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エアコンが結露してしまう原因は?対策と防止の裏ワザをプロが徹底解説!

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「エアコンをつけているのに、風に湿気が混じってる……」なんてことありませんか。
実はそれ、普段は見えないエアコンの内部で結露が生じているのかもしれません。放置していると、そのうち水漏れなどに発展してしまうこともあるんですよ。

エアコンの結露はカビの原因にもなり、カビが発生すると、吹出口からカビが含まれた風が吹き出すことになります。カビはアレルギーやぜんそくの原因になることもあるため、エアコンの結露を日ごろから対策していきたいものです。

そこで今回は、以下の内容について解説していきますね。

  • エアコンに結露が発生する原因
  • エアコンの結露対策の方法
  • エアコンの結露を放置するデメリット
  • 室内の湿度を下げる方法
  • 湿気の原因と対策方法

街の修理屋さんでは、全国の工事実績が15万件以上あります。国税庁や日本郵便など、有名企業からも依頼を受けた実績があります。記事の信頼性は、確保されていますよ。ぜひ参考にして、エアコンのトラブル解決に役立ててくださいね。

エアコンに結露がつく理由は…

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エアコンに結露がつく理由は、エアコンの仕組みにあります。

まず、エアコンは本体上部から湿気と熱のこもった空気を吸い込みます。室内の湿度が高い場合、この吸い込んだ空気にすでに大量の水分が含まれている状態です。

さらに、夏場であれば室外機から取り込む空気も高温多湿です。つまり、空気の循環の為に取り込む室内の空気も、冷風を送り出すために取り込む室外の空気も、どちらも大量の水分を含んだ熱い空気となります。

吸い込まれた高温多湿の空気は、熱交換器を通ることで冷やされた後送風ファンで室内へと送り出されます。そして、吹き出し口から涼しい風が生まれます。

この時エアコンの内部で空気が一気に冷やされるため、中で結露が生じます。

ここで生じた結露は、熱交換器の下にあるドレンパンに流れ、ドレンホースを通って外へ排出されます。

ドレンホースから排水される様子
ドレンホースから排水される様子

目には見えませんが、そもそも空気には常に水分が含まれています。

この空気の温度が高いほど、含まれる水分は多くなり、低くなると空気は水分を含んでいられなくなるため水分は水となり発生します。これが結露です。

空気の中に溶け込んでいた水分が、溶けきれなくなって出てきたと考えると分かり易いかもしれません。

このように、結露は自然発生するものですので完全に防ぐことは不可能です。

それでも通常使用よりも多くの結露が生じるときには、必ず原因があります。

結露の原因は?

エアコン内部にたくさんの結露が生じる原因は複数あります。

ひとつずつ解説します。

設定温度と室温の温度差

室温が高く、エアコンの設定温度は低い場合は結露が生じやすくなります。

例えば、室温が30度であるのに対し、設定温度が18度だった場合、その温度差は12度です。

エアコン内部での冷却時の温度差は大きくなり、結露が生じやすいだけでなくエアコンにも負荷がかかります。

リモコンと設定温度表示
リモコンと設定温度表示

部屋の湿気

元々空気には湿気が含まれています。けれど、部屋の空気が多湿の場合その水分もエアコンが吸い込んでしまうことになります。これにより、温度差で生じる結露が増えます。

エアコン内の湿気

エアコン内に取り込まれた空気と、ドレンパンに溜まる水分の蒸発によって、エアコン内は多湿の状態になります。これによりさらに結露が生じやすい環境になっています。

汚れとつまり

エアコンの部品が汚れていたり、ごみがつまっている状態ですと結露が生じやすくなります。例えば、本来結露を溜めるはずのドレンパンが汚れていると、溜まった水が排出されずに溜まり続けて、エアコン内部は多湿になります。水を排出するはずのドレンホースがつまっていたとしても、同じ現象が起こります。

傾きと配置

設置されたエアコンが傾いていると、ドレンパンの水がうまく排出されずに溜まってしまいます。水が溜まれば中は多湿になるため結露が生じます。

また、家具の配置などによって、エアコンから排出された冷たい空気が吹き出し口に直接あたっている場合も結露が生じやすい環境です。吹き出し口付近の空気が過剰に冷える為、飽和した水分が吹き出し口につき結露となるためです。

断熱材が裂けている

テープが剥がれ、断熱材が破損した状態の配管
テープが剥がれ、断熱材が破損した状態の配管

なんらかの理由で断熱材が裂けてしまっていることもあります。その場合も結露の原因となります。この断熱材の修繕ですが、ホームセンターなどで材料を購入して修繕することもできます。

「何を買ってどう対処したら良いのか分からない……」という方は、業者に依頼することも可能です。

結露が何を起こすの?

