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ブレーカーの交換費用と相場について紹介!

ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。
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室内ブレーカーには、契約アンペア数以上の電流が流れてしまったときや、電流回路に異常が発生した際に電流を止め、安全を守るための役割があります。建物一つ一つにかならず設置されており、一般的な家庭であれば玄関や洗面所に設置されていることが多いのではないでしょうか。

そんなブレーカーは、実は1度付けたら放置していいものではなく、定期的なメンテナンスや交換が必要です。

「ブレーカーはいつ交換するべきなの?」
「ブレーカーを交換したいけれど、費用はいくらぐらいだろう?」

この記事では上記のような疑問を持っている人へ向けて、ブレーカー交換のタイミングや費用についてご紹介します。また、ブレーカーが故障する原因も解説しているので、「最近ブレーカーの調子が悪い」という方もぜひ参考にしてください。

【症状】ブレーカーの交換が必要な場合はどんな場合?

ブレーカーを交換するタイミングは主に2つあります。

ブレーカーの寿命が疑われる場合

一般的に、ブレーカーの寿命は10~13年程度と言われています。
10年でかならず壊れるというわけではありませんが、定期的にチェックしてみてくださいね。点検した際に、以下のような症状が見受けられた場合は要注意です。

  • 分電盤が熱っぽい・焦げ臭い
  • 分電盤から異音がする
  • 分電盤が変形や破損している
  • 家電に触れるとピリピリと痺れる気がする
  • 最近電気代が異常に上がった気がする

このような場合は速やかに専門業者に連絡し、詳しい検査や、必要であれば交換依頼を出すことをおすすめします。

ブレーカーは家庭内の電気に関わる安全を司っているため、劣化したまま放置しておくと思わぬ火災や感電事故に発展する可能性があるので気をつけましょう。

電力会社と契約するプラン(アンペア数)が変わったとき

家族の同居人数の増加や、電気の使いすぎで何度もブレーカーが落ちるなどの理由で契約アンペア数を増やすこともありますよね。反対に子どもがひとり暮らしを始め、実家で一緒に暮らす人数が減ったため契約アンペア数を減らす可能性もあります。

そのような場合、電気アンペア変更工事が必要になります
工事の際にブレーカーを一緒に交換することも可能なため、電力会社に相談してみるとよいでしょう。

停電かブレーカー故障かを確認する

停電かブレーカー故障か?

もし突然電気が消えた時、停電が起きたのかブレーカーが落ちただけなのか、判断に困ることもありますよね。ブレーカーのトラブルと決めつける前に、停電かどうかの確認をしておきましょう。

停電の確認

窓から外を確認し、自分の家だけが停電しているのか周囲一帯が停電しているのか確認しましょう。周辺の住宅も同じように停電している場合は、落雷などの天候による問題や電線が切れてしまったりなどの理由で電気が届いていないと考えられます。自宅内で復旧を待ちましょう。

イメージ写真

停電の対処

自分の家だけが停電している場合、まずブレーカーを確認しましょう。落ちているブレーカーにより、対処方法が変わります。

漏電ブレーカーが落ちている場合は、漏電が原因の可能性があります。

すぐにブレーカーを上げず、まずは漏電箇所の確認から始めましょう。

【費用】ブレーカーの交換にはいくら必要?

次に、ブレーカー交換にかかる費用についてご紹介します。
費用は依頼する業者によって上にも下にも変動するためあくまで目安ですが、交換時の参考にしてみてくださいね。

ブレーカー、分電盤の交換と追加費用

一口に「ブレーカー」と言っても、分電盤には3種類のブレーカーが設置されています。
各ブレーカーの修理費用相場を以下にまとめたのでご覧ください。

  • アンペアブレーカー:3,000~6,000円前後
  • 漏電ブレーカー:9,000~18,000円前後
  • 安全ブレーカー:4,000~6,000円前後

3つのブレーカーを含め、分電盤をまるごと交換する場合の費用相場はおよそ50,000~80,000円前後になります。

出張費や作業費、処分費など

ブレーカー交換には分電盤や各ブレーカーなどの部品代のほかに、業者の出張費や作業費なども必要になってきます。
一般的な相場費用はおよそ5,000~30,000円の範囲になりますが、業者やご自身の環境によって工事費は増減します。そのため依頼しようと考えている業者に確認したり、複数の業者に見積もりを出したりして、ご自身が納得できる条件の業者を探してみてください。

ブレーカーは自分で交換することができる?

前述のブレーカー本体の価格と、業者への依頼費を合わせると、だいたい10万円前後かかることがわかりました。いくらブレーカーが消耗品で、電気系統のなかでもっとも重要な部分とはいえ、高価ですよね。
そこで気になるのが、DIYやアンテナ工事のように自力で取り付けられるかどうか、という点ではないでしょうか。

電気工事の資格者でないと認められていない

ブレーカーの交換作業は、そのほかのDIYなどと違い、初心者が行うことはできません。
原則として「電気工事士」の資格保有者のみが、ブレーカー工事をしてもよいことになっています。知識や経験が不足した状態で、自力で取り付けようと思うと、感電事故や設備不良の原因となってしまいます。

また、万が一電気工事士の資格を持っていたとしても、自力でやる場合、電源が切れないため活線工事となります。常に電流が流れた状態での作業になるため、ゴム手袋をはじめ、さまざまな工具の準備が必要になるでしょう。

