しましょう。ルーバーが壊れるだけでなく、エアコン内部を傷つけたり、自分自身がケガをしてはいけません。
エアコンのルーバーを触る際は業者に依頼すべき
ここまでご紹介した通り、ルーバーは一般の方でも取り外し、取り付けが可能な部品です。しかし無理に外そうとすると、他の部分まで壊す可能性があり、余計な修理費用がかかることもあります。
そのため、ルーバーの取り外しや交換を考えるのであれば、初めから業者に依頼してしまった方が、手間と費用を考慮するとお得なことも多いです。業者に依頼すれば、エアコンの構造について調べたり、時間を割いて危険な作業をする必要もありません。
弊社、街の修理屋さんではエアコンのルーバー交換の依頼もお受けしています。
エアコンの取り外しに困ったら業者に依頼しよう!
エアコンの室内機の取り外しは電気の資格などもいらないため、自分でおこなうこともできます。とはいえ、少しでも不安を感じるのであれば、専門業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼する方が自分で取り外すよりも安全で、スピーディに対処できるでしょう。
エアコンの取り外しにかかる時間は、お住いの住宅や環境、エアコンの型などによって大きく異なります。一般の方が最適な作業を判断し、安全に設置を行うのはやはり難しいため、エアコン取付の時間は業者にご確認いただくべきでしょう。
街の修理屋さんではエアコンの取り外しから移設を含む設置工事、点検修理を承っております。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。取り外し後の移設工事もできますので、エアコンに関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。エアコン取り外し工事は、税込み5,500円より受け承っております。
お見積り・ご相談も無料で対応しております。興味のある方はお電話やメールでお問い合わせくださいね。お待ちしております。
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