「でも結露はただの水だし、気にしなくても良いんじゃない?」と考える方も多くいらっしゃいます。けれど油断は禁物です。

エアコンに結露がつくことで

  • エアコン内部にカビが繁殖する
  • 壁紙など部屋中にカビが生えてしまう
  • 水漏れの原因になる

こういったトラブルが発生します。

結露が原因で壁紙にカビが生えたり、室内の本や洋服、ベッドや布団にカビが生えてしまうと大変ですよね。

結露の対策

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普通にエアコンを使用していると自然発生する結露ですが、いくつかの対策方法があります。結露対策を実践するだけでも、結露の発生を緩やかにできる可能性があるため、日ごろから意識して取り組んでいきましょう。

それぞれの原因と対処方法を解説していきますね。

設定温度を上げる

結露の原因のひとつは、外気温や室温と設定温度との間に差があることです。そのため、

『外気温が高いとき』=『エアコンの設定温度も下げすぎない』

という方法をとれば温度差は少ない状態になります。

しかし、「外が35度だからエアコンも30度に設定するべきだろうけど……30度はちょっと暑いなぁ」なんてことになってしまえば、エアコンを稼働させる意味が薄れてしまいます。

そんな時は、設定温度を5度ずつ下げると良いでしょう。

例えば、外気温が35度の場合

  1. まず設定温度を30度にする
  2. 室温が30度まで下がった後、設定温度を25度に変更する
  3. 快適な温度へ下がったら送風運転に切り替える

といった方法ですと、室温と設定温度の差が5度以内に保たれますのでエアコンへの負担は減ります。

換気を行う

特に冬場や、気温が下がり始めた夕方から夜に効果的です。

夏場は、昼間の日差しで空気が温まり室温が上がってしまいます。窓を開けて部屋の空気を入れ替えることで、室温と湿度を下げます。

そして、換気後にエアコンをつけることで、冷房効率を上げてエアコン内部に発生する結露を減らします。

なお、真夏の昼間のように外気が高温多湿の場合は、窓を開けることで余計に湿気を部屋に取り込む可能性もありますのでご注意ください。

室内の空気よりも外気の方が高温多湿だと感じた場合は、窓だけではなくドアも開けてください。そして、扇風機などを用いて家全体を空気が流れるように換気すると良いでしょう。

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状況によっては、ドアや窓を開けることは難しい場合もあるかと思います。

  • 窓を開けられない部屋
  • 窓の無い部屋
  • 現在窓が開かない部屋

このような場合は、10分程度エアコンで送風運転することで、部屋の空気を循環させることができます。この時、部屋のドアを開けて、室外に空気が出てくように流れを作ると良いです。

他の部屋に窓がある場合は、そこから換気できるようにする方法もあります。

風量を上げる

エアコン内部に溜まった湿気は、風量を上げることで吹き飛ばすと同時に冷却を抑えることができます。

設定温度に対して風量が弱い場合、より多く冷却させることで室温を下げようとします。そのため、エアコン内部での結露が増える原因となります。

エアコンをつけた際に

  • 最大風量に設定し、室温が下がったら適度な風量に変更
  • 風量は『自動』に設定

上記どちらかの設定にすることで結露の抑止になります。

エアコン内部の掃除

エアコンのフィルターがホコリで汚れ、つまってしまうと風量が弱まり結露の原因になります。

ドレンパンという、内部で発生した結露を集める部品が汚れていると、溜まった水が排出されずに結露や水漏れの原因になります。

このように、内部パーツが汚れた状態ですと結露の原因になります。対処方法は、分解して掃除することです。フィルターは、6月~9月のよく使用する時期であれば2~3週間に1度は掃除をすると良いでしょう。

フィルターよりも奥の部品(アルミフィンなど)を掃除するには、専用の道具や技術が必要となります。エアコンクリーニングの専門業者に内部クリーニングを依頼するのがおすすめです。すでにカビが発生している場合、クリーニングしないと綺麗に除去するのが難しい場合もあります。

冷気の流れ

吹き出し口から出た風が、家具などにあたって逆戻りして吹き出し口に当たっている状態は結露の原因になります。

エアコン内部から出て行く風と、跳ね返った風のダブルで冷やされると過剰冷却状態になります。結果、周囲よりもさらに空気が冷たくなる吹き出し口に結露が生じます。

対処方法としましては、家具の位置をずらすなど風が跳ね返らないようにすることです。また、風がきちんと部屋に行き渡るようになれば冷房効率もあがるため電気代の節約になります。