ブレーカーの故障原因

ブレーカーの故障原因

ブレーカーが故障する原因はいくつかあります。いくつかの要因が複合的に重なる場合もありますので、ひとつとは限りません。

ブレーカーの寿命

最初に紹介したとおりブレーカーの寿命は、およそ10~13年です。機種により多少前後しますが、メーカー推奨の耐用年数が15年を超える家庭用分電盤は極めて稀です。

一般的な家庭に取り付けられているブレーカーは15年以上使用することを想定していないと考えた方が良いでしょう。寿命を超えて使用しているブレーカーは漏電やショート、火災の原因にもなります。

寿命を超えている場合や、寿命が近い場合はブレーカーを交換しましょう。

古いブレーカー
古いブレーカー

漏電

漏電が原因でブレーカーが故障することもあります。ブレーカー内の配線で漏電が起きることもあります。電気代が異様に上がるなど、漏電の兆候が見えた時には早めに点検しましょう。

落雷

落雷が原因で、ブレーカーが故障することもあります。落雷の直後からうまく通電しない場合や、ブレーカーに不調をきたす場合は早めに点検しましょう。

落雷

何度もスイッチを上げ下げする

ブレーカーのテストボタンを何度も押したり、頻繁に安全ブレーカーやアンペアブレーカーを上げ下げしているとブレーカーが劣化します。どの電化製品にもいえることですが、オンオフを何度も切り替える行為はやめましょう

また、電力会社との契約電力の問題で頻繁にアンペアブレーカーが落ちることもあります。この場合は、普段の生活と家電を見直して、ライフスタイルに合った電力に変えましょう。

なお、アンペア数を契約変更するとブレーカー(分電盤)も交換しなければならないこともあります。

事例:古いブレーカーを「ZLGS63-40TL-30」に交換

ここからは、弊社で対応した「アンペア数変更工事」と「アンペアブレーカーの交換工事」を、河村電器産業・漏電ブレーカー「ZLGS63-40TL-30」への交換事例を参考に解説します。
※アンペア数変更工事とは・・・電気の容量変更工事で、アンペア数を変更するためにブレーカーの交換をするのみです。

アンペア数変更工事とブレーカー交換工事の手順

1.ブレーカーを落として停電させる

まず、絶縁手袋とドライバーを用意し、分電盤のカバーを取り外します。
次に、安全ブレーカー⇒漏電ブレーカー⇒アンペアブレーカーの順に落として停電させます。

家の外にあるメーターのカバーを外し、配線をネジを緩めて引き抜きます。

2.安全ブレーカーの配線を取り外す

アンペアブレーカーおよび安全ブレーカーの回路ごとにある配線をすべて取り外し、アンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカー、分電盤の固定枠をすべて取り外します。

※今回のように契約アンペア数を上げる場合、交換するアンペアブレーカーよりも少ないアンペアの漏電ブレーカーは使用できないため、交換が必要です。

3.単相三線式の幹線に張替える

30Aまで使用可能な単相二線式(引込線が2本)から、40A以上に対応した単相三線式(引込線が3本)に幹線張替えを行います。

電柱から建物内接続点までの幹線張替えは電力会社が行うため、我々専門業者は「接続点からメーターまで」「メーターから分電盤まで」の幹線張替えを行いました。

なるべく目立たないように配線しました。

4.新しいブレーカーを取り付ける

新しい分電盤枠と漏電ブレーカー「ZLGS63-40TL-30」、安全ブレーカーを壁に設置し、付属の端子を配線に圧着して漏電ブレーカーへの配線と安全ブレーカーの各回路への配線を接続します。

今回、外にあるメーターを従来のものから「スマートメーター」と呼ばれる新しいタイプのものに変更したため、アンペアブレーカーの設置は必要ありません。
※スマートメーターとは、デジタル式の電力メーターで、アンペアブレーカーの機能を備えているものです。

5.メーターに配線を接続する

ブレーカーを落としたまま、外のスマートメーターの配線を接続します。

この時、3本の線が当たらないように、中性線(白い線)から接続し、他の線はテーピングして絶縁させておきます。

最後に、逆の手順でブレーカーのスイッチを入れていきます。家電製品が問題なく動くようでしたら、作業は完了です。

ブレーカーの交換はプロに依頼しましょう!

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ブレーカー交換は有資格者のみが作業できますが、電気が流れたまま行う活線工事となるため、注意が必要です。そのため工業系出身で心得がある人でも、心配だったらプロに頼むことをおすすめします。

街の修理屋さんでは、ブレーカー交換作業もお受けしております。
基本作業費は税込み5,500円で、無料で行う目視調査のほか、有料オプションで測定器調査や分解調査も承っております。

まずは気になるブレーカーの状態や作業内容について、相談や見積もりからお試しください。万が一点検や交換が必要になった場合は、全国各地にある拠点からもっとも近いスタッフがすぐに駆けつけます。

ブレーカーの定期点検もお忘れなく!

また本記事でもお伝えしましたが、ブレーカーは家の電気系統の安全を守る大切な設備で、消耗品です。寿命を迎えてからでは、思わぬ事故の原因となってしまう可能性があるため、寿命を迎える前に定期的な検査を行われてみてはいかがでしょうか。

街の修理屋さんでは、点検調査も承っておりますので、心当たりのある方は気軽にご相談ください。

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