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電気がつかない時の原因と対処方法を解説!漏電などの確認方法も教えます

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仕事を終えて夜間に帰宅したときに自室の電気や照明がつかなかったことはありませんか?

真っ暗な部屋のなかで明かりがつかなかったら、途方に暮れてしまうかもしれません。そんなイレギュラーな状況でも、最低限の対処法を知っているだけであわてずに落ち行いて行動できるものです。

電気がつかないときに考えられる原因と、確認する手順を紹介します。是非、覚えておいてください。

どうして電気や照明がつかないの?原因は?

ブレーカーが落ちてしまった

スイッチを操作して照明がつかないとき、まず確認するのは分電盤のブレーカーでしょう。ブレーカーには3種類あり左から「アンペアブレーカー」「漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)」「配線用しゃ断器(子ブレーカー)」と呼ばれます。これらのブレーカーのうちどれかが落ちてしまうと、当然、電気はつきません。

アンペアブレーカー

電気の使用量が電力会社と契約したアンペア数を越えると、このブレーカーが作動して使いすぎを防ぎます。電気メーターが最新のスマートメーターに更新されている場合は、アンペアブレーカーの機能はスマートメーターに内蔵されています。そのため、省略されることが多いです。(スマートメーターは、使いすぎでしゃ断されたあと数秒で自動的に復帰します。詳しくは下記関連記事をご参照ください)

漏電しゃ断器

家庭内の家電製品の故障などにより漏れでた電気を検知すると、このブレーカーが動作してそれ以上の漏電を防ぎます。漏電しゃ断器が落ちていたからといって、安易に復旧させるのは危険です。

配線用しゃ断器

ご自宅の部屋ごとに、エリアごとにわけて設置されています。電気の使いすぎや、使っていた家電製品の故障による内部でのショートなど、想定より大きな電流が流れると、個別に設置された配線用しゃ断器が落ちます。

地域一帯の停電

台風や落雷、事故などの影響により、地域全体が停電の可能性もあります。停電時はテレビは使用できないので、電池式のラジオや携帯端末などで状況を確認しましょう。街灯や信号機が消えていたら地域一帯の停電と考えられます。

漏電している

本来、電気が通ることのない部分に、電気が流れたり存在したりすることを漏電といいます。水が電気を通すので水まわりの家電、洗濯機などで漏電事故が多いです。

ひとつ例を挙げましょう。洗濯機の電源ケーブルが劣化し、電気が通る導体が露出することがあります。露出箇所に水が浸入することで新たに電気の通り道ができてしまいます。そこから洗濯機の金属製のボディに漏電すると、感電してしまいます。このときアースの処置がされていれば、漏れた電気はアース(大地)へと流れ、さらにアースへの漏電を検知すると漏電しゃ断器が作動して電気をしゃ断してくれます。一連のこの動作により、感電を防ぐことができます。

この場合は、アースの処置がされているなら漏電しゃ断器作動した状態になっているはずです。

照明器具の故障や寿命

白熱電球や蛍光灯、グローランプ(点灯管)の寿命も、もちろん疑われますが寿命の長いLED電球が普及したので、白熱電球が切れて明かりがつかないという状況は少なくなりました。同様に蛍光灯もLEDタイプのものが主流となっています。LEDタイプの蛍光灯は、グローランプ不要です。

LEDの照明器具を使っているなら、照明器具の故障が原因で明かりがつかないという可能性は少ないといえるでしょう。

電気がつかない、どこに問題があるの?確認方法と手順

手順1)同じ部屋の家電製品はついているか(照明だけがつかないのか)

電気(照明)がつかないとき最初に確認したいのは、その部屋の他の家電製品に電気が届いているか、ということです。Wi-Fi機器の作動ランプだったり、待機中のAV機器の電源ランプだったり、電力が供給されているはずの家電製品の状態を確認しましょう。家電製品に電力が供給されているのなら、その照明器具単体での不具合が考えられます。

手順2)となりの部屋の電気(照明)はつくのか

その部屋に電気がきていないと判断したなら、となり部屋も確認してみましょう。となりの部屋に電力が供給されているなら、最初の部屋の個別の配線用しゃ断器が落ちている可能性があります。電気の使いすぎ、もしくは家電製品の故障(内部でのショート)が考えられます。