家具の位置に問題はなくとも、設置されたエアコンが傾いていることもあります。傾きによってドレンパンに溜まった水がうまく排出されなかったり、冷風が思うように行き渡らない状態が発生します。

この場合は、エアコンそのものを設置し直すことで改善されます。街の修理屋さんでも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

風向きの調整

エアコンの風向きを上向きに調整することで、冷たい空気が直接壁や天井に当たるのを避けることができます。風向きが下向きになっていると、吹出口や壁、天井に冷たい空気が長時間当たり続けてしまい、結露の原因になります。

エアコンのルーバーを見た時に、結露が付着しているようなら、風向きを上向きに設定してみてください。ルーバーの結露が気になるようであれば、結露防止テープを張ってみるのも一つの手です。

室内の断熱

室内の断熱を強化することで、室内と外気の温度差を縮めることができます。エアコンの結露は室内外の温度差によって生じるため、結露対策として断熱材の使用や窓の断熱対策などを検討してみてください。

断熱ガラスに交換する、断熱シートを貼るなど、窓の断熱性を高めるだけでも効果が期待できます。結露対策として特に推奨されているのが、二重窓です。二重窓はガラスとガラスの間に中空層があるため、室内と外気の温度差を和らげてくれます。

結露やカビが発生すると、家の壁や柱など構造物にも悪影響を及ぶすことがあります。大切な家を守るためにも、結露対策をしっかり行っていきましょう。

エアコンの結露を放置することで発生するデメリット

「少しくらいなら大丈夫だろう」と、エアコンの結露を放置しておくと、さまざまなデメリットが考えられます。多少面倒でも、上の項目でご紹介した結露対策からご自分に必要なものを選択して実践していただきたいです。エアコンの結露を放置すると、例えば次のようなデメリットが生じます。

カビや菌の繁殖

結露した水滴は湿度の高い場所に滞留し、カビや菌の繁殖を促進します。これらの微生物は健康に害を及ぼすことがあり、アレルギー症状を引き起こす原因となることもあります。

結露が原因でエアコンにカビが発生すると、素人の簡単な掃除では対処できず、業者にクリーニングを依頼しなければならなくなる可能性があります。アレルギー体質の方や小さなお子さん、高齢の方がいらっしゃるご家庭では、特に注意が必要です。

室内の汚れや変色

結露した水滴が壁や床に付着すると、汚れや変色の原因となることがあります。特に、壁紙や木材には結露によるダメージが見られやすいので気を付けなければなりません。

窓の近くにエアコンが設置してある場合は、カーテンが濡れたり汚れたりする可能性もあります。結露が原因でカーテンにカビが生えると、洗濯してもなかなか取れず、カーテンにダメージを与えることがあります。

壁や床の損傷

結露によって壁や床が濡れた状態が長期間続くと、構造材や建材の劣化や腐食が進行する可能性があります。壁紙が剥がれるだけなら見栄えが悪くなるだけですが、酷くなると内側の下地にまで影響するケースもあるため、軽視できません。

室内の快適性の低下

結露が多く発生すると、室内の湿度が高まり、快適性が低下する可能性があります。特に夏季や梅雨時など、湿気の多い時期に問題が顕著になる傾向にあります。結露の影響で湿度が高いと、夜間にエアコンが切れた時などに寝苦しく感じるかもしれません。

また、結露でカビが発生すると、イヤな臭いが気になることもあります。部屋の中が湿気臭い、エアコンをつけるたびに臭いがする、などのトラブルの原因にもなりかねません。

電気機器への影響

結露した水滴が電気機器や配線に付着すると、故障の原因となることがあります。電気部品と水は相性が悪いため、結露対策が不十分な場合は故障リスクが高まります。

結露の水滴が直接電化製品に触れずとも、室内に湿気が溜まることで間接的に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。空気中の見えない水分が電化製品の内部に浸入すると、部品の劣化やショートを引き起こす場合があります。

コンセントにホコリが溜まっている場合などは、湿気によりトラッキング現象を起こすこともあります。トラッキング現象とは、プラグの刃の間に電流が流れて火花放電が生じることです。発火の原因にもなるため、コンセントのある部屋では結露対策が不可欠といえるでしょう。

室内の湿度を下げるには

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湿度を下げることで、エアコン内の結露の発生も抑える事ができます。

