トコジラミ駆除にはコツがある!殺虫剤より強い虫に勝つ方法教えます
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気付かないうちに虫に刺されていることがあります。虫の種類が違っても刺された患部の症状は似ていることが多く、赤くなったりかゆくなったりします。
ただし、虫に刺された状況が下記のような場合は、トコジラミの可能性があるので注意してください。
- 寝ている間に刺されている
- 露出している皮膚に多い
トコジラミの被害は近年増加しており、人の衣服や荷物にくっ付いて移動するため、放っておくと生息範囲が拡大していきます。ですから、多くの人が出入りする宿泊施設などは特に注意が必要です。
海外の宿泊施設などでは、トコジラミを駆除するため休業が必要となる事例もあります。また、海外から日本への観光客が増えたことで、国内でもトコジラミの被害は確認されており、外出先から自宅まで持ち帰ってしまうことも考えられます。
トコジラミは繁殖力が強く、発生すると駆除が難しいこともあり、早い段階で対処することが重要です。そこで、トコジラミの生態や対策を確認しておきましょう。
この記事では、トコジラミを駆除する方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
トコジラミの特徴を知っておこう
まずは、トコジラミについて簡単に解説します。トコジラミは南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれますが、中国から来たわけではないので関係ありません。
その名前から『トコジラミ=床(とこ)にいるシラミ』と考えられがちですが、シラミではなくカメムシの仲間です。そのため、トコジラミに触れると嫌な臭いを発します。
では、トコジラミの主な特徴について見ていきましょう。
- 体長:5〜8mm程度
- 体型:楕円形で扁平(吸血すると丸く膨らむ)
- 色:赤〜茶褐色
- 寿命:1年程度(気温によって変化する)
- 翅(はね)は退化しているので飛べない
トコジラミは暗くて狭い場所を好むため、普段は部屋の中の隙間に隠れています。基本的に夜間に行動しますが、昼間でも暗い所では活動することがあります。
トコジラミが吸血するのは栄養を摂るためで、その多くはフンとして排出します。ちなみに、「トコジラミに刺されると2つの赤い痕跡が残る」と言われていますが、一晩に複数ヵ所を刺されることもあります。
トコジラミは、一生のうち200〜500個の卵を産みます。卵の特徴は下記の通りです。
- 乳白色
- 長円形
- 1.2mm程度の大きさ
卵が孵化してから成虫になるまで2〜7週間程度かかり、吸血の有無や温度などの環境で変化します。日本では冬の時期も暖房を使っているため、室内であれば1年中活動できます。
つまり、トコジラミを放っておくと繁殖していき、刺される回数も増えてしまいます。さらに、別の部屋へ移動することで生息範囲を拡大していきます。
トコジラミによる被害とは?
次に、トコジラミの被害について解説します。トコジラミは夜寝ている時に、体の露出している部分から吸血します。また、昼間でも暗い場所では活動し、お腹が空いていれば吸血することもあります。
トコジラミに刺された患部は、赤いブツブツや紅斑(こうはん:皮膚の表面が赤く変色する)が現れます。初めてトコジラミに刺された方は、抗体がないためアレルギー反応が起こらず、かゆくない場合があります。かゆみが現れた場合は、1〜2週間ほど続きます。
宿泊施設はトコジラミの被害を受けやすい
トコジラミが宿泊施設で発生した場合は、特に注意が必要です。被害が拡大しやすいため、駆除が難しくなるからです。被害が拡大しやすい理由は、主に下記の通りです。
- 部屋を行き来する際にくっ付いて移動する
- 宿泊者がトコジラミに刺されても把握しにくい
- 完全に駆除しないと繁殖が続く
トコジラミは洗濯をしても生きているため、寝具などを別の部屋に使ってしまうと生息範囲が拡大していきます。また、宿泊者がトコジラミに刺されても、宿泊施設のスタッフに知らせてくれなければ把握することができません。
ですから、気付いた時には被害が拡大しており、駆除するために休業が必要になることがあります。また、風評被害でホテルや旅館の営業に支障が出てくることも考えられます。