となりの部屋にも電気がきていない、ご自宅全体に電力が供給されていないのであれば、アンペアブレーカー、漏電しゃ断器が落ちている可能性があります。

手順3)近隣の家の明かり、街灯は灯っているか

分電盤の中にあるアンペアブレーカー、漏電しゃ断器のどちらも作動していないなら、今度は近隣の状況を確認してみましょう。夜間であれば窓明かりで確認できそうです。お隣のお宅などご近所の明かりが灯っているなら、ご自分の自宅だけ、つまり単独の問題でしょう。ご近所さんや街灯の明かり、信号機が消えているのであれば、その地域一帯で停電が発生していると判断できそうです。

電気(照明)がつかない、その対処方は?

白熱電球や蛍光灯、グローランプを交換する

照明器具の不具合の場合、まずは寿命がきた消耗品を交換しましょう。LED電球、LEDタイプの蛍光灯であっても寿命は存在しますし、故障の可能性もあります。正常に点灯するほかの部屋のものと入れ替えて確認してみましょう。

天井面に直接取り付けるLEDのシーリングライト照明器具は、それ自体が故障している場合もあります。同様に正常に点灯するものと入れ替えて確認してみましょう。

となりの部屋の電気がついているなら、電気の使いすぎ

電気の使いすぎによりその部屋の配線用しゃ断器が落ちたのなら、不要な家電製品の使用をやめて電気の使用量を控えるようにしましょう。その他にも、省エネの製品に買い替えたり、ドライヤーを使うときは電気ストーブの電源を切る、など工夫することで配線用しゃ断器の許容値を越えない使い方もできるでしょう。

電気の使いすぎではないと判断できる場合は、その部屋で使っている家電製品のいずれかが故障して内部でショートしていたり、屋内配線に不良個所があると考えられます。ショートについて詳しくは、下記関連記事をご参照ください。

問題のある製品を特定するには、ささっているすべての家電や電化製品の電源プラグを一旦コンセントから外します。そのあと、再び一つずつコンセントにさしていきます。すると問題のある家電製品の電源プラグをさすとブレーカーが落ちることがあるので、内部でショートしているのがわかるのです。ただ、この方法は故意にショートした状況を作るので、推奨されません。問題のある家電製品を外見から特定できない場合は、必ず、専門知識のある業者さんに点検してもらいましょう。

近隣が停電していないなら、電気使いすぎ、もしくは漏電

近隣の停電がないのであれば、ご自身のご自宅のみの問題です。分電盤の中にあるのアンペアブレーカーと漏電しゃ断器の両方を確認しましょう。アンペアブレーカーが落ちているなら、電力会社との契約アンペアを越えて使用したからであり、電気の使いすぎが原因なので問題ありません。使用している家電製品の数を減らしましょう。

漏電しゃ断器が落ちている場合は、漏電や雷などの影響も考えられるので注意が必要です。この場合、まず配線用しゃ断器をすべてOFF(切)にします。過電流を検知して動作した漏電遮断器は完全にOFFとなっていないので、いちど下までレバーを下げて完全にOFFとしてから、上にあげてON(入)とします。続いて配線用しゃ断器をひとつずつONにします。このとき配線用しゃ断器をONにしたことで漏電しゃ断器が落ちるようであれば、その配線用しゃ断器の回路に漏電箇所があることになります。感電の危険があるので可能な範囲で確認してみましょう。

一時的に漏電が解消されていれば漏電しゃ断器をONにすることは可能ですが、再び漏電してブレーカーが落ちることはよくあることです。アースの接地が適切に処置されていたとしても、感電する危険性はまだ残っています。ご自身で解決しようとせずに、是非、専門の業者さんに漏電の点検を依頼しましょう。

まとめ

「たかが電気(照明)がつかないだけ」と安易に考えがちですが、実は漏電している可能性もあるのです。電気の使いすぎは使用する家電を減らせばすみますが、それ以外の理由でブレーカーが動作したなら、それはいろいろな要因が重なった深刻な状況なのかもしれません。ブレーカーが落ちた理由が不明なまま、ブレーカーをON(入)にして使い続けるのは感電や火災に発展することもあり、非常に危険です。

とくに漏電しゃ断器が作動したときは、漏電した場所と理由をつきとめ再び漏電しないように対処する必要があります。早めに専門の業者さんへ連絡するようにしてください。


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