また、湿度が20%下がると体感温度は4度変わるとも言われていることから、室内の湿度が下がれば同じ温度でも快適になることは明白です。

では、湿度を下げる方法について解説していきます。

空気を循環させる

エアコンの送風運転にて空気を循環させることも可能ですが、他にも方法があります。

・扇風機で風を送る

・サーキュレーターを最大風速で回す

エアコンと比べパワーは弱く感じるかもしれませんが、部屋全体の空気が動くように設置し動かすことで空気が循環します。

また、サーキュレーターや扇風機の風が当たる位置に凍らせたペットボトルを設置すると、流れる空気が冷えますので体感的に心地良い風になります。

さらに、ペットボトル周辺の空気が急速に冷えるため、ペットボトルに結露が生じます。空気中の水分がエアコンではなくペットボトルの周りで結露となるため除湿効果もあります。

小物を使用した除湿

除湿効果のあるものを部屋に置くことで、電気を使わずに除湿する方法もあります。

除湿剤

まず、除湿剤はどれだけ水分を吸収したか分かり易いため、見ていて楽しい面もあります。

特にクローゼットや押し入れなど、普段気にかけることが少ない場所で活躍します。

竹炭

竹炭をかわいらしい形に加工したインテリア雑貨は、置くだけで除湿と消臭が可能になります。すでに結露や湿気でカビのニオイが発生している場合など、炭で作られた除湿インテリア雑貨は一石二鳥の効果があります。

丸めた新聞紙や段ボール箱などの紙製品

紙は水分を吸う性質がありますので、丸めた新聞紙や段ボール箱は置くだけで除湿効果があります。ある程度水分を吸い取った後は処分も簡単である点も便利です。

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重曹

重曹は、底の浅い小皿などに広げて部屋に置いておくと空気中の水分を吸い取ります。

最初はサラサラとした粉状の重曹が、水分を含むとコロコロとした塊になるため、交換タイミングも分かり易いでしょう。こちらも炭と同様、消臭効果があります。

塩(盛り塩)

塩も空気中の水分を吸い取る効果があります。縁起担ぎやお清めとして玄関先などに置かれる『盛り塩』は、部屋の除湿にも効果があります。

上記の除湿用品は、ドラッグストアやスーパーなどの身近なお店でも、インターネット通販でも購入可能です。ライフスタイルや好みに合わせて取捨選択いただくと良いでしょう。

湿気の原因と対策

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様々な除湿方法を試したものの湿度に変化がない場合、室内が湿気を発する状態である可能性があります。除湿を行うと同時に湿気が発生している場合、除湿効果は薄いかもしれません。

水が入った容器

フローティングキャンドルを浮かべるための水を入れた鉢やボウル、水の入ったコップなどを部屋に置いている場合は、使用後すぐに片付けると良いでしょう。

他にも、水槽やトイレのタンクなども水の入った容器です。とはいえ、これらは中身の水を処分することはできません。可能であればフタをしておくなどの簡単な対策を取りましょう。

また、調理を行う台所や風呂場も日々高温多湿になります。水が入った容器はなるべく放置しておかないようにしましょう。

これらの、除湿が難しい場所につきましては換気扇をこまめに回して、空気を循環させる方法があります。

換気扇
換気扇

何をしても効果が無い……

室内の湿度を下げ、空気が循環するように工夫し、室外機やドレンホース、配管も確認してエアコンの中も外も掃除をしたものの結露が改善しない場合です。

微量の結露であれば、窓に貼るために販売されている結露防止テープを吹き出し口に貼り付けることで水滴の落下を防ぐことができます。ただし、テープで対応する方法は根本的な解決ではありません。

見える範囲に異常が見当たらない場合の動作不良は、エアコン内部の不具合であることも考えられます。こうした不具合は、プロの業者に相談することですぐに解決することも多い内容です。街の修理屋さんや、エアコンの購入店舗へご相談されることをおすすめします。

また、エアコンの結露は簡単な掃除だけでは解決しない場合があります。設置から何年も経つエアコンは内部クリーニングを検討しましょう。プロのクリーニングであれば、ホコリやカビなども除去することが可能です。

街の修理屋さんではエアコンの水漏れの点検もお受けしています。全国各地に多数の拠点があるため、ご連絡いただいた日にお近くの作業員が向かいます。年中無休で対応しておりますので、平日はお仕事が忙しい方も休日にご連絡が可能です。エアコンの水漏れ点検は、税込み5,500円より受け承っております。お見積り・ご相談も無料で対応しております。興味のある方はお電話やメールでお問い合わせくださいね。お待ちしております。

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