日立 エアコン(RAS-AJ25G)点検
「RAS-AJ25G」の施工実績有り!
お困り事・ご質問があれば実績のある弊社にご相談!
エアコンを使用していると、本体のタイマーランプが点滅することがあります。メーカーや機種によってエラーの内容が違いますが、タイマーランプが点滅している時は、エアコン本体に何らかの異常が発生している可能性が高いです。
多くの場合、不具合が原因で運転ができない状態ですので、そのまま使い続けることは難しいです。タイマーランプが点滅したら、ランプの点滅回数を確認した上で、専門業者に相談し、原因別に適切な対応をしてもらいましょう。
この記事では、日立のエアコン(RAS-AJ25G)の事例を元に、ルームエアコンのタイマーランプが点滅する理由や業者の点検・対処方法などを解説します。
エアコンのタイマーランプが点滅するので調査してほしい
本日のお客様は、ご使用中のルームエアコンのタイマーランプが点滅するとのことでご相談くださいました。
不具合があるのは、日立のエアコン(RAS-AJ25G)。2018年製と寿命にはまだ早く、購入して以来ランプ点滅をしたのは今回が初めてとのことです。
エアコンのタイマーランプは、通常点滅はしません。タイマーを設定している時に点灯し、通電を表示するためのものです。
タイマーランプが点滅する時は、故障している可能性があるため要注意。点滅回数によってエラー内容が異なり、「1回繰り返す場合は室外基板やコイル類、温度調整部品などの不具合」「2回繰り返す場合は強制冷房運転または室内基盤の不具合」というように原因を診断できます。
マイコンの誤作動の可能性がある
お客様のご自宅で調査しましたところ、きちんとフィルター掃除もされており、室内機や室外機の設置場所にも問題はありませんでした。
問題のタイマーランプですが、1回点滅しており、本体が故障している可能性も考えられます。しかし、プロの業者はいきなり修理を行うのではなく、故障以外の原因も当たってみます。
タイマーランプ点滅で非常に多いのが冷媒ガス漏れです。冷媒ガスが漏れてしまっていると、コンプレッサーが熱にさらされてしまい、タイマー点滅することがあります。
また、エアコンのような家電製品には、「マイコン」と呼ばれる電子部品が搭載されています。マイコンが誤作動することでもタイマーランプが点滅することがあるため、マイコンに誤作動がないかもチェックします。
今回の事例では、ガス漏れ検査や誤作動の解消を実施しました。
タイマー点滅するエアコンのガス漏れ・誤作動の確認方法
ここでは、日立のエアコン(RAS-AJ25G)の事例を元に、タイマー点滅するエアコンのガス漏れ検査や誤作動の確認方法をご紹介します。
エアコンのガス漏れ検査の手順
- ゲージマニホールドを接続する室外機の側面カバーを取り外すと、低圧側(太い配管)と高圧側(細い配管)の2つの配管があります。
- マニホールドのバルブを閉じ、目盛りが0になっていることを確認したら、低圧側のサービスポートとゲージマニホールドをチャージホースで接続します。この時にエアコンにガスが残っていれば、目盛りは0から動きます。
- エアコン運転時のガス圧は、低圧(冷房)が0.9MPa以上、高圧(暖房)が2.5MPa以上です。
エアコンの電源を入れてもう一度ガス圧を確認します。暖房運転での高圧が2.5MPaを上回っていたため、問題ないことが分かりました。
マイコンが誤作動した時の対処方法
マイコンの誤作動が考えられる時は、次の手順で対処してください。
電源プラグをコンセントから抜き、しばらく放置します。数分後、再び電源プラグをコンセントに差して、リモコンでエアコンの電源をONにします。放置している間にマイコンが正常に戻れば、タイマーランプの点滅はなくなるでしょう。
しばらくエアコンの運転を続け、タイマーランプ点滅やリモコンのエラーコード表示がなければ問題なく使用できます。
今回の事例では、エアコンを上記の手順で再起動させることでタイマー点滅は解消されました。
日立ルームエアコン「RAS-AJ25G」の機能と特徴
日立のルームエアコン・白くまくんAJシリーズの「RAS-AJ25G」の機能や特徴をご紹介します。
- 風速設定機能「自動」「選べる風速(4段階)」「急速パワフル」
- 室内機内部のカビ発生を抑制する「内部クリーン運転機能」
- タイマー予約運転機能「切タイマー」「入タイマー」
- リモコンが故障などで使えない時の「応急運転機能」
- 自分でお手入れができるフロントパネル
エアコンのタイマーランプが点滅した時の対処法は?
エアコンのタイマーランプが点滅した時の対処法を解説します。
マイコンの誤作動を解消する
エアコンのタイマーランプが点滅した時は、まずエアコンを再起動させて、マイコンの誤作動を解消します。マイコンの誤作動が原因であれば、タイマーランプの点滅はなくなるでしょう。
しかし、それ以外の箇所に原因がある場合、タイマーランプの点滅が消えない可能性があります。タイマー点滅は故障のサインですので、基本的には専門業者を呼んで点検や修理してもらう必要があります。
冷媒ガス漏れを確認する
ただし、冷媒ガス漏れの場合は、ガス充填を行うことで解決できます。タイマーランプが点滅した時は、次の手順でエアコンにガス漏れがないか確認しましょう。
1.エアコンの電源をOFFにする、またはコンセントを抜いて半日程度置く
2.電源をONにして、次の2つの項目をチェックする
「コンプレッサーが回っているがエアコンが効かない」「室外機の配管バルブに霜が付着している」
当てはまる場合はガス漏れの可能性があります。
エラーコード(診断コード)を確認する
メーカーや機種によっては、故障の原因をエラーコード(診断コード)で表示してくれる場合があります。エアコン本体に表示されることもあれば、リモコンの液晶部分に表示されることもあります。
リモコンで確認する場合、エアコン本体に向けてリモコンのお知らせボタンを押すと、エラーコードが表示されます。
詳細は製品ごとの取扱説明書でご確認ください。
エアコン故障が疑われる時は街の修理屋さんにご相談ください
今回は、日立のエアコン(RAS-AJ25G)の事例を元に、ルームエアコンのタイマーランプが点滅する理由や業者の点検・対処方法などを解説しました。
タイマーランプの点滅は、基本的に故障をお知らせするものです。マイコンの誤作動を解消する、もしくは冷媒ガス補充をすることで解決することもありますが、エアコン修理が必要なケースもございます。
冷媒ガス補充やエアコン修理は専門業者に任せましょう。
また、エアコンを長持ちさせるためには、定期的なお手入れが必要です。
ご自分でエアコン掃除をすることも大切ですし、年に1回はプロのエアコンクリーニングで内部の汚れを落とすことをおすすめします。
弊社『街の修理屋さん』では、冷媒ガス補充やエアコン修理、エアコンクリーニングなどさまざまなサービスをご提供しています。お困りの際はお気軽にお申し付けください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。