ネズミ駆除は難しいって本当?飲食店を悩ますネズミ被害を徹底解説
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都会の夜は道路をネズミが走り回り、ゴミ捨て場ではネズミや虫が集まって生ごみをあさる……そんな光景に遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか?
一見かわいらしい顔立ちでも、家や店に近付いてきたり、ましてや侵入して増えてしまえば大惨事です。
そこで今回はネズミ駆除、それも特にネズミ被害に頭を抱える飲食店向けの駆除について解説しますね。まずはネズミの特徴からみていきましょう。
発生しやすいネズミ
日本国内で発生しやすいネズミは、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミです。
中でもクマネズミは飲食店などのお店に発生しやすい特徴があります。
それぞれの特徴は、下記記事をご参照ください。
特に発生しやすいのは冬場ですが、近年ネズミの数は増えており、街中を走り回る姿を見かけやすくなっています。
一時期は外出自粛により人通りが減ったことにより、ネズミがどこにでも現れるようになっていました。これは日本に限った話ではありません。それどころか、ネズミ以外の野生動物も民家周辺に現れる現象が各地で起きています。
エサを求めて徘徊するネズミが、住宅街だけでなく、簡単なネズミ対策しかしていなかった飲食店に入り込んでくることは想像に難くありません。
「今までは大丈夫だった」と思っても、再びネズミ駆除対策を見直しましょう。
ネズミの特徴
ネズミは非常に大きな前歯を持っており、木や建物の物をかじったり、食物を食べたりすることができます。また、ネズミは雑食性なため、穀物、種子、果物、昆虫などさまざまなものを食べます。
もちろん人が食べる物も狙われるため、食物を探し求めるために家屋や倉庫に侵入することがあります。また、多くのネズミは夜行性で、夜間に活発になります。そのため、人間が寝ている間や飲食店の閉店後、人がいない間に活動する点も厄介と言えるところですね・・
また、ネズミは繁殖力が非常に高く、一度に多数の子ネズミを産むことができるので、短期間で個体数が大量に増えることがあります。頭も良いのでトラップを仕掛けても学習されることも多く、被害や対策に悩む方も少なくないのです。
ネズミの被害
家の屋根裏など、自宅内にネズミが発生してしまうと「夜中でも頭上で走り回るネズミの騒音が原因で寝不足になった」ということもあります。
では、寝る場所ではない飲食店などのお店ではどのような被害があるのでしょうか?
ここでは主な被害について解説します。
漏電の原因
ネズミは常に歯が伸び続けるため、なんでも齧ります。
電源ケーブルや、壁の内側を走る電気のケーブルなども例外ではありません。
電化製品のケーブルを齧られてその電化製品が壊れてしまったり、漏電に繋がることもあります。
漏電は放置していると電気代がかさむだけでなく、トラッキング現象による火災の原因にもなります。
つまり、ネズミを放置することで漏電からの火災に発展することさえ考えられるのです。
風評被害
SNSが発展した昨今、お客様による口コミはお店の客足に大きく影響します。
良い話や魅力的な面が広まれば各地からお客様が集まり、逆に悪い話などのクレームが広がってしまえばお客様は来なくなります。
2019年夏には、渋谷のコンビニ店内をネズミが走り回る様子を映した映像がSNSで拡散されました。
話題となったコンビニは、その後ネズミ駆除などの対応を行っていたようですが後に閉店しました。
このネズミ騒動が原因とは限りません。元々移転計画などがあった可能性もあります。
しかし、もし営業を続けていても「ネズミが走ってたコンビニよりも、近くにある別のコンビニを使おう」と考えてしまう人は多いでしょう。特に渋谷などのお店が密集した地域では、お客様は少しでも気になる点を見つければ候補から除外してしまうものです。
お客様からしたら、沢山あるお店の中からわざわざ悪い面の見つかったお店を選ぶ理由などないからです。
「店内にネズミがいた」という事実は、人がお店を選ばなくなるには充分な理由になります。
ネズミが走るほど不衛生なお店に入りたくないという心理や、ネズミがいるということは掃除が行き届かず汚いのかという疑念、食べ物の鮮度が悪いのではないかという疑念が浮かんでしまいます。
また、飲食店ならネズミが上に乗ったり齧った食材を使った料理を出されるのではないかという不安のもとになります。ネズミはペストなどの病気の媒介ともなるので、見た瞬間に不安になってしまうのも仕方ないというものです。
商品を齧られる
飲食店などに発生するクマネズミは、動物の中でも頭の良い生き物です。
しかし、人間のように常識があるわけでも、倫理観やルールを考えるわけでもありません。
「これは売り物だから勝手に食べちゃいけない」なんてことは、ネズミは考えないのです。
そのため、高級食材だろうが大切な売り物だろうが、料理として出す予定の商品だろうが、お構いなしに食べてしまいます。
食べるわけではなく、ただ齧るだけということもあります。
勝手に食べられたり齧られたりして売り物にならなくなっても、ネズミにとっては関係ないのです。
ネズミに齧られた商品は、お客様に出すことなく廃棄するしかありません。
前述の通り、ネズミは病気の媒介者になるのです。齧った跡など、明らかにネズミが触ったと分かる痕跡があれば破棄した方が良いでしょう。
ネズミに齧られたことによる廃棄が増えれば、お店の運営にも影響が出ます。
商品に被害が出る前にネズミ対策を始めた方が良いでしょう。
家具や柱を齧られる
木製の家具や柱などは、ネズミが齧ることもあります。
ネズミは生きている限り歯が伸び続けるため、金属などの「ネズミの歯でも齧れないもの」以外は何でも齧るのです。
ネズミが齧った所為で家具の足がボロボロになり倒れてしまったり、柱を齧ることでお店の耐震や強度に影響を及ぼすこともあります。
1日ですぐにダメになるような被害ではありませんが、放置して良いものでもありません。
「少しくらいならいいか」と放置せず、齧られたと気づいた時にはすぐに対処しましょう。
食中毒の原因
飲食店にとって最も怖いのは、お店が原因で食中毒被害が発生してしまうことではないでしょうか。
ネズミが商品を齧っていたことに気付かずお客様に提供し、食中毒を引き起こしてしまえば、二度と営業できなくなってしまう可能性もあります。
ネズミは下水など不衛生な場所も徘徊します。そのため、体内や体の表面にはウイルスや菌、寄生虫などがついています。
特にネズミに寄生するサルモネラ属菌が原因で起こる中毒症状、ネズミの尿などが原因で起こるレプトスピラ症、ペスト菌によるペスト、ツツガムシ病などは最悪の場合死に至ります。食中毒による体調不良も大変な事態ですが、死者を出してしまえば償いきることもできません。こうした大きな事件に発展する前に、対策が必要になります。
ネズミの駆除方法
大切なお店や商品、お客様に被害が出る前にネズミは駆除したいですよね。
しかしネズミ駆除と言っても、どこから何をしたら良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?
