毛虫の駆除は殺虫剤?農薬?効果的な使い方と使い分けを解説します
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ちょうど今頃の季節、庭の木や家庭菜園などで毛虫を見かけるようになった人もいるのではないでしょうか。
4月〜6月頃、8月〜10月頃の年2回、毛虫の発生時期となります。
大量発生することもよくある毛虫。
できれば目にしたくないですし、ガーデニングや家庭菜園での天敵です。
この記事では、そんな毛虫の種類から効果的な駆除の方法をご紹介します。
毛虫とは?
毛虫とは、蝶や蛾の幼虫で、体に毛が生えているものを指します。
毛の生えていない(少ない)ものをイモ虫と呼びます。
毛虫もイモ虫も嫌われがちですが、特に毛虫は人を刺す事で恐れられています。
ですが、蝶や蛾の幼虫でいわゆる毛虫は全体の20%。
更にそのうち人を刺す種類はわずか約2%にとどまるのです。
では、刺す毛虫・刺さない毛虫にはどのような種類がいるのでしょうか。
発生植物と一緒に紹介します。
刺す毛虫
・チャドクガ
椿、サザンカ、茶
・ドクガ
桜、梅、ばら、柿など多くの樹木・草花
・イラガ
桜、梅、けやき、柿など多くの樹木
・クロシタアオイラガ
桜、梅、けやき、かなど多くの樹木
・マツカレハ
アカマツ、クロマツ、ヒマラヤシーダなどマツ類
これらの毛虫は毒を持っており、皮疹や痒み、痛みを伴いますので注意が必要です。
刺さない毛虫
・マイマイガ
桜、クヌギ、栗、ニレなど
・アメリカシロヒトリ
桜、柳、柿、プラタナスなど
・クスサン
栗、クヌギ、コナラ、イチョウなど
・オビカレハ
桜、梅、桃、柳など
毛虫の駆除は殺虫剤?農薬?
まずは卵のうちに駆除できると楽ですよね。
毛虫が動き回ると、毒針毛が広がりやすくなってしまうので、冬の落葉期に葉っぱの裏などを定期的にチェックします。
卵を見つけたら熱湯にかけて処理します。
これならすぐに簡単に出来ますね。
ただし、熱湯を使う場合は、『丈夫な樹木の一部の枝葉のみ』に使用します。
幼い木、弱った木にかけると、枯れる原因になります。
丈夫であっても、広範囲に熱湯をかけると枯れてしまいますので注意してください。
また、毛虫の発生を防ぐために、予め薬剤を使うのも効果的でおすすめです。
葉や根元の土に薬剤を撒いておくと、卵からかえっても薬剤を食べた毛虫は死んでしまいます。
殺虫剤・駆除剤
毛虫の駆除で最も手っ取り早いのが殺虫剤を使用することです。
花や葉など手の届く範囲や小規模のガーデニング、観葉植物などに発生した毛虫の駆除に向いています。
農薬
農薬とは農作物など、人が育てている植物に発生する害虫や病気を退治するために使われる薬剤のことを言います。
野菜などの食品や、畑など広範囲にわたる場合に農薬を使うのがおすすめです。
木酢液などの無農薬
木酢液とは、気を焼いた煙を冷やして液体にしたものです。
木酢液からは多くの昆虫や毛虫が苦手な匂いがします。
そのため、毛虫を寄せつけにくくする効果が期待できます。
殺虫剤や農薬を使う際の注意点は?
殺虫剤を使用するときは、薬が肌に付くのを防ぐため、ゴーグル、手袋などでしっかり装備してから行うのが大切です。
また、殺虫剤を使う際、毛虫が暴れて毒針毛が飛散すると、 風に舞って皮膚に付着する可能性もあり危険です。
毛虫の毒針毛はとても小さく、肌に付着すると炎症を起こす可能性もあるので、作業の際は注意が必要です。
食品に使えない殺虫剤もあるので、家庭菜園などで使う場合はよく確認してから使うようにします。
また、農薬を使用する際、残留農薬に注意する必要があります。
残留農薬と聞くと、農家での出来事を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし農家だけではなく、家庭でもどこでも起こるのです。
家庭菜園などで使う殺虫剤や農薬にも、農家が使う農薬と同じ成分が使われていることも多々あります。
農薬は、安全性を確保するために、一生涯の内に人間が摂取しても安全な量であるという指標が定められています。
更に全ての登録作物からの総摂取量が指標に収まるよう、残留許容量である農薬残留基準値を設定しています。
その設定されている農薬残留基準値に収まるよう、農薬の使用基準が決められているのです。
農薬の使用基準とは、 適用作物、総使用回数、使用量、濃度、使用時期(収穫前日数)などを指します。
私たちの健康に関わることですので、使用基準はよく確認してから使うことが重要です。
こんな場合はプロに駆除してもらおう
毛虫が発生する前に予防したり、自分で駆除できるようならそれが一番ですが、そうも行かない場合もあるでしょう。
- 毒を持った毛虫が発生してしまい、刺されるのではないかと不安
- 木の高いところに発生していて届かない
- とにかく毛虫が苦手で近づけない
- 大量に発生してしまって手が付けられない
このような場合は、自力での駆除は困難ですよね。また、無理に駆除を行おうとしても、怪我をしてしまうおそれがあります。
こんな時は、虫に慣れた害虫駆除業者に駆除を依頼するのが安心です。
『街の修理屋さん』では、毛虫の駆除を7,700円〜行っています。
お電話1本で依頼が可能で、お見積もりは無料です。
毛虫など害虫にお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。