近年では国をまたいだ移動が増えたことにより、旅行者が宿泊する施設で、トコジラミが発生するというトラブルが増えています。
殺虫剤が効きにくいトコジラミもいる
日本でも、殺虫剤への抵抗性を持つトコジラミが確認されています。また、人体や環境などへの影響を考え、殺虫剤の毒性を弱めていることなども、被害が増加している原因と考えられています。
殺虫剤として使われることの多いピレスロイド系の薬剤に対して、抵抗性を持つトコジラミも確認されています。ちなみに、薬害抵抗性を持つ害虫には、成分の異なる殺虫剤を順番に使うことが効果的です。
トコジラミを駆除する方法
ここからは、トコジラミを駆除する方法について解説していきます。まずは、トコジラミを見つけるポイントについて覚えておきましょう。
トコジラミは基本的に昼間は行動せず、部屋の中の隙間に隠れています。
- 床
- 畳
- 壁
- 棚
- ベッド
など、部屋には隙間がたくさんあるため確認するだけでも大変ですが、注意深く見ていきましょう。
また、トコジラミのフンは、潜伏している付近で多く見られることがあります。黒褐色で2mm程度のシミのような汚れがたくさんある場合は、トコジラミのフンの可能性があるため注意しましょう。
トコジラミを発見したら、すぐに駆除してください。トコジラミを駆除する方法は、主に3種類あります。
- 殺虫剤を使う
- 加熱する
- 掃除機で吸い取る
では、それぞれの方法について簡単に解説します。
殺虫剤を使う
トコジラミに効く殺虫剤があるので、潜伏していそうな場所に噴射しましょう。トコジラミにおすすめの殺虫剤は、『アース製薬 トコジラミゴキブリアース』です。
この殺虫剤には、ピレスロイド系に抵抗性を持つトコジラミにも効果があるように、オキサジアゾール系の薬剤も使われています。有効成分を含んだマイクロパウダーが、トコジラミや通り道に付着することで駆除や予防の効果があります。
また、高い場所や狭い隙間でも噴射できるように、細長いノズルが付いているので使いやすいです。
加熱する
トコジラミのような虫は、加熱することで駆除できます。ただし、目安となる時間があり、少し熱を加えただけでは生き延びてしまいます。
温度 | 時間 |
50度 | 30分 |
60度 | 10分 |
100度 | 数秒 |
熱を加える方法としては、高温の蒸気を出すスチームクリーナーを使う方法がおすすめです。ただし、劣化や故障の可能性があるため、家具や電化製品には使えません。
また、衣服や寝具などの布類は、洗濯をした後に乾燥機にかける方法があります。できればコインランドリーなどの業務用乾燥機を使って、しっかり熱を加えると良いでしょう。
掃除機で吸い取る
トコジラミの潜伏場所がわかれば、掃除機で吸い取ってしまいましょう。成虫も卵もまとめて駆除することができます。ただ、トコジラミは掃除機の中で生きているので、ゴミを捨てる時はビニール袋に入れてしっかり縛ってください。
トコジラミは目に見える大きさなので、見つけてしまえば素人でも駆除することはできます。ただし、トコジラミの卵も合わせて駆除しないと発生を繰り返すため、完全に取り除く以外に予防する方法がありません。
また、虫刺されの原因がトコジラミではなくダニの可能性もあります。ダニについては別の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
トコジラミがいた場合は専門業者に駆除してもらおう
ここまで、トコジラミを駆除する方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
トコジラミは人の移動に合わせて、生息範囲を広げていきます。そのため、海外の方なども多く利用する宿泊施設などは、トコジラミが発生する可能性が高くなります。
自宅や外出先で寝ている間に虫に刺された場合は、トコジラミの可能性がないか確認しましょう。もし、トコジラミだとわかった場合は、生息範囲を広げる前に駆除することをおすすめします。
ただし、トコジラミは卵まで駆除しないと、繁殖を繰り返してしまいます。トコジラミの駆除で重要なポイントは、全ての成虫や卵を見つけ出すことです。
害虫駆除の専門業者であれば、豊富な知識と経験でトコジラミを駆除することができます。
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