実際、ネズミの駆除方法を簡単に調べると一軒家やアパートなどの自宅向けの対策が紹介されがちです。
そこで本記事では、飲食店などのお店向けのネズミ駆除の方法を紹介しますね。
なお、セルフ駆除よりも害獣駆除業者に依頼した方が確実に駆除ができます。
見落としてしまいがちなラットサインも、専門業者はきちんと見つけることができるため確実な駆除を可能とします。
ここで紹介した駆除方法がうまくいかなかったときは、ためらわずに業者へ駆除依頼してくださいね。
侵入経路と通り道を見付ける
まずはネズミがどこから来るのか知る必要があります。
ネズミの齧ったあとや、フン、ホコリの溜まった場所なら小さな足跡なども見付けられるでしょう。
物音が聞こえていれば、音をたよりに探すこともできます。
侵入口を塞ぐ
まずはネズミがどこから来るのか知る必要があります。
ネズミの齧ったあとや、フン、ホコリの溜まった場所なら小さな足跡なども見付けられるでしょう。
物音が聞こえていれば、音をたよりに探すこともできます。
トラップを設置する
個人宅の場合は、ネズミの通り道を見付けたら殺鼠剤や忌避剤を散布したいところです。
しかし、飲食店の場合はあまり推奨できません。
なぜなら、殺鼠剤は成分の都合上ニオイが強く、忌避剤は基本的にネズミにとっての悪臭によって近寄らせないためのものだからです。
飲食店の場合、食材やお料理の香りは商品価値のひとつとなります。
その大切な香りを殺鼠剤や忌避剤によって邪魔しては意味がありません。
けれど粘着トラップなどを使用すれば、ニオイによる心配は減ります。
捕まえたネズミをすぐに処分すれば、ネズミ本体からニオイを発することもあまりないでしょう。
掃除と片付け
駆除というよりは予防になりますが、油汚れなどはすぐに掃除する・水分を残さない・生ごみなどはニオイが出ないように処理する、ということを徹底するだけでもネズミを減らすことはできるかもしれません。
大量発生してしまったあとでは効果が薄いですが、まだ被害が大きくないうちであれば「ネズミの餌になるものを置かない」を徹底するだけでも効果が見込めます。
常温保存が可能な食材であっても、ネズミの手が届く場所には置かず、密閉容器や冷蔵庫に仕舞いましょう。
ネズミを発生させないための予防対策
ネズミの出入りを防ぐには、通路を遮断することや、餌となる物をできるだけ置かないことが重要です。ここでは、ネズミを家庭や飲食店に発生させないための予防対策を紹介します。
食物・ゴミの管理
食品をしっかりと密閉した容器に保管し、残飯やこぼれた食べ物を片付けることで、ネズミの餌場を減少させます。また、出来るだけゴミが散乱しないように、ゴミ箱の蓋をきっちり閉めたり、袋を二重にしたりすることで、ネズミの誘引源を減少させます。
お店の清掃・整備
お店の中はしっかりと掃除して、食べこぼしなどの餌になる物がない状況をキープしましょう。とくに床やカウンターの下、家具の裏などに、食べカスやゴミが残らないように注意してくださいね。
また、お店周辺の植物を適切に手入れし、ネズミが隠れ家を作りにくい環境の整備も有効です。
侵入経路をなくす
外部からネズミが侵入する隙間や穴を塞ぐことで、侵入を防ぎます。排水管や換気扇、エアコンの配管など、屋内と屋外を結んでいる経路をすべてチェックしておきましょう。
もちろん、必要な配管は通さなければなりませんが、配管周りに隙間がある場合などは、コーキング材やセメント、網などを使って侵入経路をなくすようにしましょう。
確実なネズミ駆除は業者依頼
ネズミ駆除方法について述べましたが、これらはあくまで一時対処です。
1匹残らず確実に駆除したい場合は、業者に依頼した方が良いでしょう。
例えば、ネズミがいた痕跡であるラットサインは分かりやすいものばかりではありません。
ぱっと見では分からないようなわずかな痕跡もあります。
ネズミの侵入口にしても、1個であるとは限りません。せっかく塞いだのに、別の侵入口から出入りする可能性もあります。
業者に駆除を依頼した場合は、そうした問題から解消されます。
もちろん、街の修理屋さんでもネズミ駆除は承ります。
ネズミの調査も駆除も7,700円から、お見積もりは無料です。
大きな被害に発展する前に、ぜひともご相談ください。お電話メールのご連絡、お待ちしております。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。